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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2016年3月31日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 132KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
12:00での1号機T/B地下たまり水水位はT.P. 1140mm。T/B地下階の床レベルがT.P. 442mm(2月25日の資料より)。

(10月1日追記)炉注水循環ループ短縮工事のため、炉注水の水源を高台のバッファタンクに切り替えていた(2月18日参照)のを、この日にCSTに戻したらしい。

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認。24日参照)。作業時間は07:59-14:10。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

凍土遮水壁、11:20に冷凍機の1台目を起動し、凍結運転を開始
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁の凍結運転開始について(PDF 544KB)
陸側遮水壁運転開始(1:07)(動画)
完成した陸側遮水壁の状況 ~設備の外観~(6:15)(動画)ニコ動での解説は13:09以降
凍結を開始したのは、第一段階のうちフェーズ1の凍結範囲(海側と山側の一部(北側・先行凍結箇所))。詳細は下記を参照。
凍土遮水壁の運用にあたっては、建屋内たまり水と建屋周辺の地下水位が逆転し、建屋内たまり水が漏えいすることがないように、安全第一にしっかりと水位管理をおこなっていく。また、運用状況を確認するため、第二段階・第三段階への移行に必要なデータを収集し、評価していく。
凍結運転開始にともない、これまで毎週木曜日に報告していた試験凍結の資料は先週で終了。今後は、運用の状況についての資料を用意する予定。
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁の凍結運転開始について(報道関係各位一斉メール)


その他


月末なので、作業者の被ばく線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
2月の外部被曝線量の最大値は12.02mSv、平均値は0.51mSv(APD値)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 14.2KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が930Bq/L。集水タンクの分析結果が付いていない。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 13.0KB)
29日19:00採取分(自動採水器による採取)
これまでの分析結果において、有意な変動が確認されていないこと(降雨の影響による数値の上昇を除く)、および、28日のK排水路の流路変更にともない当該排水路から直接港湾外に排水されなくなったことから、本事象に対する監視強化については、31日の採取分を以て終了し、今後、定例分析による監視を行っていく。28日参照。

地下貯水槽からの漏えい
(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月30日)(PDF)
30日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

実施計画の変更認可申請(2月4日提出)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可:モバイル型Sr除去装置、第2モバイル型Sr除去装置の運用停止及び付属機器の廃止/蒸発濃縮装置の付属機器の廃止/中低濃度タンク(J8・K3エリア)の新設/敷地境界線量評価の見直し/使用済Cs吸着塔一時保管施設(第3施設)漏えい検知器の設置。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第28回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.25MB)
1-3号機の状況(原子炉・格納容器内の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(7.80MB)
要員管理(8頁左)。2月の1日あたり作業員数は平均で6,720人(実績)。4月の想定は約6,390人。
インフルエンザ・ノロウィルスの発生状況(8頁右)。今シーズン27日までのインフルエンザ感染者数は331人、ノロウィルスは13人。
【資料3-1】汚染水対策(18.6MB)
凍土遮水壁閉合(第一段階)の開始(通しで19頁)。設備の全体概要(20頁)。施工の経緯(21頁)。閉合の進め方(22頁)。第一段階の実施工程(23頁)。第一段階フェーズ1とフェーズ2の閉合範囲(24、25頁)。
設備の施工に従事した作業者は延人数で約27万4000人、実人数で約2200人。作業者の被曝線量は合計で33900mSv、平均で15.3mSv/人。法定の被曝線量限度が50mSv/年の所、元請けの鹿島建設では8掛けで40mSv/年とし、これを超えないように38mSvを超過したら作業から外すという形で線量管理を実施。被曝線量がこの制限を超えて現場作業から外れた人はH26年度で18人、H27年度で3人(うち1人は、鹿島と下請けとの情報共有が不十分だったことから40mSv/年を超過してしまった。2月29日参照)。線量の高い1-4号機周辺で長期間の作業となるため、除染・フェーシング・遮蔽板の設置・遮蔽ベスト着用などの線量低減対策を実施した(例えば、2014年7月14日参照)4日に追加情報あり。
高温焼却炉建屋で工事中の配管から漏えい(35頁)。23日の件。詳細は4月25日を参照。漏えい発生当時に実施していた高温焼却炉建屋/プロセス主建屋のバイパス/地下浄化工事の概要(41、42頁)あり。
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(58頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、59頁)、地下水バイパス調査孔(63頁)、地下水バイパス揚水井(64頁)、排水路(65頁)、海水(66頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(7.52MB)
3号機R/Bオペフロ線量低減の状況(通しで14頁)。オペフロ除染は、新燃料貯蔵庫エリア(フタの撤去を計画)以外で3月7日までに完了。3月8-11日に線量率測定を実施(18頁に5m高さ、20頁に5m高さ(コリメートしたもの)の測定結果)。5m高さの最大値はシールドプラグ近くの136mSv(2015年7月時点では約220mSvだった)。この結果をもとに、有人作業エリアの線量率を評価中。今後、γカメラ撮影および個人線量計による6方位線量測定(24頁)を実施する。2015年10月に実施したγ線スペクトル測定でもオペフロ上の線源はオペフロ表面以外にあると推定しており(2015年11月26日参照)、今後は除染から遮蔽に移行する。遮蔽体は3種類(大型遮蔽体、補完遮蔽体、構台間遮蔽体。25頁)で、ほとんどはクレーンで遠隔操作で設置する。今後のスケジュールは16頁。
乾式キャスク仮保管設備で蓋間圧力異常警報(26頁)。7日の件。キャスク配置図と監視装置概要(28頁)。蓋間圧力の監視(29頁)。故障と判断された圧力増幅器(7日参照)を17日に交換、ループ試験を実施し指示に異常のないことを確認。「蓋間圧力異常」警報がクリアしたことを確認。
1・3号機飛散防止剤散布実績および予定(31頁)
1号機R/Bカバー解体工事(36頁)
3号機R/B上部除染・遮へい工事(37頁)
使用済燃料等の保管状況(38頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(1.83MB)
2号機X6ペネ周辺除染の状況(A2調査)(通しで3頁)。化学除染・表面検索を実施したが、目標(100mSv/h)まで到達せず、研削でダスト濃度上昇が発生したため、線量低減計画の再検討をしていた(1月28日参照)。床面汚染は50mm程度の深さまで浸透していると想定、床を50mm程度除去(この際に粉塵発生を抑制する)した後に、必要に応じて遮蔽の設置・床面のコンクリート埋めもどしを実施することとする。床面除去の方法として、コア抜き機および切断機について検討する。治具制作、トレーニング、ダスト対策効果確認の後に実施。スケジュールは10頁、8月中に完了の予定。A2調査はその数ヶ月後になる見込み。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(4.51MB)
ガレキ・伐採木の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・水処理二次廃棄物・濃縮廃液の保管量推移(4頁)
固体廃棄物の保管管理計画(5頁)。1F構内で発生する固体廃棄物の保管管理計画を策定した(全体イメージについては2015年11月26日参照)。中長期ロードマップの「当面10年程度に発生する固体廃棄物の物量予測を行い(中略)保管管理計画を2015年度内に策定する」に沿ったもの。
汚染水処理二次廃棄物の放射能評価のための水処理設備出入口水の分析(JAEA)(39頁)。セシウム吸着装置(キュリオン/SARRY)の吸着等の入口水と出口水(H26年度採取分)、および、アレバ除染装置(H23年採取分)と多核種除去設備ALPS(H25-26年採取分)の試料の核種分析結果。分析はγ核種、β核種、α核種について実施(42頁)。
【資料3-5】循環注水冷却(135KB)
【資料3-6】環境線量低減対策(24.2MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げは、1号機北側の観測孔No.0-3-2、1-2号機取水口間の改修ウェルとウェルポイント、2-3号機取水口間の改修ウェル、3-4号機取水口間の改修ウェルで実施中。地下水(9頁)、排水路(18頁)、海水(23頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(33頁)。
2号機周辺の路盤整備(55頁)。2号機西側エリアは燃料取り出し作業で使用する大型クレーンが走行できるように路盤整備を実施する予定(2月26日、6月25日参照)だが、これにあわせて地表面の汚染低減対策を進める。当該エリアはこれまで干渉する既存建屋等の撤去をおこなってきた(56頁。コンクリート土間などは建物撤去の跡)。地表に露出している土壌およびアスファルト舗装を採取して線量率を調査した。土壌では10-20cm深さで10-20μSv/h、アスファルトの地表面で6μSv/hの線量率を確認(57、58頁)。この結果をもとに、土壌部の表層10-20cmを撤去してから路盤整備をおこなうこととする。既存のアスファルト舗装やコンクリート土間は路盤整備による遮蔽で線量低減が見込めるので、撤去は不要と判断。路盤の仕様は60頁。大型重機走行用に砕石で1mかさ上げし鋼板で補強。汚染された雨水の発生を防ぐために、表面をアスファルト舗装して雨水浸透を防止し、L型擁壁で浸透雨水の流出を防止、表面を流れる雨水をU字側溝でK排水路へ導水する。
【資料3-7】労働環境改善(1.92MB)
大型休憩所内シャワー室運用開始(通しで3頁)。31日に工事が完了、4月中旬より運用開始予定。設置場所は大型休憩所3階、設置台数は30台、利用時間は09:00-16:00、発電所に入構できる方が利用できる。3階平面図は5頁。
【資料3-8】5・6号機の現状(2.65MB)
たまり水の状況、総量の推移。
【資料4-1】楢葉遠隔技術開発センターの整備状況(試験棟完成式)(5.08MB)
2015年10月に研究管理棟が完成していたが、2016年2月に試験棟が完成、3月にPCV下部実規模模擬試験体が完成し、4月より本格運用開始。
【資料4-2】廃炉・汚染水対策に従事している作業チームに対する感謝状の授与(1.60MB)

放射線データの概要3月分(2月25日~3月30日)・サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げと分析・雑固体廃棄物焼却設備の運用開始に伴う放射線データの公開について (PDF 2.71MB)
サブドレン他水処理施設の一時貯水タンクのトリチウム濃度(3頁右下グラフ)が上昇しているのは、地下水ドレンでくみ上げた水についてT/Bへ移送していた分を減らして集水タンクへ移送する分を増やしているため。
雑固体廃棄物焼却設備の運用を18日に開始したが、焼却にともなって発生する排ガスについては放射性物質の量を連続測定している。また、週1回の排ガスのダストサンプリングや、焼却灰を詰めたドラム缶の表面線量などについても測定を実施している。これらの測定結果について、準備が出来次第、HPで公開していく(4頁)。


1-3号機における「燃料デブリの臨界の対策」について、動画を公開。
2016/3/31(木) 燃料デブリの臨界の対策について(04:57)



ニコ生
【2016年3月31日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者…
始め〜1:12:27 凍土遮水壁運転開始に関する記者会見。増田さんに加えて、エネ庁から廃炉・汚染水対策現地事務所 参事官 木野 正登氏、設置工事を担当した鹿島建設から福島第一凍土遮水壁工事事務所 現場代理人 淺村 忠文氏が同席。
1:12:27〜 中長期ロードマップの進捗報告。

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.31(木)19時30分 ~


2016年3月30日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認。24日参照)。作業時間は08:39-11:24。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:07-15:39に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は807m3


その他


明日31日より凍土遮水壁の凍結運転を開始する。試験凍結において、ブライン(不凍液)循環設備の健全性の確認等ができたので。凍結運転は、建屋内たまり水と建屋周辺の地下水位が逆転するリスクを低減するため、 三段階に分けて実施する計画であり、第一段階では、1-4号機の海側全面と山側の一部を凍結することで進めて行く。今日、実施計画の変更が認可された(下記参照)。第一段階フェーズ1では、海側全面と山側の北側一部と山側の先行凍結箇所が凍結対象。フェーズ1には40日間をかける予定。詳細については2月22日参照。

保管中のHIC上のたまり水の件(2015年4月2日、5月22日参照)
Cs吸着塔一時保管施設第2施設に保管されているHICについては点検を継続中で、前回(2月20日)の報告以降に新たに吸水ブロック(5月22日参照)に水がしみこんでいるHICは確認されなかった。
第3施設では28日までに722基の調査を実施、吸水ブロックに水がしみこんでいるHICは確認されず。
現在までの調査で吸水ブロックに水がしみこんでいるのが確認されたHICの数は、第2施設で34基、第3施設で2基。
引き続き原因調査を行うとともにHICの調査を実施する。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは2500Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 76.1KB)
11月12日-3月24日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 76.3KB)
28日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 13.0KB)
28日19:00採取分。28日に旧流路完全閉止、新流路が暗渠であるため、これまでの人手による毎朝の採水から自動採水器による19:00採水に変更。28日参照。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。28日採取分。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 13.0KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月29日)(PDF)
29日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

実施計画の変更認可申請(2月22日提出)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可:陸側遮水壁海側全面閉合及び山側部分閉合(第一段階)。上記の通り、明日から凍結開始。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第31回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(9.53MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(5頁)
放水路モニタリングまとめ(10頁)。1号機放水路浄化装置による浄化の状況は11頁。
港湾内外海水モニタリングまとめ(14頁)
排水路モニタリングまとめ(17頁)。K排水路出口付替にともない、28日より採取位置を変更(18頁に地図)。
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(21頁)
H4、H6タンクエリアモニタリングまとめ(22頁)
地下貯水槽No.1-3周辺(26頁)。観測孔の1日採取分で全β濃度が上昇したため、監視強化中。観測孔(27頁)、漏えい検知孔・ドレン孔(28頁)、海側観測孔(29頁)。
地下水バイパス運用状況(31頁)。22日までに108回の排水を実施。排水量の合計は176,227m3
地下水バイパス揚水井の清掃状況(32頁)。No.9で14日より4回目の清掃中(4月上旬までの予定)。
サブドレンくみ上げ状況(35頁)。山側:10日よりL値T.P. 2500mm(O.P. 3936mm)、海側:2日よりL値T.P. 2500mm。くみ上げ開始以降、平均くみ上げ量は400m3/日。排水は9月14日の1回目以降、28日までに108回実施、合計排水量は85,015m3
海側遮水壁閉合後の状況(地下水ドレン水位と港湾内海水中放射能濃度)(40頁)。春先からの豊水期に備え、2月中旬から地下水ドレンの稼働水位を下げ、地下水位を低下させている。
海側遮水壁工事の進捗(41頁)。4号機前の閉合箇所(最後に閉合したところ)で割栗石による埋立てが2月10日に完了。現在、遮水シート設置、砕石敷均しが完了、舗装実施中。
海側遮水壁、鋼管矢板のたわみ(42頁)。杭頭変位に有意な増加は確認されていない。2月23-29日に実施した外観目視点検(2月22日参照)の結果、、著しい重防食塗装の剥離・錆、継手部からの水の流出は確認されなかった。今後も定期的に点検を実施していく予定。なお、止水性向上対策として、北東側隅角部付近の継手背面に薬液注入を実施。
地下水ドレン水位・稼働状況(43頁)。4m盤くみ上げ地下水(地下水ドレン・ウェルポイント・改修ウェル)の移送量あり。
海側サブドレン水位(44頁)
サブドレン稼動の効果の評価(46頁)。サブドレン水位と建屋流入量の相関(46頁、サブドレン稼働によりサブドレン水位がT.P. 3.5mの時、建屋流入量は150-200m3/日)およびサブドレン水位と建屋水位の差と建屋流入量の相関(47頁、サブドレン稼働により水位差が2mの時、流入量は150-200m3/日)。
【資料1-2】1号機タービン建屋の循環注水ラインからの切り離し達成について(295KB)
【資料1-3】敷地境界線量(評価値)の目標達成について(688KB)
【資料1-4】5号機使用済燃料プール内使用済燃料上への浄化フィルタ移動について(717KB)
【資料1-5】高温焼却炉建屋内における堰内漏えいについて(445KB)
【資料1-6】労働環境改善について(1.08MB)
【資料1-7】福島第一原子力発電所の緊急安全対策(2013.11.8公表)の進捗状況(390KB)
【資料1-8】福島第一原子力発電所2号機・ミュオン測定による炉内燃料デブリ位置把握について(934KB)
【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表(7.75MB)
堰の二重化工事進捗(通しで3頁)
1号機R/Bカバー解体工事の進捗状況(5頁)。散水設備(散水ノズルまでの配管設置等)工事を実施中。2016年1月1日-3月20日までのオペフロダスト濃度(6頁)。今後のスケジュールは7頁。
Sr処理水・ALPS処理水の推移(21頁)
Sr処理水とタンク残水(RO濃縮水)の貯蔵状況(22頁)。各エリアの貯蔵状況と多核種除去設備への配管構成。
既設・増設・高性能多核種除去設備の運転予定(23頁)。既設のB系は長期点検および吸着塔増塔工事が完了、使用前検査修了書の受領後に処理開始予定。高性能は処理水の状況に応じて間欠運転中。増設はB系で長期点検(腐食対策点検・動的機器点検等)が終了し運転中、AC系で長期点検中。
2号機増設FSTRの止水状況(28頁)。2月29日に流入箇所の止水工事(止水材注入、モルタル詰め)を完了。今後、経過観察。
敷地内フェーシングの進捗状況(32頁)。10m盤(1-4号機建屋と集中廃棄物処理建屋の周辺など)および他工事干渉箇所を除く計画エリアで100%施工完了。
排水路の対策の進捗状況(39頁)。1月下旬よりK排水路の清掃および浄化剤の交換を実施中。29日に新型浄化材(ゼオライトシート。ゼオライト土のうや繊維状Cs吸着材など従来の吸着材はイオン状Csに効果的だったが、ゼオライト微粒子を不織布ではさんだゼオライトシートは粒子状Csの低減も期待できる。42頁)を試験的に設置。試験結果を踏まえ、追加設置を予定。K排水路下流側に汚染水流入などの異常検知を目的とした放射線モニターを設置。また、BC排水路同様に、遠隔操作可能な電動ゲートを設置。工事は28日に完了、今後3カ月間の試運用を行い、7月より本格運用に移行する予定(47頁)。各対策の実施行程は51頁。
A排水路の汚染源調査(43頁)。枝排水路からの流入水を分析した。結果は44頁。全ての枝排水路で告示濃度を下回った。
タンク建設進捗(52頁)
タンク新設/リプレースの実施計画変更申請(57頁)
Jエリア/K3エリアの現況写真(58頁)
H2/H4エリアのフランジタンク解体進捗(60頁)。H2エリアは11日に28基の解体が完了した。解体作業中のダスト測定結果(63頁)。
水バランスシミュレーション(64頁)
炉注水の循環ループ縮小化工事(67頁)。CSTへの淡水移送ラインの検査を受検(22、23日)し、31日に水源切替(バッファタンク→CST)を実施予定。系統試験・検査を経て,4月末の運用開始を目標に対応。
海底土被覆工事の進捗(74頁)。2月3日より実施していた南防波堤際の被覆は1日に完了。21日よりエリア②の航路・泊地エリアの被覆2層目を開始(25日現在2.9%完了)。
港湾魚類対策の現状(76頁)
【参考資料】福島第一原子力発電所多核種除去設備における堰内漏えいについて(342KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月29日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 127KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認。24日参照)。作業時間は08:01-13:05。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、30日の会見資料より)15:46に排水を停止。排水量は843m3

地下水バイパス、11:04に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、30日の会見資料より)16:22に排水を停止。排水量は1312m3


その他


T/B地下たまり水の核種分析結果。1、2号機の10日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.90KB)

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。24日採取分(26日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 153KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(23日採取)と集水タンクNo.1(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が880Bq/L。集水タンクのトリチウムは860Bq/L。明日30日に排水の予定。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 13.0KB)
28日採取分。27日にK排水路は新流路に変更されたが、旧流路完全閉止(28日)前に旧流路側に一部流れていた水を参考として分析。28日参照。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。10-16日の流量データと17-23日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 13.0KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月28日)(PDF)
28日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

実施計画の変更認可申請(2015年3月31日提出と2015年10月20日提出の2件)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可1:港湾内外・排水路のモニタリングおよび排水路における濃度低減対策に関する変更。
認可2:火災への対応について、発電所の現状を踏まえた変更。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)







2016年3月28日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 141KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認。24日参照)。作業時間は08:13-10:13。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:04に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、29日の会見資料より)15:56に排水を停止。排水量は858m3

K排水路の付け替え工事が完了。今日以降は、港湾外にある旧出口からの排水は完全に停止し、すべての排水は港湾内へ排出される。
K排水路付替完了(PDF 258KB)
K排水路付け替え完了について(1:35)(動画)
今日、旧流路の止水板(PDF資料2頁右写真)の設置が完了。新しい出口は現在のBC排水路出口の東隣(PDF資料2頁左写真。2本の黒い管がBC排水路、大きいU字溝がK排水路)。今まで使用していたK排水路からC排水路へ排水をポンプアップする設備については、今後はK排水路の排水が設備のある場所まで行かなくなったので使用する予定はないが、堰が設置してあるためここに水のたまる可能性もなくはないので、当面は撤去しない。
付け替え工事完了にともないK排水路が暗渠化したため、毎日おこなっていた人手による排水の採取・分析が困難となった。代わりに、4月1日より自動採水機で07:00と19:00の1日2回の採取・分析・公表を行うこととする。また、これにともなって、他の排水路(A排水路、C排水路、物揚場排水路)の分析結果の公表も従来の週1回から毎日に変更する。
今までは、A・C・K・物揚場排水路で自動採水機による採取(19:00)・分析を毎日実施し、結果は毎週火曜日にまとめて公表していた(PDF資料のタイトルは「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて」)。これに加えて、K排水路については2015年5月29日のK排水路への漏えい以降、毎日朝に人手で採水し分析を実施、毎日結果を公表していた(「福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果」)。これらをまとめて自動採水機による採取・分析とし、結果は翌日公表とする、という話。
K排水路の付替は、いわゆるK排水路問題(K排水路から告示濃度限度を超えるような比較的放射能濃度の高い排水が海へ排出されていることが公衆に理解されていなかったことが明らかになった、という話。2015年2月24日、26日参照)の直後から計画されていた。3月16日の現地調整会議の資料にはすでに、具体的な計画が記載されている。K排水路の出口は港湾外にあるので、これを港湾内に付け替えるというもの。付け替え工事は流路の暗渠化を含む大掛かりなものとなる(排水路は高低差で水を流すので、出口が決まれば流路は自ずと制約される)ため、すぐには出来上がらないので、それまでのつなぎとして、K排水路を出口近くでせき止めて排水をポンプでくみ上げC排水路(出口は港湾内に変更済み)に流すということをやっていた。


その他


25日の多核種除去設備ALPS A系の漏えい
福島第一原子力発電所多核種除去設備における堰内漏えいについて(PDF 127KB)
多核種除去設備における堰内漏えい(3月25日) 現場写真(PDF 84.7KB)
漏えいが発生したのは吸着塔4Aと8Aの間に設置してあるpH計スキッドから戻ってくる配管のフランジ部(PDF資料3頁右上)。吸着塔4Aを出た処理水には塩酸を添加し、液性を酸性にしてから吸着塔8Aへ行く。吸着塔8Aの前に、この液性をチェックするためのpH計がある。なお、漏えい発生時は吸着塔6Aはスキップする塔構成となっていた。
現在、漏えいの発生したフランジを分解調査中。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.74KB)
16日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(22日採取)と集水タンクNo.3(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が920Bq/L。集水タンクのトリチウムは790q/L。明日29日に排水の予定。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 11.1KB)
27日採取分。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3月17-23日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 187KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月27日)(PDF)
28日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。



ニコ生
【2016年3月28日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.28(月)17時30分 ~






2016年3月27日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:57に一時貯水タンクDから海水を開始
(以下、28日の会見資料より)15:35に排水を終了。排水量は823m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(20日採取)と集水タンクNo.2(18日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 17.0KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が950Bq/L。集水タンクのトリチウムは1200Bq/L。集水タンクで運用目標(トリチウム1500Bq/L)を超えた場合は、浄化設備への移送を停止して上流(中継タンク、サブドレン、地下水ドレン)の調査をおこない、原因となっているものからの集水を停止してから移送を再開する、みたい。2015年9月2日参照。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 46.9KB)
26日採取分。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。25日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 190KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月26日)(PDF)
26日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月26日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
昨日25日の多核種除去設備ALPS A系の漏えい。漏えい水の分析結果は、134Csが150Bq/L、137Csが690Bq/L、全βが19,000Bq/Lで、系統内の水と判断した。漏えい水の回収は25日23:46-26日13:20に実施し終了。漏えいの原因については引き続き調査を実施。
福島第一原子力発電所 多核種除去設備における漏えい検知器の動作について(続報3)(報道関係各位一斉メール)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:50-13:48に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は579m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。24日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 122KB)
No.10のトリチウムは2800Bq/L。No.9はポンプ点検により採取中止。No.5はトリチウムが57Bq/Lで過去最高(これまでの最高は2014年8月14日の56Bq/L)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(19日採取)と集水タンクNo.1(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が890Bq/L。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 50.4KB)
25日採取分。

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月25日)(PDF)
25日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月25日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は08:28-11:20。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
28日(月)の予定:ガレキ状況調査(調査用装置適用性の確認。24日参照)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
多核種除去設備ALPSのA系で漏えいが発生。
19:42に漏えい検知器が動作、「多核種吸着塔Aスキッド3漏えい」警報が発生。現場調査で、当該の漏えい検知器付近に水があること、A系の吸着塔6A下部に設置してある配管のフランジから1秒に1滴程度の滴下があることを21:10頃に確認。22:00頃、配管フランジの増し締めを実施、22:15頃に滴下が停止したことを確認。その後、23:00までに滴下は確認されず。漏えい量は、漏えい検知用の升(約20cm×20cm×深さ5cm)および床面の漏えい水の広がり(約2m×3m×深さ1mm)より約8Lと推定。建屋内全体が堰構造となっており、漏えいした水は建屋外への流出はない。今後、水の分析と回収作業をおこなう。
多核種除去設備ALPSは3月16日から停止し、高性能容器(HIC)の交換作業をおこなっていた。
福島第一原子力発電所 多核種除去設備における漏えい検知器の動作について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 多核種除去設備における漏えい検知器の動作について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 多核種除去設備における漏えい検知器の動作について(続報2) (報道関係各位一斉メール)
ALPSは当初は野ざらしの予定だったのを、漏えいが発生した時に雨が降ってると漏えいを発見できないから建屋を作れという規制当局の指導で現状のように建屋に収まることになったんだったと思う。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:14-14:10に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は573m3


その他


23日の高温焼却炉建屋での漏えいの件。
高温焼却炉建屋内における堰内漏えいについて(続報)(PDF 29.8KB)
23日に切断した配管は溶着させ、切断前の状態に復旧した。なお、上流側のF418弁は念のため、チェーンロックにより閉で固定している。今後、原因の詳細調査を行い、再発防止対策を検討していく。
セシウム吸着装置を含めた系統概略図を資料右図に記載。
当該の配管切断作業は、設備改造のため実施計画変更認可申請中だった。
漏えいを発生させたセシウム吸着装置の処理水は、起動直後であり、装置内の水張水と処理水が混合したものであった。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第245報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(18日採取)と集水タンクNo.3(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が780Bq/L。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 12.9KB)
24日採取分。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。23日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 3.14MB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月24日)(PDF)
24日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

実施計画の変更認可申請(2月22日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:陸側遮水壁海側全面閉合及び山側部分閉合(第一段階)。

実施計画の変更認可申請(2015年12月18日提出)が規制委に認可された
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可:緊急時の被ばく線量限度の見直しに伴う変更。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】

2016年3月24日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は08:08-11:06。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-13:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


昨日23日の高温焼却炉建屋での漏えいの件。
福島第一原子力発電所 高温焼却炉建屋内における堰内漏えいについて(PDF 209KB)
漏えいが発生した配管端部はPDF資料右図の赤×印の所。23日朝から青実線で示した配管(高温焼却炉建屋地下からセシウム吸着装置へ汚染水を移送するPE管のライン)を赤×印で切断する作業をおこなっていた。切断前の07:30頃、切断箇所を隔離する弁(F418弁。図左上)が閉じていることを確認。配管を切断し、切断部から残水が切れたのを確認後に開口部をビニール養生。その後、11:43にセシウム吸着装置を起動し、11:51に処理水の移送を開始。処理水は青点線で示した配管をセシウム吸着装置からサプレッションプールサージタンク(B)へ行くはずのところ、分岐先のF418弁が開いていたために配管切断箇所へ処理水が流れてしまった。これにより、切断された配管内の残水がセシウム吸着装置の処理水に押し出される形で漏えいが発生した(警報発生は11:52)。なお、F418弁が全開であることは、漏えい発生後の調査で13:00頃に確認された。07:30に閉まっていた弁が漏えい発生時に開いていた原因は調査中。当該の弁は、開閉レバーをピンで固定して接触しても動かないようになっている。
漏えい水の回収は23日17:22-20:55に実施し完了している。
セシウム吸着装置というのはSARRYじゃなくてキュリオンのことなのかしら。←その通り。25日の資料を参照。
昔は、汚染水の移送ラインで工事をする前にろ過水や低濃度の汚染水でホースや配管をフラッシングしてたけど、最近はそうでもないのかしら。

1号機R/Bオペフロガレキ状況の先行調査を実施する。
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋オペレーティングフロアガレキ状況の先行調査の実施について(PDF 647KB)
ガレキ撤去計画を策定するために、崩落屋根下ガレキの状況を把握することが必要だが、北側ではポールカメラを挿入するスペースがほとんどないために崩落屋根下の状況が確認できていない(1月25日参照)。そこで、崩落屋根下のガレキ状況調査のために準備した調査手法について、適用性を確認するための調査をおこなう。
調査の手順(3頁):2m×2mの範囲で小ガレキを吸引した後、屋根スラブ表面の防水層をペンチで剥離。その下のコンクリート部に湿式コアカッターで直径200mmの孔を削孔し、能動スコープカメラ(首振り多関節カメラ)を孔から挿入して屋根スラブ下の状況を確認する(南側ではスラブの割れ目からカメラを挿入する)。
使用する装置(ペンチ、湿式コアカッター、能動スコープカメラ)で確認する事項は4頁。調査時の飛散抑制対策としては、ダストモニターによる監視、小ガレキの吸引、飛散防止剤散布など(5頁)。
スケジュールは6頁。先行調査は28日より実施予定(10日-2週間程度)。この結果を踏まえて、ガレキ調査計画を立案する。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は14日、2号機は7日、3号機は2日、4号機は9日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 101KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 96.4KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 99.4KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 107KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 86.3KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 86.3KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 86.0KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 122KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 106KB)

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 77.4KB)
11月12日-3月14日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 77.6KB)
21日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(17日採取)と集水タンクNo.2(14日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が870Bq/L、第三者機関が910Bq/L。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 12.9KB)
23日採取分。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。22日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月23日)(PDF)
23日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回(21、22日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

凍土遮水壁試験凍結の状況
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.45MB)

実施計画の変更認可申請(2015年1月16日提出と2016年2月4日提出の2件)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正1:1号機ジェットポンプ計装ラックからの窒素封入ライン追設。2014年1月30日、8月27日参照。1号機で炉注水CS系の代替ラインとして現在の窒素封入ラインを使用するために、新しい窒素封入ラインとしてジェットポンプ計装ラックラインを使用するようにする。
補正2:モバイル型ストロンチウム除去装置、第二モバイル型ストロンチウム除去装置の運用停止及び付属機器の廃止/蒸発濃縮装置の付属機器の廃止/中低濃度タンク(J8・K3エリア)の新設/敷地境界線量評価の見直し/使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)漏えい検知器の設置。


ニコ生
【2016年3月24日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.24(木)17時30分 ~

2016年3月23日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 132KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は07:54-10:26。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-13:00)。

11:52、集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋(SARRYの入っている建屋)で漏えい検知器が動作し警報が発生。現場を確認したところ、工事中の配管の未接続部(端部)から水が漏えいしていることを 確認。当該配管に接続されている弁を閉じたことにより漏えいは停止した。漏えいした水はろ過水もしくはセシウム吸着装置の出口水が考えられるため、水の分析をおこなうとともに調査を実施する。漏えいした水の広がりは約35m×約5mで同建屋内に留まっており、外部への流出はない。
漏えい水(工事中のため切断した配管端部に養生したビニールに溜まっていた水を採取)の分析結果は、134Csが63,000 Bq/L、137Csが320,000 Bq/L、全βが480,000 Bq/Lで、セシウム吸着装置の系統の内包水と判断した。
漏えいの原因は、当該装置に接続されている配管(工事中のため切断された状態)の上流に設置されている弁が開いている状態で当該装置を起動したため、系統の内包水が押し出され流出したものと推定。漏えい量は、漏えい範囲等から最大で約5,300Lと推定。漏えいした場所は床面がスロープ状になっており、漏えい水は建屋内に留まる構造となっている。漏えい水の回収作業を実施中。漏えい原因については引き続き調査。
福島第一原子力発電所 集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋における漏えい検知器の動作について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋における漏えい検知器の動作について(続報)(報道関係各位一斉メール)

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。21日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは2400Bq/L。No.8はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。17日採取分(12日既報←19日の誤り)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 153KB)

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 12.9KB)
22日採取分。

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月22日)(PDF)
22日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回(20、21日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

事故当時における通報・報告状況(「炉心溶融」の扱い)の件(2月24、29日参照)で、今日の「新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」で説明した。
「新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」における当社説明資料について(お知らせ)
炉心溶融の公表に関する経緯とこれまでの課題別ディスカッションにおける議論について(PDF 1.16MB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)



おまけ


福島で先天奇形が増えたなら一面トップで報道するが,影響がなければニュースバリューはない - Togetterまとめ
前にも書きましたが,なんとか新聞の報道は信用できないとか,なんとかという番組はうそばかりとかいう批判は無意味だと思うのです.自分たちできちんと見て,考え,見識をもってひとつひとつの言説を吟味していくしかないでしょう.
そうだよな。「これだから朝日新聞は」って言っちゃったら、朝日新聞が「これだから東電は」って書くのと同じだよな。今後、気をつけよう。

2016年3月22日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は07:54-10:50。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-13:00)。

2号機で燃料デブリ位置の把握に向けたミュオン測定を15:30に開始(17日参照)。17日に測定開始と報告していたが、18日に他のエリアから来る放射線を遮蔽するための対策を実施し今日の測定開始となった。結果がまとまったら報告するが、どれくらいの測定期間を要するかは現時点で不明。1号機でのミュオン測定と比べて測定装置を小型化しているのは、2号機では周辺の建屋や作業と干渉するために大型のクレーンを使うことができず、小型のクレーンで吊り上げ可能な大きさとする必要があったため。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:14に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、23日の会見資料より)15:42に排水を停止。排水量は1358m3

09:53に保護衣類の一時保管施設(これどこにあるんだろう)で保護衣類を入れてあるコンテナを輸送している4tトラックから油が滴下しているのを作業者が発見。漏れていたのはエンジンオイルで、オイルエレメントの増し締めをして滴下は停止した。10:00過ぎにに双葉消防本部に電話で連絡、危険物の漏えいと判断された。漏えいした油は吸着マットおよび中和剤で処理を実施。


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 50.3KB)
21日採取分。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。3月3-9日の流量データと3月10-16日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 309KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3月10-16日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 178KB)


地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月21日)(PDF)
21日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回(19、20日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。



ニコ生
【2016年3月22日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.22(月)17時30分 ~



2016年3月21日(月・振替休日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は08:11-11:08。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 75.7KB)
9日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 50.3KB)
20日採取分。

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月20日)(PDF)
20日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回(18、19日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月20日(日・春分の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:56に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、21日の日報より)15:37に排水を停止。排水量は830m3


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 11.1KB)
19日採取分。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月19日)(PDF)
19日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回(17、18日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


2016年3月19日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は07:49-09:55。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
21日(月)の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:07に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、20日の日報より)16:04に排水を停止。排水量は867m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。17日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは2200Bq/L。No.9はポンプ点検により採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(14日採取)と集水タンクNo.1(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が920Bq/L。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 11.1KB)
18日採取分。17日に上昇していたのが、今日は低下している。

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月18日)(PDF)
18日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回(16、17日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


2016年3月18日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 137KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は08:05-11:32。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:02に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、19日の会見資料より)15:41に排水を停止。排水量は824m3

雑固体廃棄物焼却設備、09:29に焼却運転を開始。焼却試験などを行い、機能・性能を確認した(1月28日、3月15日参照)。運転開始後に運転状態について異常のないことを確認。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第244報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(13日採取)と集水タンクNo.3(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が990Bq/L。明日19日に排水の予定。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.2KB)
17日採取分。16日に比べて上昇しているが、周辺作業の影響により一時的に排水路内の土砂が舞い上ったものと考える。
(以下、22日の会見より)この日の試料は茶色く濁っていたこと(通常は透明)、この日は排水路内に設置してある流量計の取替え作業のために排水路内を作業者が歩いたことから、この日の放射能濃度上昇はこの作業の影響と考える。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。16日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.15MB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月17日)(PDF)
17日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番とA4)の全β放射能濃度は、前回(15日、16日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

実施計画の変更認可申請(2月22日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:陸側遮水壁海側全面閉合及び山側部分閉合(第一段階)。凍土遮水壁併合の第一段階。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月17日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):飛散防止剤散布(南1~3、北1~3エリア近傍)。作業時間は08:02-12:07。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。

3号機格納容器ガス管理システム、信頼性向上のための工事(配管の一部に使っているフレキシブルチューブおよび樹脂製ホースの鋼管化)で停止(計画的に運転上の制限外に移行)。作業は09:30に開始。
(以下、19日の会見資料より)作業が終了し、15:04に起動。その後、当該設備の動作確認において異常がないこと、および短半減期核種の指示値に有意な変動がないことから、18:39に運転上の制限内に復帰。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:15に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、19日の会見資料より)15:42に排水を停止。排水量は825m3


その他


雑固体廃棄物焼却設備、明日18日より焼却運転を開始する予定。

2号機でミュオン測定による燃料デブリ位置の把握を実施する。
福島第一原子力発電所 2号機・ミュオン測定による 炉内燃料デブリ位置把握について(PDF 497KB)
透過法で3月下旬より実施の予定。1号機では2015年に実施している(2014年12月25日、3月19日、5月28日参照)。今回使用する測定装置は1号機の時よりも小型化したもので、重さは約300kg(1号機のは20t。遮蔽材を装置に組み込んでいたため。今回のは遮蔽材を含まない)。センサーの大きさは50cm2で1号機の時の1m2よりも小さいため、測定にはより長い時間を要する(1号機では約3ヶ月間)。R/B西側に設置する。
水平に近い方向から飛来するミュオンはエネルギーが高く透過力が高すぎるため、適切な測定が出来ない。2号機R/B周辺では不要な建屋・設備の撤去(2015年2月26日参照)をおこっているので測定装置を建屋の近くに置くことができ、測定装置から見た圧力容器底部の仰角が約8°と測定可能な仰角の下限付近なので、圧力容器全体が測定範囲内となる見込み(1号機の時は、圧力容器底部ははっきりとはわからなかった)。また、西側から測定するので、原子炉と使用済燃料プールの両方が測定可能。
測定装置は設置済。今後ケーブルの接続等をおこない、早ければ来週から測定を開始する。スケジュールは3頁。
水平に飛来するミュオンのエネルギーが高いというのは、天頂角(入射角と天頂方向との間に成す角)が大きいほど密度長が大きくなる(大気の厚さが大きくなる)ために、エネルギーの低いものはフィルタリングされる、ということみたい。
2号機では当初、散乱法で実施する予定だったが(2014年12月25日)、そのまま沙汰止みに。報道では実施不能という話があった(2015年8月5日参照)。

19日より、タンクパトロールの回数を変更する。今まで、パトロールの回数はフランジ型タンクで4回/日、溶接型タンクで2回/日実施してきたが、パトロール開始当初に比べて水位計やカメラの設置などが進み監視設備が充実してきた。また、タンク内の水位が低いものが増えたり、タンク周りの本堰の設置が進んできたこともあり、パトロール回数を減らす。対象となる約半分のエリアでフランジ型を2回/日、溶接型を1回/日とする。

管理対象区域の区分と防護装備適正化の運用状況(2月25日参照)
放射線防護装備の適正化後の福島第一構内の状況(2:05)(動画)
00:00 Green zone内の移動。
00:21 Green zoneでのフェーシング作業。装備は構内専用服(青いツナギ)・防塵マスク・ヘルメット。
00:42 Green zoneとYellow zoneの間の装備交換所。Green zone側とYellow zone側はビニールのカーテンで仕切られている。Green zone側の棚に置いてある赤いカゴに着ていたものを脱いで下着になり、Yellow zone側でタイベック等の装備を着用する。
ニコ生での解説は28:30以降。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(12日採取)と集水タンクNo.2(9日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が450Bq/L、第三者機関が470Bq/L。明日18日に排水の予定。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 12.9KB)
16日採取分。15日に上昇が見られたが、それが低下している。

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月16日)(PDF)
16日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の全β放射能濃度は、前回(15日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

凍土遮水壁試験凍結の状況
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.46MB)

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 97.6KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 124KB)

今日、規制委の第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会があった。その際の資料。
(第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)各廃棄物の二次分類に応じた今後の保管方針について(PDF 542KB)
(第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)廃棄物の保管のための計測及び処理・処分のための分析について(PDF 726KB)
(第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)放射性物質分析・研究施設の検討状況(PDF 633KB)
廃炉作業にともない発生するガレキ類、廃棄物、および、燃料デブリの分析をする施設を1F構内に建設する。施設管理棟(居住室、事務室)、第1棟(低、中放射線量のガレキ類、廃棄物を扱う)、第2棟(高放射線量の水処理二次廃棄物、燃料デブリを扱う)の3棟から成る。名称は「大熊分析・研究センター」。
(第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)可燃性廃棄物の火災対策について(PDF 1.31MB)
(第3回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)福島第一原子力発電所雑固体廃棄物焼却設備設置工事におけるホット試験の結果について(PDF 284KB)

「福島第一原子力発電所事故に係る通報・報告に関する第三者検証委員会」初回会合の開催について(お知らせ)
2月24、29日参照。


ニコ生
【2016年3月17日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.17(木)17時30分 ~

2016年3月16日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 134KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機T/Bの循環注水ラインとの切り離し(2月25日参照)に向けて、R/B地下からのたまり水移送を7日より実施していたが、今日、1号機R/Bと1号機T/Bの連通箇所より低い位置で水位を制御できていることを確認したことから、循環注水ラインからの汚染水がR/BからT/Bへ流出しなくなったと判断した。今日12:00のR/Bたまり水水位はT.P. 1445mm(連通箇所の高さはT.P. 1743mm)
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は08:00-09:25。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布(南1~3、北1~3エリア近傍)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。14日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは300Bq/L。No.8はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。10日採取分(12日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 120KB)

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 77.9KB)
11月12日-3月10日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 77.1KB)
14日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(10日採取)と集水タンクNo.1(8日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 17.2KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が750Bq/L、第三者機関が850Bq/L。明日17日に排水の予定。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 12.8KB)
15日採取分。放射能濃度が上昇しているが、降雨の影響による一時的な上昇であると推定。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。14日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月15日)(PDF)
15日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19)の全β放射能濃度は、前回(14日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。

実施計画の変更認可申請(2月22日提出と2015年3月31日提出の2件)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正1:陸側遮水壁海側全面閉合及び山側部分閉合(第一段階)。
補正2:港湾内外・排水路のモニタリングおよび排水路における濃度低減対策に関する変更。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月15日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機T/Bの循環注水ラインとの切り離し(2月25日参照)に向けて、R/B地下からのたまり水移送を7日より実施中。今日12:00のR/Bたまり水水位はT.P. 1427mm(貫通部の高さはT.P. 1743mm)
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)。作業時間は08:04-10:35。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:01-15:52に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1455m3


その他


2月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2016年2月)(PDF 569KB)
1-4号機R/Bからの放出は2.2×105Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが1.3×10-11Bq/cm3137Csが5.0×10-10Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00068mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

雑固体廃棄物焼却設備ホット試験の結果
福島第一原子力発電所 雑固体廃棄物焼却設備設置工事におけるホット試験の結果について(PDF 72.2KB)
試験(1月28日参照)は2月8日-3月3日に実施。焼却処理量は約42t(A系で約18t、B系で約24t)。主な確認事項(3頁)について問題ないことを確認。排ガス中の放射能濃度(未焼却時と同等)、焼却灰充填ドラム缶の表面線量率(0.007-0.16mSv/h)、各エリアの空間線量率(1mSv/h未満)も問題なし。18日より運用開始(16日よりバグフィルター加温開始)。6頁に排ガスのダストサンプリング結果。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 12.7KB)
14日採取分。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。2月25-3月2日の流量データと3月3-9日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 199KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月14日)(PDF)
14日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19)の全β放射能濃度は、前回(13日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2016年3月14日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機T/Bの循環注水ラインとの切り離し(2月25日参照)に向けて、R/B地下からのたまり水移送を8日7日(16日訂正)より実施中。今日12:00のR/Bたまり水水位はT.P. 1435mm(貫通部の高さはT.P. 1743mm)
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ダストサンプリング(ウェル上)。作業時間は08:35-11:16。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。
1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 101KB)(3月24日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 86.3KB)(3月24日公開)

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:57-15:46に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は843m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.91KB)
2日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
13日採取分。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3-9日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 215KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月13日)(PDF)
13日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19)の全β放射能濃度は、前回(12日採取)と比べて有意な変動は見られない。
濃度上昇の原因は今のところ不明。可能性としては、地下貯水槽からの漏えいの他に、現在、地下貯水槽の周辺でおこなっている工事にともなって行き来している車両や重機が作る轍から雨水が地下に浸透して影響しているのかもしれない。
地下貯水槽の中の残水の量はNo.1が数m3、No.2が約880m3、No.3が約80m3。残水の全β濃度はいずれも106Bq/Lのオーダー(2015年5月の分析値)。これらの数字は2015年6月8日の会見で公表されたのと同じ。
引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


ニコ生
【2016年3月14日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.14(月)17時30分 ~



おまけ


川内原発周辺の線量計、半数が性能不足 避難判断の目安(朝日新聞)」(スクリーンショット
即避難放射線、半数測れず=川内30キロ圏の測定装置-規制庁(時事通信)」(スクリーンショット
川内原発周辺 装置の半数、即避難線量を測れず 監視不十分で再稼働(東京新聞)」(スクリーンショット
監視装置、半数が性能不足 川内原発の放射線測定(産経新聞)」(スクリーンショット
九電川内原発の周辺に設置されているモニタリングポストに、100μSv/hまでしか測れないものがある、事故時に即時避難の目安である500μSv/hが測定できなくてけしからん、という話らしいのだけれど、実は100μSv/hまでしか測れないのは低線量用のポストであって、500μSv/hが測れる高線量用のポストも設置されている、そもそも低線量用と高線量用は測定レンジが違っていてひとつの測定器では測れない、とのこと(「togetter - 朝日新聞の「川内原発周辺の線量計、半数が性能不足」という記事についての疑問をメモ」に詳しい)。高線量用のポスト(電離箱)だと微小な線量率の上昇がキャッチできないわけで、低線量用のポスト(NaIシンチレーション検出器)と組み合わせて使うのが普通、ということのようだ。
まぁ、あの事故から5年経って、いまだにこれなわけですわ。一般の人がNaIシンチレーションとか電離箱とか知らなくてもしょうがないと思うんですけれど、大手メディアでこれはないわ。
要するに「原発は悪、悪を叩くのは正義」というところから紙面づくりが始まるんでしょう。世の中って本当に恐ろしいところですね。こんな世界を我々は生きてるんだな、と改めて思いました。

この件に関して、規制庁から15日にコメント「平成28年3月14日朝日新聞朝刊の報道について」(スクリーンショット)が出た。

(以下、18日に追記)その後に、規制委のコメントに対する朝日新聞のコメント、さらにそれに対する規制委のコメント、と続いている。朝日新聞は「モニタリングポストの設置数や設置密度は問題ではなく、低線量用のポストが置けるところに高線量用のを置かないのは手抜きでけしからん」と言いたいのかしらん。いずれにしろ、今や何が言いたいのかさっぱりわからん。
この記事も吉田調査問題と構造は同じ。事実関係に明白な誤りはないんだけれど、それをどう考えれば良いかというところで必要となる前提・背景を全部無視して、自説(原発の関係者は邪悪)に沿った解釈(邪推ともいう)を付け加えて記事にしている。まぁ、朝日の人に同情するわけじゃないけれど、これ、わざとやってるんじゃないと思うんだな。論理的な正しさと倫理的な正しさは全然別物なのに、これを区別できてない人って結構いて、そういう人は「かくあるべし」という倫理的な正しさから離れることができないから、こういう訳わからんことになっちゃうんだと思う。朝日の人なんて「自分は正義だ」って本気で思ってるんだろうから、きっと規制委が何を言っているのか本当に理解できないんだと思うよ。ビックリポンだけどね。
この件については上記のtogetterが展開をずっとフォローしてる。そのコメントに「かず+ @kzplus:記事にする前に、なぜ半分が?と立ち止まって考えたり関係各所に確認したりしないんでしょうかね。記者ならそこも仕事だと思うのですが。」というのがあったけれど、きっと朝日の人的には「なぜ半分が?」のすぐ次が「原発関係者はやっぱり住民の避難なんかどうでもいいと思っているんだー!」なんだろうな。そこから先はトントンと上司の賛同も得て記事になっちゃうんだろう。それならそれで、残りの半分のモニタリングポストに低線量用が併設されていないのを性能不足として問題にしないのはなぜなんだろうね(ああ、こういう書き方は良くないね。なぜなのかは、分かりきったことだ。つまり、朝日新聞は、500μS/hまで測れる機械なら数十μSv/hは測れて当然だと考えていたのだ)。

(以下、19日追記)その後、なんだか朝日新聞と規制委員会の交換日記みたいになってるので、一応、記録しておく。
15日:朝日新聞:(社説)放射線量計 事故の教訓はどこへ新聞社説まとめサイトより)(スクリーンショット12
17日朝日新聞:規制委、朝日新聞記事に抗議 本社、避難の判断指標重視スクリーンショット12
17日規制庁:平成28年3月17日朝日新聞朝刊の報道についてスクリーンショット
19日朝日新聞:原子力規制委、朝日新聞社に抗議 川内原発周辺の線量計スクリーンショット
さらに、18日には規制庁が朝日新聞幹部を呼び出して「電話取材は一切受け付けず、対面取材の場合は録音するという無期限の取材制限措置」を通告したそうな。
電話取材受けず対面は録音 朝日に無期限「取材制限」措置 川内原発線量計報道めぐり(18日産経新聞)スクリーンショット



2016年3月13日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機T/Bの循環注水ラインとの切り離し(2月25日参照)に向けて、R/B地下からのたまり水移送を8日7日(16日訂正)より実施中。今日12:00のR/Bたまり水水位はT.P. 1419mm(貫通部の高さはT.P. 1743mm)
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:49に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、14日の会見資料より)15:42に排水を停止。排水量は856m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(8日採取)と集水タンクNo.3(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が760Bq/L、第三者機関が760Bq/L。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 11.1KB)
12日採取分。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。11日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 158KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月12日)(PDF)
12日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19)の全β放射能濃度は、前回(11日採取)と比べて有意な変動は見られない。引き続き、観測孔について監視を強化していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】