2017年9月12日（火）

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況について（日報）
会見資料の配信が昨日で終了したので、今日から、会見資料に代わって日報を掲載する。会見資料が日報に統合されたのにともなって、日報の内容もだいぶ変更された。

プラント関連パラメータ（PDF）　午前５時時点　午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況（PDF）12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績（PDF）：資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定：資機材整備。

2号機使用済燃料プール、冷却停止試験（8月18日参照）で代替循環冷却装置による冷却を8月21日より停止中。停止期間は9月下旬頃までの予定。停止時のプール水温は30.0℃。

3号機原子炉注水、給水系での単独注水試験として5日より給水系からの全量注水実施中（8月21日参照）。
（以下、14日追記）プラントパラメータ表を見ると、注水量は11:00時点で給水系1.4m³/h、炉心スプレー系1.5m³/hなので、この日に給水系全量注水は終了して元の注水量に戻したみたい。

会見資料の日報への統合にともない、汚染水処理関係設備の運用状況についての情報が資料に記載されなくなったので、多核種除去設備（既設・増設・高性能）のホット試験についての記載をやめます。

サブドレン他水処理施設、09:38に一時貯水タンクEから排水を開始。
（以下、13日の日報より）14:39に排水を停止。排水量は748m³。

その他

8日に作業者の鼻腔内部に汚染が確認された件。調査の結果、内部取り込みに至った原因は、作業後に全面マスクを外す際、放射性物質が付着した手で誤って顔面を触り、この放射性物質を取り込んだことによるものと推定。
上記の経路により放射性物質を取り込んだものとして、当該作業者の内部被曝（預託線量）を約0.01mSvと確定した。この評価値については、暫定値（8日参照）から変更なし。
福島第一原子力発電所協力企業作業員の内部取り込みについて(続報2)（報道関係各位一斉メール）

8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。10日（トリチウム）、11日（Cs、全β）採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF（8日採取）と集水タンクNo.3（6日採取）の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果（PDF 16.9KB）
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1000Bq/L。明日13日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果（2015年3月4日参照）。11日採取分の分析結果と8月25-31日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて（PDF 136KB）

実施計画の変更認可申請（6月30日提出と6月23日提出の2件）の一部補正を昨日11日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について（プレスリリース）
補正1：第三セシウム吸着装置の設置。
補正2：サブドレン他水処理施設の集水タンク、サンプルタンクの増設ならびにサブドレン集水設備移送配管の二重化に伴う変更。