リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年11月30日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):作業床取付け。作業時間は08:11-09:23。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

7月に実施した3号機格納容器内部調査で取得した映像について分析した結果、ペデスタル内壁を経由して敷設してある温度計ケーブル12本が途中で欠損していることが確認された。この12本のうち3本は実施計画で定めている運転上の制限(圧力容器底部温度)の監視に使用している温度計であり、これらを「故障」と判断した。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器(PCV)内部調査における一部の原子炉圧力容器(RPV)温度計ケーブル欠損について(PDF 1.35MB)
3本の温度計は以下の通り:
・RPV下部ヘッド温度(TE-2-3-69L1)
・RPV下部ヘッド温度(TE-2-3-69L2)
・RPV下部ヘッド温度(TE-2-3-69L3)
ケーブルの欠損は、事故時に圧力容器底部から落下してきた高温の溶融物によってケーブル(シースおよび素線が金属で構成されており融点は1,000℃以上)が溶断したためと推定(下記の映像解析の話も参照)
3号機圧力容器底部温度の監視に使用している温度計は、他にペデスタル外を通ってくるものが6本(1頁右図の黒線。緑線がペデスタル内壁を経由してくる12本の温度計)あり、これらは温度監視ができていると考える。また、事故後に格納容器内に設置した温度計、格納容器ガス管理システムのダストモニターや水素濃度・135Xe濃度等も含めて総合的に安定した冷却状態が維持されていることを確認しており,燃料デブリの冷却状態について確認できていると考えている。
圧力容器底部を監視している温度計(熱電対式)のグラフ(6頁)を見ると、今回故障と判断された温度計と監視できていると考える温度計でほぼ同じ温度を示している。事故の影響により格納容器内で温度計ケーブルの絶縁低下が確認されており、故障と判断された温度計では、絶縁低下箇所(格納容器内)での温度を計測していると考える(5頁)。監視できていると考える温度計についても、今度、温度計回路の抵抗測定、および、これまでの圧力容器・格納容器温度計測データを整理し、健全性について確認をおこなっていく。

地下水バイパス、10:04に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、12月1日の日報より)17:38に排水を停止。排水量は1920m3

サブドレン他水処理施設、11:06-14:24に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は491m3


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
10月の被曝線量の平均は0.31mSv、最大は9.71mSv(APD値)。

地下水バイパス揚水井(No.10)のサンプリング結果。28日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.2KB)
No.10のトリチウムは1800Bq/L。他の偶数番の揚水井は27日に採取して結果は昨日公表されている。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 80.6KB)
2015年11月12-16日と2017年10月2日-11月23日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 81.7KB)
27日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(26日採取)と集水タンクNo.2(24日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が790Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.40Bq/L。明日12月1日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。29日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.6KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第三段階)(PDF 4.82MB)
凍土遮水壁の効果については、これからの小雨季のデータをもとに、来年3月を目処に評価結果を出したいと考えている。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第48回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.44MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(18.1MB)
要員管理(8頁左)。10月の1日あたり作業員数は平均で5,150人(実績)。12月の想定は約5,290人。
インフルエンザ・ノロウイルス発生状況(8頁右)。26日までのインフルエンザ感染者は1人、ノロウイルスは2人。昨シーズン同時期ではインフルエンザ5人、ノロウイルス0人。
【資料3-1】汚染水対策(23.1MB)
凍土遮水壁の状況(通しで2頁)。維持管理運転の状況、対象ヘッダー管20のうち9でブライン循環停止中(17頁)。降雨と建屋流入量・くみ上げ量の推移(19頁)。4m盤地下水収支(24頁)、4m盤への移動量は10月で250m3と増加(台風による大雨の影響。10月1-19日では90m3)。10m盤地下水収支(26頁)、山側からの流入量は10月で1010m3(台風による大雨の影響。10月1-19日では520m3)。大雨時に建屋流入量が増加する要因として、通常時の建屋周辺からの地下水流入に加えて、建屋屋根破損部からの雨水流入、建屋周辺への降⾬浸透などによる地下⽔位の上昇に伴う流⼊(??)があると考える(21頁)。今年の台風時における汚染水発生量増加は去年よりも低減しており、サブドレン・フェーシング・凍土遮水壁等の重層的対策が効果を上げている(23頁)。
タンク建設進捗(31頁)。37頁にH2エリアとH4エリアの現況写真。
水バランスシミュレーション(38頁)
サブドレンピット水位計設定誤りにともなうLCO逸脱(41頁)9月28、29日参照。水位計設定誤りの経緯(50-55頁):震災前のサブドレンは孔底を一律O.P. -4.0mとしていたが、震災後は地盤沈下の大きさや砕石盛土の状況が場所により異なるために掘削深度が決まらず、発注時の仕様図書には「標準掘削長15m」のみ記載し、標高に関する指示がなかった。また、東電の⼯事関係者と施工会社がT.P.と新旧O.P.の取り扱いを承知していなかった、立会検査時に測量記録の確認をおこなわなかった、建屋外壁に表示された標高基準にT.P.と新旧O.P.が混在、などにより、最終的に新旧O.P.の取り違えが発生。水位計設定誤りに気づいた経緯(56頁)。問題点と対策(57-60頁):発電所内の標⾼の基準を「T.P.」に統⼀(旧図書のO.P.表記は標⾼情報として使⽤しない)、T.P.の取り扱いをマニュアル等に明記して社内外関係者で共有し恒久ルールとする、測量の記録を確認するためのチェックリストを⼯事監理に関わるマニュアルに追記、建屋⽔位管理に関わるデータの受け渡しについて標準フォーマットを作成、など。建屋地下たまり水の水位を下げていくときに、新旧O.P. を混同するのを避けるためにT.P.表記が導入されたはず(2015年7月21日参照)、まさに今回のようなことを防ぐのが目的だったと思うんですけれど、一体どういうことなのかしら?
2号機復⽔器ホットウェル天板下部貯留⽔の⽔抜き完了(81頁)。6-17日に水抜き作業を実施。20日にカメラで水抜き完了を確認。H/W天板下の貯留水量は約340m3。移送中の水の放射能濃度は137Csが約5.0×108Bq/L。3号機は12月から水抜き実施予定。
サブドレン他水処理施設の状況(85頁)。くみ上げ状況(87頁、至近1カ月の平均くみ上げ量約554m3/日)、稼働状況(88頁、8月3日よりL値T.P. 1800mm)、排水実績(89頁)、海側遮水壁のたわみ(90頁)、地下水ドレン稼働状況(91頁)、サブドレン稼働後の建屋流入量評価(93頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(95頁)。H4エリア周辺(96頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(99頁)。排水路(101頁)。海水(102頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(5.42MB)
1号機R/Bカバー解体作業の進捗(通しで4頁)。防風フェンス設置を10月31日より北側から順次進めている。オペフロのダスト濃度測定値(7頁)。
3号機燃料取出し用カバー等設置工事の進捗(8頁)。ドーム屋根を4日に5枚目まで設置完了(9頁)、燃料取扱機を12日に、クレーンを20日にガーダー上に設置完了した(10頁)。ドーム屋根設置(ステップ6・8)の作業概要(12頁)。燃料取扱機・クレーン設置(ステップ7)の作業概要(13頁)。現在、燃料取扱機・クレーンをオペフロ上に設置作業中、ドーム屋根8の設置を12月上旬に開始予定(14頁)。
1号機飛散防止剤散布実績と予定(20頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(23頁)
1号機R/Bカバー解体工事(24頁)
3号機燃料取出し用カバー設置工事(25頁)
使用済燃料等の保管状況(26頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(13.4MB)
2号機格納容器内部調査(通しで3頁)。前回調査(1-2月)で使用したテレスコピック式調査装置(ガイドパイプを通してカメラを送り込み映像を取得する)を改良してガイドパイプを延長(隔離弁からの長さが9.9m→11.4m)。ペデスタル入口のグレーチング脱落部からカメラを吊り下ろしてプラットホームの下を調査する。また、前回よりも奥までガイドパイプを挿入してプラットホーム上の状況を再調査する。1月下旬に実施予定。
3号機格納容器内部調査(10頁)。7月に実施した水中ROVによる調査で取得した映像について、画像処理による鮮明化および一致が想定される構造物との比較検討をおこなった。CRDハウジング近傍(12、13頁)、CRガイドチューブと推定される構造物(16、17頁)や、CRDハウジング支持金具に溶融物が固化したものが付着しているのを確認(13頁)。上方を見上げたアングルで水面の揺らぎ確認した(圧力容器底部の開口部から水面上に炉注水が滴っていると推定)が、その分布がペデスタル中央部だけでなく周辺部にも見られることから、圧力容器底部の開口部が中央部だけでなく周辺部にもある可能性がある(14、23、25頁)。プラットフォーム近傍(入口付近)でプラットフォームフレームの崩落を確認(18頁。左写真、画面左に伸びているはずのフレームが途中からない)。プラットフォーム近傍(ペデスタル周囲)にはプラットフォーム旋回レールおよび旋回レールブラケットが残存し、ブラケット上には堆積物がある(19頁)。プラットフォーム近傍(ペデスタル周辺)のペデスタル内壁面は、エポキシ系塗装のはがれや表⾯の荒れのようなものは⾒られるものの、⼤規模な破損・変形は確認されず(20頁)。ペデスタル内下部(21頁)には、砂状・⼩⽯状・塊状の堆積物を確認、作業員アクセス口は確認できなかったが近傍に堆積物を確認(燃料デブリのペデスタル外への流出は否定できない)。その他に、特定には至らなかったが確認された構造物として、制御棒落下速度リミッター(26頁)、上部タイプレート(持ち手が見える。ダミー燃料のものか。27頁)、CRガイドチューブと類似する円筒が複数(28、29頁)。また、ペデスタル内壁に沿ってはわせてある温度計ケーブルが欠損しているのを確認、落下してきた高温の溶融物が付着したためと推定(30頁。細い線が溶断したケーブル。付着物が見える。上記の温度計故障の項も参照)。今後、燃料デブリ取出しを進めるのに、「⼲渉物となる構造物の状態・位置」や「燃料デブリの性状・位置」の情報を取得し、取出し装置および先端治具の設計や取出し⼿順等を検討していくこととなる。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(691KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
【資料3-5】循環注水冷却(8.18MB)
2号機格納容器ガス管理システムのLCO逸脱(通しで3頁)。20日の件。8頁に、開いているべき弁(希ガスモニター出口弁)が閉じていたために締切りとなったラインの流量計グラフ(08:10の警報発生から弁を開くまでの間、流量が出ていない)。当日の状況(9、10頁):PCVガス管理設備制御盤⼆重化⼯事(制御盤をA/B系2⾯に分割し、電気・計装回路を⼆重化する)のためA系の停止操作(06:24-07:31)の後、担当の作業者(計33名)がPCVガス管理設備ハウス内に⼊室し、作業前の準備作業を実施していた。PCVガス管理設備は2号機T/B2階の施錠管理エリアに設置されており、当該弁は床⾯から約2m⾼さで容易には操作できない。聞き取り等によれば、事象発生時に当該弁の近くにいた作業者はいなかった。事象後、当該弁に「全閉」タグが付けられていたことを確認している(今年2017年3-6月の作業で付けられたもので、本来なら作業終了時に回収されているはず)。今後の予定(12頁):今のところ原因の特定には至らず。あやまって弁に触れた、あるいは、タグに合わせて弁閉操作した可能性があり、引き続き調査・検討していく。応急対策として、当該弁及び類似弁に注意喚起表⽰取付け/当該事象の関係者への周知を実施済み。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系ポンプ(B)停止(13頁)。27日の件。当日は、使用済燃料プール代替循環冷却装置の配管塗装作業を実施しており、当社監理員が作業員に重要設備に接触しないように周知していたが、位置検出スイッチ(19頁に写真と機構概略)に接触して閉信号が出た弁について具体的な指⽰はしていなかった。原因として、当該スイッチの物理的防護がなかった、配管塗装作業を重要設備の停⽌⼯程に合わせるべきだった、重要設備運転中の保全作業としていなかった(そのため、リミットスイッチへの接触厳禁ができなかった)(16頁)。2016年12月の使用済燃料プール2次系停止と3号機炉注水停止のヒューマンエラー対策(2016年12月16日参照)として現場操作スイッチ・弁・計器類に対しては物理的防護対策を実施したが、リミットスイッチは対策範囲としていなかった。また、重要設備の運転中には保全作業は原則実施しないこととしたが、当該作業を重要設備の保全作業に該当しないと考えて設備運転中に実施してしまった(17頁)。応急対策として、関係者に周知し、当該弁および類似弁に注意喚起表示。恒久対策として、物理的防護対策の範囲を見直し(12月中に選定および表示、3月までに物理防護)、重要設備の保全作業と判断できなかった要因を調べ対策を実施(12月中)(18頁)。
2、3号機給⽔系注⽔ライン改造に伴う炉心スプレー系単独注⽔の影響確認試験(通しで23頁)10月26日参照。2号機で10月31日-11月7日、3号機で11月14-21日に実施した。いずれも、原子炉の冷却状態に異常なかった。
【資料3-6】環境線量低減対策(9.27MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(6-15頁)、排水路(16-19頁)、海水(21-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
【資料3-7】労働環境改善(556KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
【資料4】福島第一原子力発電所 6号機非常用ディーゼル発電機(A)調速装置(ガバナー)の不具合について(1.89MB)
10月30日の件。11月2日参照。ガバナーを工場へ持出して調査を実施。その結果、ガバナーモーター端⼦台に取り付けている⾚リード線の圧着端⼦(腹側)と⻩リード線の圧着端⼦(背側)の接触箇所に短絡が発⽣し,ガバナーモーターの増側回路が動作しなかったものと推定(14頁)。再発防止対策として、短絡を避けるためにリード線の端⼦台への取付⽅法を具体的に定めた(15頁)。
(以下、口頭で)神戸製鋼所の製品検査データ改ざんが明らかになったが、構内で汚染水処理水の貯蔵に使用している溶接型タンクの一部で神戸製鋼所製のものを使用しており、これの安全性を確認するために神戸製鋼所の工場へ立ち入り調査をおこなった。品証データをチェックした結果、データ改ざん等の不正はなかったと結論。神戸製鋼所の製品は、この溶接型タンクの他に、燃料輸送用のキャスクと雑固体廃棄物焼却設備がある。

放射線データの概要 11月分(10月26日~11月29日)(PDF 1.33MB)
3号機燃料取出しに使用する燃料取扱機およびクレーンについて。

実施計画の変更認可申請(2016年10月18日)の一部補正を昨日29日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:大型機器除染設備の設置。



ニコ生
【2017年11月30日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月30日 - Twilog




0 件のコメント:

コメントを投稿