リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年2月20日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は09:38-13:36。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:30-14:00)。

3号機原子炉注水量の低減(11月24日、2月6日参照)、8日より実施中。元々の注水量4.5m3/hを8、15日に0.5m3/hずつ減らし、現在の注水量は約3.5m3/h。問題なければ、次の低減操作は22日の予定。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


マルチコプター「RISER」の適用性試験。
立体的な線量評価が可能なマルチコプター「RISER」の適用性試験について(PDF 442KB)
英国Createc社とBlue Bear社の共同開発によるマルチコプター「RISER」で、3次元的な線量評価をおこなうための適用試験を実施する。同機は、カメラと線量計(10mSv/hまで測定可)、センサー(LiDER(Light Detection and Ranging。例えば、https://ja.wikipedia.org/wiki/LIDAR、加速度センサー、ジャイロセンサー)を搭載し、空間における線量率の分布を3次元で計測する。さらに、Createc社のN-Visageシステムを使うことで、遮蔽効果を加味した詳細解析が可能。英国大使館が主催した技術情報提供の会において、情報提供を受け採用に至ったもの。
今日は、楢葉南小学校で飛行性能のテストを実施。明日より3号機逆洗弁ピット(構造の入り組んだところ)および3号機T/Bオペフロ(広い空間)で試験をおこなう。
N-Visageシステムを搭載したγカメラはすでに使っている。2014年1月24日、4月28日など参照。
Createc社のサイト:RISER with Blue Bear

協力企業棟の運用を20日より開始する。
協力企業棟の運用開始について(PDF 1.57MB)
新事務棟(2014年7月24日運用開始。2013年11月8日参照。新事務本館(2013年11月8日、2016年9月30日参照)が完成して、それまで東電が使用していた新事務棟(旧称暫定事務棟)を改修して協力企業の事務所とする計画だった。2016年9月29日参照)の改修工事が10日までに概ね終了し、当初の計画通り、20日より各企業が順次移転し、利用を開始する。改修前に運用していた食堂は、再開に向けて調整中。

16日に確認されたメガフロートのバラスト水の水位上昇の件。バラスト水の分析結果、90SrはND(< 0.599Bq/L)。トリチウムはND(< 80Bq/L)。17日参照。

1月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2017年1月)(PDF 469KB)
1-4号機R/Bからの放出は4.5×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが3.5×10-12Bq/cm3137Csが1.0×10-11Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00029mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.7KB)
8日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日21日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。19日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 221KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。9-15日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 280KB)

今日、規制委の第51回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
(第51回特定原子力施設監視・評価検討会)建屋滞留水処理の今後の進め方について(PDF 1.31MB)
今後の進め方(2頁)。建屋周辺地下水位(サブドレンでコントロールする)と建屋内たまり水水位の差を1m程度に保ちながら、たまり水水位を低下させていき、R/Bとの連通部より下がったところのたまり水を移送して床面を露出させる。最初に処理が完了するのは、もっとも床面レベルの高い1号機T/B。その後、順次処理を進め、最終的には1-3号機R/B以外の建屋(1-4号機T/BとRw/B、および、4号機R/B)で処理を完了する。完了予定は2020年度(資料の最後2頁に各建屋の処理ステップ)。処理を進めるにあたり、各建屋のポンプ設置やダスト抑制等を実施し、床面露出後に安定的にその状態を維持できることを確認して次工程に進めていく。たまり水中の放射性物質量の推移は7頁。
1号機T/Bたまり水処理後の状況(8頁)。床面露出後も、建屋壁面の配管貫通部等から雨水や地下水の流入は継続する。他の建屋からの流入はない(連通していないため)。 現在の1号機T/Bへの地下水他流入量(平均約1m3/h、最大5m3/h)に対してポンプの排水容量(約18m3/h)が十分なので、大量の流入水が床面に滞留することはない。 床面露出後、現場を調査し、安定的に排水できること等を確認するとともに、必要に応じて、流入箇所の止水やスラッジ除去・固着化等の措置を実施していく。
1号機T/Bのダスト抑制対策実績(10頁)
3号機R/Bたまり水のサンプリング結果(11頁)。HPCI室で事故直後のレベルの濃度を確認(134Csが6.8×107Bq/cm3137Csが4.3×108Bq/cm390Srが4.0×107Bq/cm3、2月7日採取)。
1-3号機復水器内貯留水サンプリング結果(11頁)
建屋の止水(13頁)。処理完了後の地下水等の流入は設置する移送ポンプで排水可能な見込み。建屋地下は線量が高く完全な止水は困難。地下水位低下による流入抑制を基本とし、可能な場所から止水を検討していく。排水した水はどうするんだろう。今まで同様の汚染水処理にのせるのかしら。
T/Bへのポンプ設置イメージ(16頁)
(第51回特定原子力施設監視・評価検討会)福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 燃料取り出し用カバー等設置工事について(PDF 7.75MB)
6方位線量測定結果のまとめ(10頁)。使用済燃料プール上の線量率が高いのは、プールに線源があるのではなく、プールゲート付近からの線量寄与が大きい(プール側から見える原子炉ウェルと遮へい体の隙間から抜けてくる放射線)と推定。12月22日には取り残しのガレキの影響という話だった。
ステップ2(移送容器支持架台設置)の作業概要(実績)(16頁)。11月28日実施。1班11人の1班、作業時間は60分、空間線量は0.05-30mSv/h。計画線量は17.18人mSv、実績は4.98人mSv、個人の最大被悪線量は0.70mSv。
ステップ3(ストッパー設置)の作業概要(実績)(18頁)。1月17日-2月末。6-12人/班で2班/日。作業時間は50-140分/班・日。空間線量率は0.2-8.4mSv/h。計画線量は0.90人mSv、実績は0.26人mSv(2月8日まで)、個人の最大被曝線量は1.45mSv/日。
ステップ4、5(FHMガーダー、作業床、走行レール設置)の作業概要(計画)(19頁)。計画線量は1.7人mSv。
(第51回特定原子力施設監視・評価検討会)2号機原子炉格納容器内部調査について(PDF 8.89MB)
調査結果(X6ペネ〜CRDレール)(4頁)。X-6ペネ内に想定通りCRD交換機のケーブルがあることを確認。ケーブル被覆(クロロプレンゴム)が消失していることから熱分解温度を考慮すると300℃を超えたと想定。
調査結果(ペデスタルないぶCRDハウジング近傍)(6頁)。写真にはっきり写っているU字型をしたケーブルはPIPケーブルで、ケーブル被覆はシリコン系のゴム、耐熱温度は200-300℃だが、溶けてはいない。X6ペネの中のケーブルは溶けてるのに、こっちは溶けてないんだ。
調査時の周辺環境(12頁)。X6ペネ近くでの線量率とダスト濃度。堆積物除去装置はチャンバーユニットのアクリル配管内に密閉保管している(2号機R/B1階南西コーナーに仮置き中)。アクリル配管表面の線量率は120mSv/h、養生後30cm離れて測定した線量率は15mSv。
画面ノイズによる線量評価について、松本さん自ら「±30%の誤差と言いながら有効数字2桁を出しているのがのもそも矛盾していた」ですって。あと、積算線量計による線量調査では、調査の時間が経過するにつれて装置の汚染が進み、雰囲気線量の測定が難しくなっている、とのこと。
プラットホームを支えているH鋼(フラットバーの付いているところや、スロット部の両側)が変形していないように見えること、格子の変形が確認できるグレーチングがあることから、プラットホームに落ちてきたものの温度はあまり高くないのではないか(グレーチングに落ちてきた物の温度が高ければ、落ちてきた物と同じ大きさの穴があいてその物は落下してしまうはず)。圧力容器の底部にたまった損傷燃料では、燃料の酸化物が溶融するより低い温度で共晶系の金属が溶融して、圧力容器にできたスキマからペデスタルに落下したのではないか(溶融した金属は粘性が低い)。グレーチングの損傷が中央から外れた周辺部に見られるのは、燃料の融点よりも低い温度で溶けた金属が原因ではないか。というような妄想推測が指摘されていた。酸化物である燃料より溶融金属の方が密度が低ければ、溶けた金属は燃料の上にたまって、圧力容器の一番低いところよりも高いところから外に出たりするのかしら。
燃料の溶融する温度については、2016年2月24日に関連のツイートを採録している。

実施計画の変更認可申請(1月5日提出)の一部補正を17日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:地下貯水槽の一部撤去(No.5(未使用)を撤去する)、ブルータンク(ブルータンクエリアA)とモバイル型ストロンチウム除去装置(A系統)の移設に関する記載の変更および地下水ドレンの運転管理に関する記載の適正化。



ニコ生
【2017年2月20日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2017.2.20(月)17時 ~




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