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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年8月3日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 122KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、炉心スプレー系の配管工事の事前試験として、7月25日より給水系からの全量注水を実施していたのを昨日2日に元に戻した(現在、給水系と炉心スプレー系から1.5m3/hづつ注水している)。現在、影響を監視中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を7月17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布(作業予定時間:07:00-14:00)。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.5KB)(8月24日公開)
4号機T/B屋根面に降った雨水の排水先について、これまでの放水路から新設したルート(凍土遮水壁内の建屋周辺地面に散水浸透させ、近くのサブドレン設備でくみ上げる)に変更し、運用を開始。4m盤の地下水ドレン等の地下水くみ上げ量を低減するための対策。6月19日には2号機で実施している。3月17日参照。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:09に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、4日の会見資料より)17:45に排水を停止。排水量は1840m3

サブドレン他水処理施設、11:03に一時貯水タンクGから排水を開始。
(以下、4日の会見資料より)17:50に排水を停止。排水量は985m3

今日3日より、自転車(三輪車)を試験的に導入する。
福島第一原子力発電所構内における自転車の試験導入について(PDF 900KB)
35m盤の南東部ヤード(20km/h制限の道路が対象。40km/h制限の道路は乗車しての走行は不可。4頁に地図)で東電社員を対象に11月まで試験を実施。導入するのは転倒リスクの低い「三輪自転車」で、ノーパンクタイヤのもの(3頁に写真)。
防護装備の軽装化や道路の舗装の整備などが進んだので、さらなる作業環境改善のため、効率的な移動手段としての自転車の有効性を確認する。用途としては、タンクパトロール等の各種点検、現場監理、短距離の移動などを想定。
有効性が確認されれば、走行範囲の拡大(35m盤全域へ)、使用対象者の拡大(協力企業社員へ)、電動自転車の導入などを検討する。また、走行可能範囲を拡大をする場合は、自転車通行の安全性向上に関わる構内整備を進める。


その他


昨日2日18:31に、4号機R/B南西側に設置しているサブドレンピットNo.51で「サブドレンピット水位低低」警報が発生4日の会見資料では「4号 R/B 及び4号 Rw/B 水位偏差小」警報)。ピットに設置してある2つの水位計の指示値が約90秒の間に急激に低下していることを確認。水位計の指示値の変化は:
T.P. 1982mm→T.P. -222mm
T.P. 1959mm→T.P. -243mm
その際の、4号機R/Bたまり水水位はT.P. 769mm、4号機廃棄物処理建屋たまり水水位はT.P. 881mmで、サブドレン水位が建屋たまり水水位より低い状態となった。18:50にサブドレンポンプが停止していることを確認(水位低下にともない、ポンプは自動停止したと思われる)。サブドレン水位は次第に上昇し、18:54に建屋たまり水水位よりも高くなったことを確認。18:59に4号機R/Bと廃棄物処理建屋の周辺にあるサブドレンを手動で停止。7月13日以降、L値(これを下回るとサブドレンポンプが自動停止する)はT.P. 1900mmらしい。7月27日参照。
昨日の時点で、サブドレン水位の指示値低下が急激であること、周辺サブドレンの水位に変化がないことから、当該サブドレン水位計の計器故障と判断した。
今日3日に、当該サブドレン水位計の健全性を確認するために現場で実水位測定をおこなったところ、水位計の指示値と同等であることを確認し、水位計の故障の可能性が低いことが判明、実際に当該サブドレンの水位が低下した可能性が高いと判断した。
水位低下があった時間帯には、隣接するサブドレンNo.215でケーシング削孔工事をおこなっており、これが当該サブドレンの水位に影響した可能性があるが、因果関係は調査中。
水位低下後に当該サブドレンの水を分析した結果は134Cs、137CsともにND(<4.7Bq/Lおよび<4.8Bq/L)であり、直近の建屋からサブドレンへたまり水が漏えいした可能性はないと判断した(一時的にサブドレン水位が低下しても、建屋の外壁のすぐ外の地下水位はサブドレン水位よりも高いと考える。当該サブドレンは直近の建屋である4号機R/Bから約11mの距離がある)。
保安規定(特定原子力施設の保安第1編第26条「建屋に貯留する滞留水」)において、各建屋のたまり水水位が「各建屋近傍のサブドレン水の水位を超えないこと」を運転上の制限として定めている。今回の事象においては、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋のたまり水水位が当該サブドレンの水位を一時的に超えていた時間帯があり、その間(約23分間)運転上の制限を満足していない状態だったが、その後はサブドレンの水位が上昇し運転上の制限を満足した状態を継続している。
今回の事象のように、過去に運転上の制限を満足していなかったことを確認した場合において、確認した時点で運転上の制限を満足している状態、または適用されない状態であれば、保安規定で要求される措置(速やかに運転上の制限を満足できる状態に復旧するとともに、建屋近傍にあるサブドレン水の放射能濃度を測定すること)を実施する必要がないため、運転上の制限を満足していないと判断する必要はないこととなっている。このため、LCO逸脱と判断する必要はないといったんは判断した。
その後、他社事例も踏まえて社内関係者で協議したところ、昨日の事象は、過去に遡って「運転上の制限を満足していない」と判断すべき事象であったと判断し、今日3日19:48に「2017年8月2日午後6時31分から午後6時54分にかけて、特定原子力施設の保安第1編第26条「建屋に貯留する滞留水」において、各建屋の滞留水水位が「各建屋近傍のサブドレン水の水位を超えないこと」を満足していない」「午後6時54分の段階で運転上の制限を満足できる状態に復旧した」と判断した。
LCO逸脱において要求される処置として、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍にある他のサブドレン水の放射能濃度の測定を実施。その結果、至近の分析値と比べて有意な変動はなかった(分析結果は続報2に掲載)。
サブドレンNo.51はその後も停止している。
4号機原子炉建屋南西側サブドレンの一時的な水位低下について(報道関係各位一斉メール)
4号機原子炉建屋南西側サブドレンの一時的な水位低下について<続報>(報道関係各位一斉メール)
4号機原子炉建屋南西側サブドレンの一時的な水位低下について<続報2>(報道関係各位一斉メール)
会見の時点では一斉メールが出ておらず、口頭での説明となった。水位低下は昨日のことなのに資料も一切なくて、FACTAのミヤジマ記者が「隠そうとしているとしか思えない」と言ってたけど、大変にお粗末な対応。建屋たまり水水位とサブドレン水位の逆転なんて、今、一番問題になりそうなトラブルなのに、この鈍感さは一体なに?っていう感じ。サブドレン水位の制御性能にも関わることなので、きちんとフォローしてもらいたい。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(7月30日採取)と集水タンクNo.3(7月28日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が980Bq/L。明日4日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。2日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 74.6KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第二段階)(PDF 4.14MB)
7月31日に最後の見凍結箇所西③で補助工法を開始している。


ニコ生
【2017年8月3日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年08月03日 - Twilog




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