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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年5月31日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止していたが09:40-18:40に実施。

2号機T/B地下たまり水移送、29日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、30日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、ブースターポンプ交換のため26日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 21.5KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 313KB)

(以下、6月2日の会見より)20:30頃、C排水路出口付け替え工事で作業者(50代男性)がハシゴを下りている際にバランスを崩して危険を感じ、1.5mほどの高さから飛び降りたところ左手をついて負傷。入退域管理棟救急医療室で受診、左手首骨折の診断で、22:40頃に業務車で福島労災病院へ搬送。診断の結果は、左橈骨遠位端骨折、左第一中節骨基部骨折、左豆状骨骨折、左三角骨骨折。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番とNo.12)サンプリング結果
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 153KB)
29日採取分。No.12のトリチウムは1,700Bq/Lで前回26日採取分と変わらず。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月30日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 145KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」で開発中のS/C上部調査装置の実証試験を1号機で実施中(19、27日参照)。今日、27日の残り(キャットウォークの南西側)の調査を実施した。
福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について(西・南側外周)(PDF 943KB)
装置投入位置から反時計回りにキャットウォーク上を移動。ベント管X-5G(南南西)近傍でキャットウォーク上に保温板金(配管のまわりの保温材を保護する板金)が落下しており、調査装置では通行不能と判断して引き返した。この保温板金がどの配管のものかは不明だが、上部に配管があるのでそこから来たのではないかと思う。X-5G近くの周辺配管は他のエリアと比べて汚れており(資料3頁)、線量も高かった(2.4Sv/h)。漏えいは確認されず。
S/C上部調査は今日でおしまい。トーラス室壁面調査へ移る(19日参照)
1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機原子炉を冷却している残留熱除去系原子炉停止時冷却モード(B系)を11:14-12:42に停止。原子炉保護系機器の電気品点検にともなう電源切替のため。冷却再開後の運転状態については異常なし。運転再開後の原子炉水温度は冷却停止時の28.3℃と同じ(運転上の制限値は100℃)。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止していたが10:00-12:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、ブースターポンプ交換のため26日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 964KB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 471KB)


その他


地下水バイパス、一時貯留タンクGr2の分析結果が出た。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 12.2KB)
当社および第三者機関の分析値は運用目標を下回った。来週6月2日の午前中にGr2を排水する予定。Gr2の貯留量は約1,370m3、排水量は890m3の見込み。
揚水井No.12の29日採取分の分析は、明日結果が出ると思う。第三者機関の分析結果は来週早々には出せるのではないか。これらの結果を踏まえて、今後の対応を検討する。

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.95KB)

凍土遮水壁の工事を6月2日より開始する。
凍土遮水壁の着工について(PDF 708KB)
今日の規制庁との面談で、工事の一部について開始の了解を得た(詳細については下記の規制庁の資料の議事要旨を参照)。
遮水壁は総延長約1,500m。設置する凍結管は1550本(1m間隔で設置)を予定。約30m削孔した後、セメントベントナイトで孔壁保護(ケーシングと掘った穴の隙間を埋める)およびケーシング底部を止水、凍結管を入れて(「建て込み」)、ブライン配管(冷媒を循環させる)を接続する(4頁)。凍結管は二重管で、1本約10mのものを3本埋め込みながら溶接でつないでいく。溶接で3本つないでいくのは凍結管じゃなくて削孔管らいしい。6月3日訂正。4日に訂正。下記を参照。場所により、配管等の設備を地下に埋設する(通行のある場所等)、地上に出す(ジャマにならない場所)、斜面等により橋を架けるような構造、の3パターンがあり、この分類を基本にして全体を13のブロックに分割(3頁)。
埋設貫通部(地下にトレンチ等の構造がある場所。削孔で構造を損傷すると汚染水が漏れる危険がある。また、構造を避けて凍結管を設置するために、通常の場所とは異なる扱いとなる)の施行は、実施計画の補正後となる。
ボーリングマシンの作業は1台当り約5名を2交代でおこなう。ピーク時には20台のボーリングマシンが稼働する見込み。計画線量は0.8mSv/日・人。
凍結プラントは35m盤に設置する。来年の3月末頃に凍結開始の予定。
規制委のサイトの被規制者等との面談(福島第一事故対策に関するもの)のページの2014年5月30日「東京電力福島第一原子力発電所における凍土遮水壁の着工に係る面談」の資料が詳しい。
議事要旨【PDF:114KB】
資料【PDF:2.5MB】
(以下、6月3日追記)2日の会見によると、削孔管の先端にドリルがついていて(2日の資料に写真がある)、削孔すると同時に削孔管自身がケーシングになるみたい。で、そのケーシングの中に凍結管を入れていく、と。
(以下、4日の会見より)削孔管(ケーシング)は1本の長さが1.5m、これをねじ込み式で接続していく。凍結管のうち、外管は長さが10mで溶接で接続、内管は長さが5mでねじ込み式で接続する、というのが正解。冷媒は外管と内管の間を流れる。冷媒は内管から入れて、外管と内管の間を通って戻る。4月28日の第12回汚染水処理対策委員会の資料46、51頁を参照。

雨水処理設備の処理水排水に関連した測定結果。
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 11.4KB)
29日に散水をおこなったらしい。この件について、会見で言及されないのはなぜかしら。排水する前の分析結果をHPで公表するって県と約束してるみたいだけど(20日の資料に書いてある)、もうちょっと見やすくしないと分かんないじゃん。

1号機R/B建屋カバーの解体に先立ち、建屋内の開口部(機器ハッチなど)を閉塞する作業を来週2日より開始する(2013年5月9日参照)

B、C排水路の出口の付け替え工事タンクエリア堰二重化工事は、いずれも5月末完了の予定だったが、天候等の影響で6月中旬を目途に作業を継続する。

3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業は、16日に使用しているクローラクレーンのブレーキに不具合が確認されたため、現在中断している。これまでの調査で修理点検に期間を要すると判断したことから、当初予定していた6月上旬までの使用済燃料プール代替冷却系の停止運用期間(4月22日参照)を延長する。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

最近の作業者数について、質問に答えて)1日当りの人数は、4月の最高が約5000人、4月の平均が4500人程度。入退域エリアのロッカーや下駄箱が不足しており増設を検討しているが、場所が確保できないため、企業ごとに割り振って調整することで対応してもらっているのが現状。入退域のモニター関係はスペースが許す範囲で増設、車両についても1レーンの運用を2レーンにして渋滞を緩和する対応を考えている。


ニコ生
【5月30日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.30(金)17時30分 ~

2014年5月29日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 119KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、25日より停止していたが10:35に再開。移送先は3号機T/B地下。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、ブースターポンプ交換のため26日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 520KB)

10:55頃、構内で作業を終えた作業者が車両で免震重要棟駐車場に戻った際に、その車両から油(エンジンオイル)が漏えいしていることを発見。漏えいは停止しており、漏えいした油については吸着マットで回収を実施。また、走行した道路についても滴下を確認したことから、処置を行う。11:13に双葉消防本部へ一般回線で連絡。12:05に富岡消防署より「危険物の漏えいではない」との判断を受けた。

11:45頃、構内の企業厚生棟駐車場で、作業者が車両から油が漏えいしていることを発見。漏えいは停止しており、漏えいした油については吸着マットにて回収を実施。現場確認により漏えいした油はミッションオイルであることを確認。13:15に富岡消防署より「危険物の漏えいではない」との判断を受けた。


その他


地下水バイパス27日排水時の海水サンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(PDF 120KB)
南放水口付近(T-2)で排水中の11:00に採取。前回結果と比べて大きな変動はない。
海水の採取地点T-2については6月2日を参照。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第6回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
議事概要(144KB)
【資料1】プラントの状況(2.11MB)
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(5.57MB)
【資料3】個別の計画毎の進捗状況(42.2MB)
炉注水循環ループ縮小工事開始(3頁)。建屋内循環(2013年11月28日のロードマップ進捗の項を参照。RO装置を4号機T/Bに設置し、集中廃棄物処理施設の水処理装置(キュリオン、SARRY)からこのRO装置を経由して炉注水するので、現状の35m盤の淡水化装置をスキップすることになり、ループは3kmから0.8kmまで短縮する)の工事を6月に開始する。系統概略図(6頁)など。
地下水バイパス運用開始(34頁)。一時貯留タンクの配置、および、水位を観測する観測孔(A-D)とサブドレンピットの位置(37頁)。
RO濃縮水のリスク低減(43頁)。RO濃縮水には90Srが高濃度で残っており、これを多核種除去設備ALPSで除去する他に、モバイル型Sr除去装置で貯留タンク内のRO濃縮水からSrを除去する(2月27日のロードマップの項参照)、SARRYへのCs・Sr同時吸着材適用によりSrを除去する、のふたつの方法を実施していく。モバイル型Sr除去装置は22日に実施計画変更認可申請済み、8月末から処理開始の予定。SARRYのほうは、Cs・Sr同時吸着材をいれた吸着塔を1系列あたり2塔設置して8月末より初期運用を開始し、性能・運用面を評価して11月上旬に本運用による処理を開始する予定。これらにより、RO濃縮水中の90Sr濃度を下げて、RO濃縮水のリスク低減(漏えいリスク・敷地境界線量・作業者被曝の低減)を図る。また、多核種除去設備ALPSの負荷低減(稼働率改善)も期待できる。
凍土遮水壁造成の地盤沈下の評価(50頁)。26日の規制委の第22回特定原子力施設監視・評価検討会の資料抜粋。検討結果としては、予想される基礎底面の傾斜は保守的な条件でも最大1/10,000程度であり建屋基礎の安全上問題ないものと考える。
「汚染水処理対策技術検証事業(トリチウム分離技術 検証試験事業)」に係る補助事業者の公募(57頁)。トリチウム分離および長期貯蔵技術について昨年公募を実施した結果、すぐに使える技術はなかった。これらの技術について知見を更新するために5月より公募を実施している(これはエネ庁の事業)。
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(59頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、60頁)、地下水バイパス調査孔(64頁)、地下水バイパス揚水井(65頁)、排水路(66頁)、海水(67頁)。
サブドレンピット水質調査(69頁)。最近ピットの調査が終わったNo.40(3号機T/B山側)とNo.51(4号機R/B山側)の調査結果(4月24日のロードマップ進捗の項参照)がでた。低濃度の汚染が確認されたが、他の既設ピットと大きく変わらない。今までの結果のまとめ表あり。
タンクエリア堰内たまり水の現状(78頁)。4月11日採取分の分析結果。
雨水処理設備の処理水散水の実績(82頁)。21-26日の散水実績はモバイルRO膜装置の処理水が238.5m3、淡水化処理RO膜装置の処理水が156.3m3
HTI連絡トレンチへの地下水流入(85頁)。19日に当該トレンチ内たまり水の水位上昇を確認した件。当該トレンチ閉塞のためのグラウト注入孔削孔で、掘削孔とケーシングのスキマから地下水が流入した。掘削孔周辺への薬液注入を追加したが効果なく(90頁)、孔内パッカー設置(92頁)と薬液注入追加(95頁)でほぼ流入は停止した。
T/B東側のモニタリングまとめ(100頁)。地下水のトリチウム(106頁)、地下水の全β・90Sr(110頁)、海水(119頁)、取水口付近海水と降雨の関係(134頁)、観測孔位置図(139頁)。
海側遮水壁工事進捗にともなうシルトフェンス撤去と海水採取点の見直し(118頁、129頁)
放水路調査(141頁)。海水系(2次系)冷却水を放流する通路を放水路という(143頁)。もともとは海水が入っているところだが、現状では10m盤東側およびT/B屋根に降った雨水が立坑から流入している。出口(放水口)は、海側遮水壁工事による埋め立て(1-3号機)、堆砂による閉塞(4号機)で埋まっている。10m盤東側およびT/B屋根へ降った雨水の対策を検討するため、放水路の水質調査を実施した。核種分析結果(4月23日採取分)は152頁。Cs、全β等の汚染が確認されたが、建屋内たまり水や海水配管トレンチと比べて十分に低い(放水路は海水配管トレンチとはつながっていない)。塩分濃度も海水より低い。汚染の要因を確認するために、流入水の経路調査と水質調査の追加(90Sr)を実施する。中の水の汚染についてはモバイル処理装置(2、3号機海水配管トレンチたまり水を浄化中)を活用して浄化し、浄化が終了するまではモニタリングを継続する事を予定。
今月の追加的放出放射能量評価(160頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.004億Bq/h、2号機0.0002億Bq/h、3号機0.00009億Bq/h、4号機0.001億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/yearと評価。評価の詳細(ダスト測定値、流量、建屋カバーの漏えい率など)つき。
給食センターの工事開始(169頁)。今日、起工式だった。H26年度末完成予定。
Jタンクエリアを全面マスク着用省略可能エリアに設定(173頁)。溶接型タンクの建設工事をおこなっているJエリアでダスト・表土の測定を実施。低い値であることを確認し、タンク建設作業で使い捨て式防塵マスク(DS2)を着用可とする。ただし、Jエリアにはすでに汚染水を貯留したタンクがあり、汚染水を取り扱うタンクの周りでは全面マスク着用とする。
車両整備場の設置(177頁)。6月1日より営業開始。東電リース株式会社が運営し、整備料金は有料。概要、位置図。
3号機R/B上部除染・遮へい工事(184頁)
使用済燃料の保管状況(185頁)
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業の進捗(186頁)。FHMの撤去を実施中。
使用済燃料プールから取出した燃料集合体他の長期健全性評価(201頁)。IRIDの報告。
使用済燃料プールから取出した損傷燃料等の処理方法の検討(214頁)。IRIDの報告。
事故進展解析技術の高度化による炉内状況把握(276頁)。MAAPコードとSAMPSONコードのモデル追加・改良を行い、1-3号機の事故解析を実施。IRIDの報告。
圧力容器/格納容器の健全性評価技術の開発(300頁)。IRIDの報告。
PCV下部補修(ベント管埋設による止水工法)のうち閉止補助材と止水材の組合せ試験結果概要(314頁)。「格納容器の調査・補修(止水)技術の開発」の一環。IRIDの報告。
上部PCV(小部屋)及びS/C補修技術の開発状況について(326頁)。「格納容器の調査・補修(止水)技術の開発」の一環。IRIDの報告。
ガレキ・伐採木の管理状況(337頁)。保管量の推移。
固体廃棄物の処理・処分にかかる研究開発(339頁)。IRIDの報告。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
変形・破損した燃料を共用プールで貯蔵するために、燃料ラックを変更(既設の90体用1基を49体用に置き換える)する。1、3号機では建屋の爆発にともないガレキが使用済燃料プールに落下しており、燃料が変形・破損している可能性がある。
変形・破損(のおそれのある)燃料は収納缶に入れて貯蔵する計画だが、収納缶のサイズが既設ラックより大きく収納缶ごと貯蔵できないため、より大きなスペースを取れるラックを設置する。また、4号機にある変形した燃料(1月30日のロードマップ進捗の項参照。これは事故の前に変形したもの)も、既設のラックには入らない。

福島県漁連組合長会議説明資料(PDF 2.87MB)
港湾内魚類捕獲状況(5頁)、港湾内魚類対策(7頁)など。



ニコ生
【5/29】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する臨時記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.28(木)17時30分 ~

2014年5月28日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 125KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」で開発中のS/C上部調査装置の実証試験を1号機で実施中(19、27日参照)。今日は、昨日の残り(キャットウォークの南西側)を調査する予定だったが、装置の通信系が不調でこれの調整を今日と明日でおこなう。調査は30日以降に実施する予定。
1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、25日より継続中停止中(30日訂正)

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。ベッセル交換のため、08:54-15:13に停止。起動後、16:28に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、ブースターポンプ交換のため26日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 493KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 406KB)
2013年9月2日-12月25日採取分の地下水と海水の90Srの分析結果。誤った計数効率による問題(2月5日参照)で分析が滞っていた分のうち、結果が出たものから報告していく。

地下水バイパス
、揚水井No.12のトリチウムが運用目標を超えたので、明日、再度サンプリングをおこない(この分析は第三者機関もおこなう)、今後の稼働について検討する。一時貯留槽Gr3-1は昨日27日に排水し、27日14:02よりGr3へのくみ上げを開始している。今日16:00までのくみ上げ量は約300m3。Gr2は22日にサンプリングをおこない、現在分析結果待ち。

入退域管理棟更衣所において作業者が体調不良となり、救急医療室で受診。緊急搬送の必要があると判断されたため、10:29にドクターヘリを要請。11:22に福島県立医科大学附属病院に向け搬送し、12:00に到着。現在、治療中。
Eタンクエリアでタンクのリプレイス作業のなかで、堰等の設置のため鉄筋の組み立て作業をしていた。作業中に気分が悪くなったため引き上げて、入退域管理棟で着替えている最中に悪化した。H24年5月より約2年間、1Fで働いている40代男性。
ドクターヘリの発着場として、発電所北側の双葉町郡山海岸を利用した。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第152報)

護岸エリア下部透水層の水質調査
福島第一原子力発電所護岸エリア(2ー3号機取水口間)下部透水層(No.2-4)の水質調査状況について(PDF 307KB)
2-3号機取水口間の観測孔No.2-4の水質調査結果が出た。21日採取分の134Cs、137Cs、全β、トリチウムはND。今までの下部透水層水質調査はT/B海側の建屋に近いところでおこなっており、護岸エリアではこの観測孔が初めて。今後もサンプリングは継続するが、周期等については今後検討する。


ニコ生
【5月28日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.28(水)17時30分 ~


2014年5月27日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 125KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」で開発中のS/C上部調査装置の実証試験を1号機で実施(19日参照)
福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について(PDF 1.36MB)
S/C北北西側の装置投入位置からS/C外側のキャットウォーク上を時計回りに移動して、2013年11月13日のベント管下部周辺調査で水上ボートによりS/C表面に流水が確認された場所(ベント管X-5Eのあたり)まで移動。周辺を調査したところ、真空破壊ラインの伸縮継手部から漏えいしているのを確認した。
(以下、28日の会見より)
福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果(1:28)(動画)
真空破壊ライン(計8本あるうちベント管X-5E近くにあるやつ)の伸縮継手部から水が流れているのが分かる(動画20秒過ぎ)。伸縮継手の周囲には保護カバーがかぶせてある(PDF資料4、5頁図)。伸縮継手を運搬する際に継手部を固定しておくボルトを通す穴が開いている。ボルトは設置後は外してあり、この穴から水が流れている(資料5頁図)。したがって、継手のいずれかの場所から漏えいした水が保護カバーの中にたまっており、これがボルト穴(伸縮継手のPCVから遠い側)やスキマ(近い側)から漏えいしていると考える。ここ以外の場所からの漏えいは見られなかった。伸縮継手(素材はステンレス鋼)は厚みが1.5mm程度しかなく、海水を炉注水した影響で腐食が発生して穴が開いたのではないか。これは、3号機MSIV室で5月15日に確認された配管貫通部の伸縮継手からの漏えいと同じ状況と推定する。腐食は発生するのに時間を要するので、事故直後からの漏えいは別の場所で起きていたと考える。なお、1、3号機では真空破壊ラインはベント管の中に入っている。
線量調査もおこなっており、キャットウォーク上は400mSv/h程度、AC(不活性ガス)系配管の付近では1.5Sv/h(AC系配管の線量が高いことは以前にも確認している。1月17日に1号機R/B1階南側をγカメラで調査した際に、高線量を確認している。このときはこの配管をPCVベントに使用したからという説明だった)。
1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、25日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、昨日26日より停止中。ブースターポンプ点検のため。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ昨日26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 652KB)

地下水バイパス、10:00-12:38に一時貯留タンクGr3-1の排水を実施。排水量は641m3
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3-1)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3-1)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(PDF 120KB)(5月29日公開)

10:33頃、B北タンクエリアで汚染水タンク雨水抑制対策工事に従事していた作業者が転倒し左膝を負傷。入退域管理棟救急医療室にて医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると判断され、11:24に救急車を要請。
(29日追記)27日12:42に福島労災病院に到着。「左膝外側半月板損傷」と診断された。
当時はタンクエリアで堰カバー(19日参照)の設置作業をおこなっていた。装備は作業着上下にタイベックスーツ、全面マスク、軍手、ゴム手、ヘルメット、安全長靴、アノラック上下。20代男性。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)サンプリング結果
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 99.4KB)
揚水井No.12のトリチウム(26日採取分)が1,700Bq/Lで運用目標を超過したので、20:48にNo.12からの地下水くみ上げを停止した。今後、サンプリング頻度を週2回に増やして傾向監視を強化する。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス揚水井No.12の測定結果について(報道関係各位一斉メール)
揚水井の分析結果が運用目標を超えた場合の手順は20日の資料を参照。「傾向監視の結果、値の上昇継続による一時貯水タンクへの影響が無いことを確認できれば、当該揚水井からの移送を再開する。ただし、移送再開後も、運用目標以上の間は、週2回の分析による傾向監視強化は継続し、その都度、値の上昇継続による一時貯水タンクへの影響がないことを確認する」とのこと。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月26日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 152KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機使用済燃料プールスキマーサージタンク水位、通信異常にともない11:00のデータを欠測(昨日25日23:00も欠測)。
1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機格納容器温度計(TE-16-001から006)を再設置する作業(2013年8月13日、2014年1月30日、5月15日参照)を実施中。既設のものを引き抜いて、新規品を再設置する(23日参照)。今日は計画通り、温度計のついているケーブルのねじれを解消してグレーチングにはさまっているのを外し、途中まで引き上げたところで終了。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日25日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機からの燃料取出し作業、今日までに42回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は924/1533体(使用済燃料が902/1331体、新燃料が22/202体)。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、22日より運転していた(14、19、22日参照)が、06:51に停止。ブースターポンプの取替えを実施するため、
6月2日まで停止の予定。運転再開時期は未定。27日に訂正。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋からプロセス主建屋へのたまり水移送を10:52に開始。移送開始後に漏えい等の異常のないことを確認。移送は6月上旬まで、日中のみおこなう予定。工作建屋は16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 319KB)

09:55頃、固体廃棄物貯蔵庫前で作業前ミーティングに参加している作業者の全面マスクの片方のフィルタが外れていることを確認。その後、入退域管理棟で汚染検査を行い放射性物質の付着がないことを確認するとともに、Jビレッジでホールボディカウンタを受検し、内部取り込みのないことを確認。


その他


地下水バイパス、一時貯留タンクGr3-1の分析結果
地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.5KB)
運用目標を満足しており、明日、準備でき次第排水する。貯留量は798t、排水するのは640tを予定。排水時に海水のサンプリングを予定している(貯留タンクの各グループで、最初に排水する際にサンプリングを実施する予定)。

22日に雨水処理設備の処理水を構内散水した際のダストサンプリングと空間線量率
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 46.9KB)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は2日、2号機は8日、3号機は13日、4号機は15日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.0KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 74.8KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 76.5KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.5KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 86.8KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 78.2KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(3)(PDF 76.8KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 118KB)
共用プール建屋4月分。

敷地内外の降下物測定
福島第一原子力発電所敷地内外における降下物中の放射性物質の核種分析結果(PDF 46.5KB)


ニコ生
【5月26日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.26(水)17時30分 ~


おまけ


今日、規制委の第22回特定原子力施設監視・評価検討会があった。ここで、凍土遮水壁建造による地盤沈下について検討された。
地盤沈下は、凍土遮水壁を作ることによる悪影響のなかで最も懸念していたものだが、今日の検討で悪影響は生じないということが確認された。したがって、6月着工のスケジュールを妨げる理由はないと判断する。しかしながら、まだ検討されるべき論点は残っており、それらについては今後も検討を継続する。というのがこの日の更田委員の結論だった。
この回では、地元の大学からも委員として参加があり、規制のあり方(凍土遮水壁について今頃こんな事を議論してる場合か(これは、エネ庁のほうの会議(陸側遮水壁タスクフォース)では地盤沈下に関してずっと前に検討済みだということみたい)、ALPSみたいに初期不良でたびたび停止することのほうを県民はよほど心配しており、そっちの検討もきちんとしていただきたい)や広報の仕方(この検討会で示された判断について県民にも分かりやすい提示のしかたを考えてほしい)等についての意見があった。これらの意見について、規制委側からは特段の反応はなく(広報については東電に対してちゃんとやれよ的な発言はあったようだけど)、なんだかなって思った。
規制委のHPって、生データ(会議の動画とその際の資料)しかなくて、透明性は抜群かもしれないけど、よほど暇がないと読み解けないよ。要するに情報の垂れ流しなわけで、それじゃあ公衆は見てくれないよ、っていうのはすでに反省としてあると思うんだけれど(これについては2013年9月5日に書いてる)、規制委はこの辺をどう思ってるんだろう。東電のことを信用しない人にとって規制委はカウンターパートになりうるわけだから、東電がやってるくらいのことは規制委もやったら良いのではないか。東電のHPは最近は情報の垂れ流しだけじゃなくて、テーマ別のページとか企画ものの動画とか、一応色々試みてると思うよ。どれだけ効果があるのかは知らないけど。
福島県民は規制委の判断を聞いて安心したいのだ、と言う地元委員の指摘は、なるほどもっともだと思う。規制委・規制庁は、人手が全然足りないのかもだけれど、そういう期待にも応えてくれたらいいのにね。

(29日追記)凍土遮水壁は、1-4号機建屋のドライアップが完了するまで維持することになっているのだけれど、これに要する時間は最低でも7年、長ければ10年以上、という発言があった(これ、紙の資料には見つけられなかった)。これに関連して、専門家の委員から「私は凍土遮水壁には反対である」との意見あり(動画2時間22分過ぎ)。この委員の言うには、凍土方式はあくまで仮設の遮水壁を作る技術であり、7年以上維持するようなものにはふさわしくない。また、建屋周辺の土壌に残留しているであろう放射能は今後、半永久的に敷地内に閉じ込めるべきであり、この点においても恒久的な遮水壁の建造が望まれる。恒久的な遮水壁を建造する方式・技術は既にあるのだから、凍土方式にこだわらず、ふさわしい方式を組み合わせて恒久的な遮水壁を作るのが望ましいと考える。とのこと。これに対して東電からは、将来において遮水壁をどうするかについては決まったものはないので、必要な対策を講じていきたい、みたいな話だった。

2014年5月25日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続していたが09:51に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、22日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、系統水の白濁等を確認し、処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 25.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に20.3cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月24日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、22日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、系統水の白濁等を確認し、処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に20.3cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 272KB)


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番)のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 121KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月23日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 28.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、昨日22日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、今日12:48より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、系統水の白濁等を確認し、処理運転を停止。
多核種除去設備CFF炭酸塩スラリー流出の原因と対策について(PDF 2.05MB)
B系で3月18日、A系で3月27日と5月17日、C系で5月19日に確認された炭酸塩スラリー流出の原因と対策についてまとめ。クロスフローフィルターのテフロン製プレートガスケットが放射線劣化により脆化して損傷したところから炭酸塩スラリーが流出した(詳細は20日の福島県廃炉安全監視協議会の項を参照)。テフロン製の部材で放射線の影響を受けるようなものはこれ以外には無いことを確認している。
19日のC系では、CFF7Cと8Cの出口水で白濁を確認。吸着塔1塔目出口水でCa濃度が1.3ppm、2塔目出口水で1.0ppm。17日のA系CFF5Aと合わせてCFFの分解点検を実施する。
B系では系統内除染と改良型CFFへの交換を実施して今日23日12:48より運転を再開した。CFFの交換は前処理設備(資料14頁)後段のクロスフローフィルター2(CFF3からCFF8)のみを優先しておこなう。前段のクロスフローフィルター1(CFF1とCFF2)は準備ができ次第交換を実施する(前段のクロスフローフィルターでは沈殿物を完全に取り去ることを期待しない設計となっているため、後段の交換を優先する)。
A系とC系では、ブースターポンプ1出口水のCa濃度を毎日測定することで炭酸塩スラリー流出の早期検知ができたので、汚染を拡大することなく運転を停止している。今後、改良型CFFへの交換を行い、A系では6月上旬、C系では6月中旬に起動予定(C系では、停止中に腐食対策有効性確認も実施する)。
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の処理運転再開について(報道関係各位一斉メール)

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に20.2cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における 地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 551KB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 288KB)

地下水バイパス、16:00時点でGr1への揚水量が720m3。Gr3は去年にGr1、Gr2、Gr3にそれぞれくみ上げて詳細分析したものを集めて貯留しているが、あらためて分析をおこなっている。Gr2では昨日22日にサンプリングを実施、今後分析していく。当面の間、排水の際には分析結果を漁協へFAXで通知することにしている。

雨水処理装置の処理水の散水、今日は70m3実施した。21日の70m3と合わせてこれまでの実績は140m3


その他


2号機格納容器温度計(TE-16-001から006)を再設置する作業(2013年8月13日、2014年1月30日、5月15日参照)を20-22日に実施した。当該の温度計は、1本のケーブルに直列に取付けて2013年8月13日に格納容器内に設置したが、その際にグレーチングにはさまってケーブルがねじれた状態となり、当初予定の位置に設置できていなかった。このねじれを解消して当初の予定位置に再設置する作業をおこなっていたが、作業の中で温度計の信頼性が低いことが判明したので、これを引き抜いて新規品を再設置することとする。作業は26日より実施する予定。

15日の5、6号機RO装置からの漏水の件。その後の調査により漏えいの原因は次のとおりと推定:濃縮水に含まれるCaやMg成分が除々に配管内に析出し、その析出物が下流側の逆止弁に堆積して濃縮水ラインが閉塞、これにより当該ラインの圧力が上昇し、安全弁排出ラインのホースが内圧に耐えられずに破損した。破損したホースの交換、閉塞した逆止弁の析出物の除去、および、濃縮水ラインの他の弁及び計装品、配管の清掃を実施。
再発防止対策:安全弁下流側の排出先を濃縮水ラインから分離し、淡水化装置の上流側に設置されている取水槽へ繋がるラインを敷設。濃縮水ラインに設置されている透明のアクリル配管部で析出物の付着状況の確認を日常点検で行う。濃縮水ラインに設置する圧力指示を日常点検時に確認し、圧力の上昇傾向が確認された場合はラインの点検清掃を行う。以上の対策を講じて、今日、装置の運転を再開した。なお、濃縮水ラインの圧力を検出するための圧力計は準備が整い次第設置する。

地下水バイパス排水時の海水サンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(PDF 241KB)
福島県の要望により、21日の排水前、排水中、排水終了後、排水終了後1時間の南放水口付近の海水を採取して分析した。134Cs、137Cs、全β、トリチウムについて、排水の前後で大きな変動はなかった。また、参考として、C排水路出口付近でも排水中に採取・分析を実施(当日は降雨があり、排水路からの排水がある状態だった)。採取地点は資料の地図を参照。
海水の採取地点T-2については6月2日を参照。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
高性能多核種除去設備に関するもの。


ニコ生
【5月23日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.23(金)17時30分 ~


2014年5月22日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日よりブースターポンプ点検のため停止していたが12:19に起動、12:48に定常流量に到達。
(以下、23日の会見より)19日に確認された高温焼却炉建屋ープロセス主建屋間トレンチのたまり水を高温焼却炉建屋へ移送したために高温焼却炉建屋のたまり水水位が上昇している。これを処理するために、一旦起動した。26日に再び停止して点検作業に復帰する予定。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、系統水の白濁等を確認し、処理運転を停止。
B系は23日に処理運転を再開する予定。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に20.1cm。工作建屋は16日に回収を完了。

10:50頃、H4タンクエリアの堰内雨水をH2北タンクエリアの500tタンクに移送中に、当該ライン移送ホースから水が漏えいしていることを作業者が発見。11:10に移送ポンプを停止し、漏えいの停止を確認。漏えい場所はH4エリアとH4北エリアの間で、漏えい範囲ついては、降雨の影響により特定出来ない。その後、H4エリアのパトロールを行った結果、異常のないこと、また、タンク水位に変動がないことから、H4エリアタンクからの漏えいはないことを確認。
漏えい場所の線量を測定したところ、雰囲気線量と同程度であることを確認。
漏えい個所地表面(5cm距離)70μm線量当量率(β線)0.00mSv/h、1cm線量当量率(γ線)0.03mSv/h
H4エリア堰外雰囲気(地面から150cm)70μm線量当量率(β線)0.00mSv/h、1cm線量当量率(γ線)0.04mSv/h
H4エリア堰内雰囲気(堰内雨水表面およびタンク側面から150cm)70μm線量当量率(β線)0.00mSv/h、1cm線量当量率(γ線)0.07mSv/h
H4エリア堰内雨水の分析結果は、134Csと137CsがND、全βが16、90Sr(簡易測定)が6[Bq/L]であり、雨水の排水基準を下回っていた。
移送ポンプの稼働時間と漏えい状況から、漏えい量は最大で約4m3と推定。漏えい水は外周堰の内側にとどまっており、海への流出はないと考える。漏えいは移送ホースの損傷部で発生しており、損傷の状況から、踏み付け等の外荷重によりホースが割れたものと推定。対策として、当該ラインを含めた同様な移送ラインの外観確認を行い、同様な個所が無いかを確認するとともに、再発防止のため、ホースの踏み付け防止の「注意喚起表示」の取り付けを行う。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア堰内水移送ラインからの水漏れについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所H4タンクエリア堰内水移送ラインからの水漏れについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所H4タンクエリア堰内水移送ラインからの水漏れについて(続報2)(報道関係各位一斉メール)
(以下、23日の会見より)損傷したホースはカナフレックスホースに保温材を巻いたもの。パトロール等で人が通るところに束ねて設置してあるためにまたぎにくい状況となっており、通行する際に踏みつけたと推定。これ、前に4号機T/B内の移送ホースでもあったよね。人が踏まないと通れなくて、それでカナフレックスホースが損傷して漏えいしたの。2012年9月13日に報告書が出てる。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF172 KB)


その他


サブドレン復旧に向けた建屋周辺の地下水調査結果(2013年8月23日、11月25日参照)
福島第一原子力発電所1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果(PDF 66.5KB)
17、19日に報告した新設サブドレンN14の20日採取分。トリチウムは13,000Bq/Lでその他の核種も含めて前回と変わりない。今後も引き続き監視を継続する。

実施計画の変更認可申請
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
モバイル型Sr除去装置(タンクに貯留しているRO濃縮水などのSrを除去する。2月27日のロードマップ進捗の項参照)の件。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月21日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 146KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。ブースターポンプ点検のため、28日まで停止の予定。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より循環待機運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より循環待機運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、系統水の白濁等を確認し、処理運転を停止。

19日の高温焼却炉建屋ープロセス主建屋間トレンチ内部の水位上昇の件。高温焼却炉建屋へのたまり水移送を03:50に停止。その後、漏えい等の異常のないことを確認。今日21日07:00時点のトレンチ内水位は1226mm。現在、トレンチへの水の流入個所について止水処理を実施中。なお、高温焼却炉建屋と当該のトレンチの接続部で流速を測定し、流速がゼロであり止水処理した場所への影響は無いことを確認した(流速測定については19日の資料44頁を参照)。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に20.0cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF287 KB)

地下水バイパス、10:25-12:42に貯留タンクGr1-1の水を海洋へ排水した。排水量は561m3(排水ポンプ出口に付いている流量計で計測)。排水はK排水路の出口のところへおこなう(写真)。排水の状況についてパトロールを実施、12:47に漏えい等の異常のないことを確認。
地下水バイパス排水状況(写真・動画のリンク)
(コメント)福島第一原子力発電所における地下水バイパスの実施について(プレスリリース)
「汚染水の増加抑制対策の中でも重要な位置づけである地下水バイパスの実施にあたり、福島県および漁業関係者をはじめ多くの皆さまからご理解いただけたことにつきまして、心より感謝申し上げます。
地下水バイパスの運用にあたりましては、設備の管理に慎重を期すとともに、水質分析を第三者機関にもお願いしながら、運用目標等を厳守してまいります。」
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水予定について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水予定について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(PDF 241KB)(5月23日公開)
今日15:30より地下水のくみ上げを再開(これ以降、くみ上げは24時間連続しておこなう)、貯留先はGr1。Gr1へのくみ上げは1週間程度継続する予定。Gr2へのくみ上げは昨日で終了している。くみ上げ量はタンク3基を合わせて1,370m3。明日、3つのタンクの中を循環させた後にサンプリングをおこなう。排水前の通常分析は、社内の分は2、3日でできるが、第三者機関の分析も必ず合わせておこなうことになったので、いつ結果が出せるかは未定。次回の排水はGr3の貯留水(排水分が630m3、去年に詳細分析を実施した分)。
建屋への地下水流入がどれくらい低減できるかについては、数十-100m3程度の効果を期待しているが、実際にはやってみないと分からない。今後、地下水くみ上げを継続して徐々に建屋周辺の地下水位を下げていくが、効果の確認には2-3ヶ月を要すると考えている。R/B建屋西側に地下水位をモニターする観測孔を3ヵ所設置してあり、免震重要棟から24時間モニターしている。

雨水処理設備20日の資料を参照。タンクエリア堰内にたまった雨水のうち、暫定排水基準(2013年10月15日参照)を満たさない放射能濃度のものを浄化する装置)の運用を開始した。処理水の構内散水を13:22-16:12に実施。散水量は70m3(モバイルRO装置の分が25m3、淡水化処理RO装置の分が45m3)。
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 94.6KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の散水状況(写真)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第151報)(プレスリリース)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 121KB)



ニコ生
【5月21日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.21(水)17時30分 ~


おまけ


地下水バイパスの設備が使用可能になってから運用開始までに1年を要した(ここら辺のことについては2013年7月22日の記事に書いてる)。いままで増える一方だった汚染水を根本的に抑制する対策がようやく始まった。これは始まりであって、これからできること、やるべきことはたくさんある。予定している貯留タンクの総容量は80万m3、これで汚染水対策にケリをつけることができるのかどうか。「国内外の叡智を集めて」って良く聞くけれど、汚染水対策に今一番必要なのはそんなことじゃなくて、気持ちに引きずられずに合理的な判断をする当事者たち(この大多数は消費者のこと)の能力なのだと思う。「美味しんぼ」の話とか大飯原発の運転差し止め裁判の判決とか、ほんとうにがっかりするような非合理なことが多いのだけれど、それでもそういう社会を生きている以上、文句を言っても仕方がない。何ができるのか、考えて行動していくより他にない。
他人の好き嫌いについてとやかく言うつもりはない。けれども、好き嫌いが一致しない時に話をまとめようとしたら、足がかりになるのは合理性ぐらいじゃないか、と思う。それなのに、自分の好き嫌いを合理的な判断だと思い込んでいる人が少なくない。自分の判断の根拠になっているものについて、それが単なる好き嫌いではなくて客観的合理的なものかどうか吟味していって、合理的に確かに言えることだけを研ぎ出していく。そういう作業が私は大好きなのだけれど、趣味を同じくする人は世の中にはあまりいないのかもしれない。

2014年5月20日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 169KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」で開発中のS/C上部調査装置の実証試験をおこなうため、1号機R/B1階北西エリアの床面で角形の穿孔作業を今日よりおこなう(19日参照)
1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機格納容器温度計(TE-16-001から006)を再設置する作業を今日より実施(2013年8月13日、2014年1月30日、5月15日参照)
2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、16日より停止していたが、10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日19日より運転中。
水処理装置、SARRY、昨日19日より停止中。ブースターポンプ点検のため、28日まで停止の予定。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より循環待機運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より下記のように循環待機運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で系統水の白濁等を確認し、循環待機運転へ移行。
多核種除去設備ALPS C系は処理運転中だったが、今日20日の定例のサンプリングで系統水に若干の白濁があること、Ca濃度が高いことを確認。このため、09:00に処理運転を停止し循環待機運転に切り替えた。系統の出口水の分析結果は全βが400Bq/Lで、昨日19日の分析結果(290Bq/L)と変わらず通常の変動の範囲内。対策については、下記の廃炉安全監視協議会の項に記載あり。

昨日19日の高温焼却炉建屋ープロセス主建屋間トレンチ内部の水位上昇の件。トレンチ内部の水を高温焼却炉建屋へ00:05に移送開始(00:15に漏えい等、異常がないことを確認)。採取したトレンチ内の水の分析結果は以下の通り。
・高温焼却炉建屋-プロセス主建屋間トレンチたまり水(立坑付近)[5/19 23:20 採水]
134Cs:3.7×106Bq/L、137Cs:1.0×7Bq/L
・高温焼却炉建屋-プロセス主建屋間トレンチたまり水(掘削口付近)[5/20 2:20 採水]
134Cs:4.8×101Bq/L、137Cs:1.5×2Bq/L
当該のトレンチは東西に約100mほどの長さがあり、立坑付近は東端、掘削口付近が西端にある。トレンチ内に流入している水(掘削口付近)の分析結果は焼却工作建屋西側サブドレン水の濃度とほぼ同等であることから、トレンチ内に流入している水は地下水であると判断。なお、トレンチ内のたまり水は高温焼却炉建屋およびプロセス主建屋に滞留している汚染水の濃度とほぼ同等である。今日20日07:00時点のトレンチ内の水位は2447mm。 現在、トレンチ内への水の流入個所について、止水処理を実施中。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に19.8cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 403KB)


その他


明日21日午前中に、地下水バイパスの貯留タンクGr1-1に貯留している地下水の海洋への排水を開始する。また、地下水のくみ上げは日中のみおこなってきたが、明日より24時間連続したくみ上げを開始する。Gr1の次はGr3の貯留水(去年くみ上げて詳細分析も終了していた分)を排水する予定。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水開始予定について(報道関係各位一斉メール)

今日、福島県主催の「平成26年度第2回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」があった。その際の資料。
地下水バイパスのために汲み上げた地下水が運用目標等以上となった場合の対応方針(PDF 87.4KB)
一時貯留タンクまたは揚水井の水が運用目標を超えた場合の手順。詳細分析は月2回実施する。また、10日に1回程度、全βを検出限界を下げて分析する。
地下水バイパス計画の実施及び廃炉に向けた取組についての緊急申し入れに対する回答について(PDF 125KB)
福島第一原子力発電所 地下水バイパスについて(PDF 2.54MB)
地下水の排水手順にキーロック解除を入れてダブルアクションとし、ヒューマンエラーによる誤放出を防止する措置を取っている(8頁)。
多核種除去設備について(PDF 1.98MB)
今までのトラブルまとめと高性能/増設多核種除去設備への反映(1頁)
17日のA系停止の件(6頁)。ブースターポンプ1出口水のサンプリングで、若干の白濁と通常より高いCa濃度(11ppm)を確認しm処理運転を中断。CFF各出口水をサンプリングし、CFF5出口水で白濁を確認、炭酸塩スラリー流出と評価。
CFF点検結果(8頁)。CFF7Aと8Aでは欠損はなかったが微小なキズができていた(10頁に写真)。新品のプレートガスケットは折り曲げても破断しないが、使用済のものは折り曲げると破断することを確認、使用済のガスケットは脆化していた(11頁)。これが放射線劣化によるものであることを確認するために、テフロン(PTFE)と合成ゴム(EPDM)について照射試験(照射後に引張試験)を実施(13頁)。結果は、テフロンでは10,000Gy照射後(約250日運転相当)から明らかな脆化を確認(14頁)。合成ゴムでは100,000Gy(約6年半運転相当)まで照射されても材料特性の有意な変化は確認されず(15頁)。19日の時点でA系は414日、C系は233日、B系は停止した3月18日時点で279日が経過している。脆化は進行していると推定され、すみやかな交換を計画。対策としては、改良型CFF(ガスケット素材を合成ゴムに変更し、逆洗時の圧力脈動に対する耐性を向上させるため、プレートガスケットの構造をOリングへ変更)への交換を実施する(16頁)。B系統はCFF交換後に23日に運転再開の予定(18頁)。
β線連続モニターの検討(19頁)。現在、炭酸塩スラリー流出を検知するためにブースターポンプ1出口水を毎日サンプリングしているが、さらなる早期検知を目的としてβ線連続モニターを系統出口合流地点に設置することを検討している。
福島第一原子力発電所における当社社員による現場管理の強化(PDF 30.7KB)
作業環境・労働環境改善について(作業員の確保について)(PDF 5.85MB)
線量低減、設備対策(大型休憩所、暫定事務棟の工事現況写真)、労働条件の適正化のための対策、など。
凍土遮水壁の概要(PDF 452KB)
凍土遮水壁に関する意見・質問一覧と回答(PDF 12.2KB)
雨水処理装置の運用に関する申し入れに対する回答について(PDF 106KB)
雨水処理装置を用いたタンクエリア堰内雨水の散水について(PDF 1.75MB)
雨水の排水基準を満たさない堰内雨水の核種分析結果(4月11日採取分、5頁)。H6エリアでは、2013年12月に堰内の床面の清掃とポリウレタン塗装を実施した後の2014年2月に濃縮塩水の漏えいが発生し、現在は基準超となっている。二重堰構築後に再清掃・再塗装を実施する。8頁に散水予定場所の地図。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


IWJ中継
140520 東電記者説明会「地下水バイパス-運用始まる」 18:00 (89:51) 


2014年5月19日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 24.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続していたが10:08に停止。10:06よりプロセス主建屋へ移送開始。

4号機からの燃料取出し作業、昨日18日までに40回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は880/1533体(使用済燃料が858/1331体、新燃料が22/202体)。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、16日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止していたが10:24に起動。SARRYがブースターポンプ点検で停止するため。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転していたが07:00に停止。ブースターポンプ点検のため、28日まで停止の予定。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より循環待機運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で系統水の白濁等を確認し、循環待機運転へ移行。下記の廃炉対策現地調整会議の項に最新の状況について記載あり。

高温焼却炉建屋とプロセス主建屋の間のトレンチ内部の水位が12:00-16:00の約4時間で2461mmから2606mmに上昇したことを確認。このため、近くで行われていた現場作業を確認したところ、高温焼却炉建屋とプロセス主建屋間トレンチのグラウト充填工事の準備作業として、トレンチ天井部に地表面から4ヵ所の孔を開ける作業を実施しており、その内、1ヵ所の孔より地下水と思われる水が流れ込む音を22:55頃確認。これを受けて、トレンチ内部の水を高温焼却炉建屋へ移送するとともに、ファイバースコープによるトレンチ内部の状況確認、トレンチ内の水の分析をすることとした。
(以下20日の会見より)当該のトレンチは、高温焼却炉(HTI)建屋止水工事で建屋とトレンチの間の止水が完了したところ(19日の廃炉・汚染水対策現地調整会議の項を参照)。次のステップとして、トレンチ内の水を抜いてグラウト充填する予定で、この工事を行っていた。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に19.8cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 288KB)

11:45頃、G4タンクエリアでパトロール中の作業者が転倒し右足を負傷。入退域管理棟救急医療室で受診し骨折を確認。緊急搬送の必要ありと判断され12:49に救急車を要請。14:07に南相馬市立総合病院に到着。「右下腿骨折」と診断された。


その他


サブドレン復旧に向けた建屋周辺の地下水調査結果(2013年8月23日、11月25日参照)
福島第一原子力発電所1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果(PDF 95.9KB)
17日に報告した新設サブドレンN14(4号機R/B山側)のトリチウム再分析の件。15日再採取分の結果は8,900Bq/Lで前回(11,000Bq/L)とほぼ同程度であり、試料の汚染の可能性はないと判断した。ただし、全β放射能がNDになっていることや他のサブドレンの値に対しトリチウム濃度が高めであるため再サンプリングを実施し、時間をかけて状況を監視していく。

T/B東側下部透水層の水質調査結果(2013年10月4日、12月20日、2014年1月21日参照)
福島第一原子力発電所タービン建屋東側(海側)下部透水層の水質調査状況について(途中経過)(PDF 313KB)
揚水量が多いと作業時間を要し、作業者の被曝線量が増加するので、揚水量を最適化するために揚水量を変えて水質分析をおこなった。対象はH25J⑦(3、4号機間海側)で、9日に採取。10L、30L、120Lと3種類の揚水量で分析した結果、トリチウムの値に若干のばらつきがあった。この結果をもとに、揚水量を検討する。

「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」で開発中のS/C上部調査装置の実証試験を1号機でおこなう。
研究開発「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」にて開発中のS/C(圧力抑制室)上部調査装置実証試験の実施について(PDF 605KB)
S/C上部調査装置は、クローラ付きの移動台車に搭載するマストを交換することで、3つの調査(S/C上部調査、トーラス室壁面調査(カメラおよびソナー))をおこなう。台車は調査時にS/C上のキャットウォークの上を移動させる。S/C上部調査では、2013年11月13日にベント管下部周辺調査で確認されたS/C表面を流れる漏水の出所を確認するために、損傷の想定される構造物をカメラで撮影する。トーラス室壁面調査では、T/Bに接する東側の壁面でたまり水の流れが見られるかどうかをカメラおよびソナー(超音波センサー。水中の微粒子などからの反射波でドップラー計測をおこない、流れの有無を確認。9頁)で確認する。また、壁面の貫通部の構造物の状況をカメラで確認する。
アクセスルートとしては、トーラス室調査のために2013年2月13、14日に1階床に開けた孔に隣接して615mm四方の角形の孔を新たに開けて、ここからキャットウォーク上に装置を吊り下ろす(7頁)。
明日20日より床穿孔を開始。その後、6月中旬にかけて試験をおこなっていく(8頁)。

2号機格納容器温度計(TE-16-001から006)の再設置を明日20日に行う(2013年8月13日、2014年1月30日、5月15日参照)

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第9回)があった。その際の資料。
【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況(3.86MB)
2、3号機海水配管トレンチ凍結止水工事進捗(4頁)。2号機立坑Aは4月28日より凍結運転を開始している。5月14日時点でトレンチ最下部の温度は-10℃から-20℃程度に低下。2号機開削ダクトは削孔作業中で、6月上旬に凍結開始予定。3号機立坑Dでは測温管の削孔を開始している。
4m盤フェーシング工事の進捗(8頁)。1-2号機間、2-3号機間、3-4号機間護岸エリアのフェーシングは5月2日に完了。
海側遮水壁工事の進捗(9頁)
地下水バイパスGr1-1の詳細分析結果(11頁)。14日の公表分に加えて、JAEAの分析結果あり。
護岸エリア地下水、港湾内海水のモニタリングまとめ(13頁)。3月以降、1-4号機取水口付近の海水の全βとトリチウムがゆっくりと上昇している。遮水壁内の埋め立て進捗により遮水壁内の海水量が減少しており、4m盤からの汚染地下水の浸出が継続していれば濃度が上昇する状況ではある。また、降雨の後に3-4号機間で濃度が上昇しており、1、2号機側の海水が降雨により移動した可能性が考えられる(20頁)。
地下水バイパス揚水井、タンクエリアの追加ボーリング、排水路のモニタリングまとめ(22頁)
海側遮水壁工事進捗にともなう海水採取点の変更(18頁)
多核種除去設備ALPSの状況(35頁)。17日にA系で系統水の白濁等が確認された件。吸着塔上流側(吸着塔2A出口)でCa濃度上昇が見られないので、炭酸塩流出範囲は限定的と推定(37頁)。影響範囲について調査を継続。なお、炭酸塩スラリー透過の原因と推定されるクロスフローフィルター(CFF)のガスケット劣化については、放射線の影響で劣化したと考えられるテフロン製からゴム製のものに変更して対応する。A系では元々停止して点検を実施する予定だったのが、1週間ほど前倒しになった形。この間に改良型CFFへの交換を実施する。B系とC系でも同様に交換を予定しており、B系は5月25日頃から処理運転を再開する予定。
弁銘板の取付け進捗(40頁)。当初計画の約5,000台について完了。弁の施錠管理は4月18日までに完了している。
当社社員による現場管理の強化(75頁)。現場管理を徹底するための対策として、エリアキーパー制(1-4号機側・タンクエリアを14エリアに分割し、責任者を設定する。9頁)、パトロールの増加、監視カメラの設置、タイベックスーツに東電のワッペン貼付け、現場専用車の増車(すぐ現場に行けるように)、事務本館(暫定事務棟)の設置(6月末に一部、9月末に完了。2Fのバックオフィスから現場に近くなる)、全面マスク着用省略可エリアの拡大、管理職の現場出向倍増。
【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(3.29MB)
タンク堰二重化工事の進捗(通しで4頁)。4月4日の降雨にともなう堰内雨水により、内堰工事が20日間程度遅延している。堰内雨水の移送先である4000m3ノッチタンク群が満水に近く、4月上旬に稼働を見込んでいた雨水処理装置も供用開始できていないため。目標の5月末完了にギリギリの状況。
H6タンクエリアの汚染土壌回収(8頁)。5月末までかかる予定。
外周堰・枝排水路の復旧(9頁)。現状、タンクからの漏えい水が内堰を越えて排水路に流れ込まないよう、主排水路BラインとCラインを暗渠化し、これに接続する外周堰排水口および枝排水路も閉塞している。堰の二重化完了後、順次外周堰の排水口および枝排水路を復旧していく。
タンク設置工事現況(11頁)。J2/3、J4、J5、Dの各エリアは製作開始が1-1.5ヶ月遅れ。また、詳細検討により設置できるタンクが全体で1基減っている。これを反映してタンクシミュレーションを2つのケース(基本ケースとリスクケース(基本ケースからサブドレンと凍土遮水壁の効果を抜いて、海側遮水壁の地下水ドレンくみ上げを追加))で実施。タンク容量合計(黒線)、ALPS処理水貯槽合計(ピンク線)のいずれも前回示したものより少なくなっている。いずれのケースでも保有水合計はタンク容量合計を超えないが、リスクケースではALPS処理水保有水量がALPS処理水貯槽合計を超えてくる。この場合は、新設のきれいなタンクではなくて一旦汚染水を入れて汚れたタンクへALPS処理水を入れることで、貯留は可能である。ALPS処理水はできるだけ新設の溶接型タンクへ収められるよう、検討していきたい。
堰内雨水処理方針(20頁)。日量100mmの降雨があった場合に、2日で受入タンクへ移送してから放射能濃度の分析をおこない、排水および雨水処理装置で処理をするようにする(2日ドライアップ計画)。このために、移送能力(35-70m3/エリア)、受入能力(排水基準を満たすもの用のタンク(計3,500m3)と満たさないもの用のタンク(4000m3ノッチタンク群))、雨水抑制対策(雨樋設置で60%カット)が必要。4月時点では雨樋設置が約60%、それ以外は設置済みだが、4000m3ノッチタンク群はほぼ満水で、代替のT/B地下は受入れ可能量が200m3/週。
6月末以降(梅雨)に向けた対策として、受入れ能力の増強(雨水処理装置の稼働により4000m3ノッチタンク群の空き容量を確保する、受けタンクを2,500m3増強する)、雨水抑制策(雨樋設置率を95%とする、堰カバーを設置する)。
堰カバー(28頁)。単管などで足場を組み、カバーを設置する。台風などの強風にも耐える構造。4月11日に汚染水対策検討WGで資料が出ていたやつの1案を実際にやるという話。
B・C付け替え排水路の最終排出先決定(35頁)。B・C排水路は元々、放水堤脇の港湾外へ排水していたが、これを1-4号機取水路開渠内へ変更することとした(高濃度汚染水が流出した場合に港湾外への拡散を遅らせることができる、開渠内のほうが作業スペースの点から汚染水拡散抑制の対策をとりやすい)。7月中旬に工事完了する予定。
高温焼却炉(HTI)建屋止水工事の状況(41頁)。HTI建屋止水処理完了後の地下水流入量は約14t/day。止水したHTI連絡トレンチとHTI建屋の接合部からの流入は、流速計の測定(流速は0)からおおむね止まっているものと想定。流入量が0にならないのは、地下外壁面や床面のコンクリート打継ぎ部から流入があるためと考えられる(打継ぎ部は100%止水はできていない)。今後、建屋内のドライアップ後に除染をおこない、補修をおこなう。
【資料3】凍土式遮水壁の進捗状況(1.15MB)
小規模凍土壁(実証試験1)の状況。土中温度分布、揚水試験結果。



ニコ生
 【5月19日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.19(水)17時30分 ~

2014年5月18日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、16日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より循環待機運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で系統水の白濁等を確認し、循環待機運転へ移行。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に19.4cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月17日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、4月24日より停止していたが09:29-18:24に実施。移送先は1号機廃棄物処理建屋。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より停止していたが09:57に再開。移送先は3号機T/B地下。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業にともない15日より停止していたが、今日11:07に起動した(4月22、23日参照)。起動後のプール水温は24.4℃(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日16日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。4月23日より運転だったが、下記のように09:00より循環待機運転。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。
多核種除去設備ALPS A系は処理運転中だったが、今日17日の定例のサンプリングで系統水に若干の白濁があること、Ca濃度が高いことを確認。このため、09:00に処理運転を停止し循環待機運転に切り替えた。系統の出口水の分析結果は全βが240Bq/Lで、昨日16日の分析結果(320Bq/L)と変わらず通常の変動の範囲内。現場調査で、クロスフローフィルター5の出口水で白濁を確認。クロスフローフィルターから炭酸塩スラリーが透過している可能性がある。引き続き調査していく。
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)A系における処理運転の停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)A系における処理運転の停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 76.5KB)
建屋のたまり水深さは、14:00に焼却建屋が19.4cm。工作建屋は昨日16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 310KB)


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番)の分析結果。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 154KB)

サブドレン復旧に向けた建屋周辺の地下水調査結果(2013年8月23日、11月25日参照)
福島第一原子力発電所1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果(PDF 142KB)
新設のサブドレンN14(4号機R/B山側)の核種分析結果(15日採取分)は、134Csが0.92、137Csが2.6、全βがND(<11)、トリチウムが11,000[Bq/L]など。トリチウム濃度が他の建屋周辺地下水の値に対して高めだが、全β放射能濃度がNDであることから、試料の採取から分析までの過程において放射性物質が混入した可能性も含めて後日再分析を実施する予定。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月16日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器圧力計(PT-1601-69)、計器不良のため11:00より欠測。05:00の値が101.3kPa(abs)、11:00の値が20.3kPaと急に下がっている。その他の圧力計などには変化なく、当該計器の不良と判断した。本設の圧力計で交換が難しいため、今後は代替の圧力計を選んで計測することになる。2011年3月11日よりこの圧力計を使って格納容器圧力をモニターしてきたみたい。2011年11月29日に当該圧力計の計測値の訂正についてプレスリリースが出ていて、これの添付資料にこの圧力計に関する情報がある。
23:00より格納容器圧力計(PT-1632C)にて採取。単位はkPa(gage)に変更となる。23:00の値は3.5kPa(gage)。
1号機T/B地下たまり水移送、4月24日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業にともない昨日15日より停止中(4月22、23日参照)。停止時のプール水温は19.5℃(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日15日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、4月23日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
各建屋のたまり水深さは、14:00に焼却建屋が19.4cm、工作建屋は下記の通り。
工作建屋地下のたまり水移送(9日参照)、12日より実施していたが10:30に水の回収作業が終了したため移送を終了した。移送量は約40m3。移送終了後の水位はほぼゼロ。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.05MB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 373KB)
3号機スクリーンの海水は、海側遮水壁と護岸の間の埋め立てのため明日17日が最後のサンプリングとなる。


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 11.3KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20㎞圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 21.6KB)

雨水処理設備と処理水の散水の概要。
雨水処理用の逆浸透膜処理装置を用いたタンクエリア堰内雨水の散水について(PDF 122KB)
福島県からの申し入れに対する回答として説明した資料。実施計画は4月25日に認可されている(4月28日参照)。処理した水は、134Cs、137Cs、90Sr(全β濃度で代用)、トリチウムの合計について告示濃度比が0.22以下(資料4頁)であることを確認した後に構内の南側(G4南タンクエリアの南、G5エリアの東のあたり)に散水する。関係個所の了解が得られれば、排水路への排水を開始する。
(以下、2015年3月27日追記)暫定排水基準(2013年10月15日参照)を下回る堰内雨水は散水する。2013年の台風シーズンの際は、基準を下回る堰内雨水は堰外へ排水していたが、これは暫定的な処置であり、雨水処理設備稼働後に構内散水に変更したらしい。なお、今日時点で、処理後の雨水等は排水路への排水は行われず、構内散水が継続している。

SARRYのブースターポンプの点検を行うため、19-28日にSARRYを停止する。なお、停止期間中は、キュリオンセシウム吸着装置を起動して処理を行う予定。14日にポンプ交換するって言ってたよ。

4月24日に一般焼却炉建屋で作業中に指を挟み負傷した男性作業者のその後。福島労災病院より診断書が発行され「右小指末節骨開放骨折」と診断された。

実施計画の変更認可申請の一部補正を提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
2月12日に変更認可申請、4月16日に一部補正した分。増設多核種除去設備について。

凍土遮水壁実証試験の状況(写真、動画)



ニコ生
【5月16日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.16(水)17時30分 ~

2014年5月15日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 144KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、4月24日より停止中。

2号機格納容器温度計(TE-16-007、008)、08:35に監視用温度計から除外。当該の温度計は、他の温度計6台とともに1本のケーブルに直列に取付けて2013年8月13日に格納容器内に設置したが、グレーチングに干渉したため当初予定の位置に設置できたのは監視用温度計として運用していた2台のみ。これらを再設置する作業(1月30日のロードマップ進捗の項を参照)を20日に行う予定で、この作業の一環としての処置。
2号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

3号機R/B1階MSIV室内調査を実施。
福島第一原子力発電所3号機主蒸気隔離弁(MSIV)室内調査結果 <速報>(PDF 417KB)
4月23日にグレーチングの上をパンチルトカメラで調査後、5月8日に内視鏡をグレーチングのスキマから入れてグレーチングの下を調査したが、周囲1m程度しか視界が取れなかったため、今日、グレーチングを吊り上げてパンチルトカメラでグレーチングの下を調査した。
主蒸気配管Dの配管貫通部の伸縮継手の保護カバーのところから鉛筆2-4本程度の水がたれているのを確認(資料3頁)。カバーの内側のどこから漏れているかは見えないので分からない。その他の配管からは漏えいは確認されず(4頁)。室内の床面には全域にわたって水がたまっている。南側(主蒸気配管C、D側)では東側に向かって水が流れているが、北側(主蒸気配管A、B側)では流れは観察されず。したがって、漏えいしているのは主蒸気配管Dのみと推定、ここからの漏えい水が室内のファンネル(RF-125B)へ流れ込んでいるものと考える(5頁)。
漏えいは主蒸気配管の貫通部(ペネトレーション)にある伸縮継手のベローズ(貫通部で最も構造的に弱い)で発生しているものと考える。漏えいしているのは格納容器内にたまっている水で、これが貫通部を通じて損傷部から漏えいしている。主蒸気配管の中から漏えいしているのではないと考える(1月22日参照)。事故後に海水を注水しており、これによりベローズで腐食が進んだのが原因かもしれない。配管貫通部については1月22日の資料9頁に図がある。1月20日の資料6頁には配管貫通部で格納容器の圧力バウンダリーがどうなっているかの図がある。
漏えい量としては、鉛筆1本がおよそ2.7L/minなので、それの2-4本分。3号機に注水している量よりは小さいので、残りはどこか別の場所から漏えいしていることになる。
福島第一原子力発電所3号機主蒸気隔離弁(MSIV)室内調査結果(3回目)<速報>(1:10)(動画)
32秒過ぎ、画面中央の灰色の柱と白い円弧状のものの間に水が落ちてきているのが分かる。50秒過ぎ、床の上の水が画面左方向へとゆっくり流れているのが浮遊物の動きで分かる。
3号機使用済燃料プール代替冷却系、使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業にともない06:27に停止(4月22、23日参照)。停止時のプール水温は19.5℃(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)(5月26日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、2日より停止していたが、10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。フィルター洗浄のため08:47-12:57に停止。起動後14:03に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、4月23日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
各建屋のたまり水深さは、14:00に焼却建屋が19.3cm、工作建屋は移送中。
工作建屋地下のたまり水移送(9日参照)、12日より実施中。移送は平日日中のみ、5月下旬までの予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 321KB)

09:20頃、5、6号機北側Fタンクエリアの5、6号機RO装置より水が漏れていることを発見。09:21に当該装置を停止し、09:33に漏えいの停止を確認。装置は専用のトレーラーに積載されており、漏れた水はトレーラー下部に設置している堰内の鉄板上に濡れている程度でとどまっている。漏えいした水の広がりは約10m×約5m×約1mm。RO装置周辺の堰内の雨水に混入した可能性があることが確認され、雨水の放射能濃度を分析した結果より漏えい量を約2m3と推定。漏えい水の分析結果は、134Csが297.0Bq/L、137Csが774.6Bq/L、全βが14,940Bq/L。漏えいの原因は、RO装置送水ポンプ下流側に設置されている安全弁排出ラインのホース破損であることを確認。堰内に漏えいした水は15:35-17:10に回収を実施。
福島第一原子力発電所5・6号機北側Fタンクエリア滞留水処理装置からの水漏れについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所5・6号機北側Fタンクエリア滞留水処理装置からの水漏れについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
トレーラー下部の堰と装置周辺の堰は同じなの違うの?←6月22日追記。トレーラー積載の装置の周辺に堰があり、トレーラー自体が地面に設置された堰の中にある、みたい。6月9日参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月14日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、4月24日より停止中。

2号機使用済燃料プール循環冷却設備、遠隔監視装置の監視性能向上対策(9日参照)を行うため12日より停止していたが、作業が終了し12:30に起動した。起動後のプール水温は22.7℃(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、2日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、4月23日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
各建屋のたまり水深さは、14:00に焼却建屋が19.3cm、工作建屋は移送中。
工作建屋地下のたまり水移送(9日参照)、12日より実施中。移送は平日日中のみ、5月下旬までの予定。

H6エリアタンクからの漏えいの件(2月20日参照)
福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H6エリア周辺)(PDF 37.6KB)
12日より観測孔G-3は週1回から毎日へ、G-1は毎日から週1回へ、サンプリングの頻度を変更(9日参照)。G-3の12日採取分のトリチウムは1,700Bq/L(過去最高、それまでの最高は前回7日採取の1,400Bq/L)で、上昇傾向が続いている。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 324KB)
1、2号機取水口間(表層)の海水(11日採取分)のトリチウムが4,100Bq/Lで過去最高。全βも1,600Bq/L(12日報告分)で過去最高となっている。この地点では遮水壁との間の埋め立てをおこなっており、この影響があるのかもしれない。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第150報)(プレスリリース)
来週、SARRYのポンプの取替え工事を予定している。SARRYは導入後約3年が経過しており点検を計画していたが、周辺の線量が高く点検作業にともなう被曝を避けるため、ポンプを新しいものに交換することとした。この作業のため、19-28日にSARRYを停止する。この間は、キュリオンセシウム吸着装置で汚染水の処理を行う。

トレンチ内のたまり水調査(H25年度分)の結果。2013年11月26日より実施していた。過去の調査結果は2012年3月30日、2013年2月1日に報告されている。トレンチ等の地図は2012年の報告書を参照。
福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された放射性物質を含む溜まり水の点検について(平成 25 年度)(PDF 241KB)
2011年12月18日に共用プールダクトのたまり水が発見されたことをきっかけに開始され、毎年実施して規制当局に報告しているもの。4号機海水配管トレンチはT/Bから高濃度汚染水の流入があると判断してH24年度は点検対象外としたが、T/Bとの接続高さを再確認してT/Bからの流入がないことが確認されたので点検を行った結果、たまり水の汚染濃度はCs合計で4.6×102Bq/cm3だった。これ以外にたまり水の確認されたトレンチ等では、すべて101Bq/cm3レベル以下だった。4号機海水配管トレンチのたまり水は、現在行っている2、3号機海水配管トレンチの凍結止水・排水工事が終了した後に対応していく予定。
2012年12月に建屋との接続部の止水を完了した3号機起動用変圧器ケーブルダクトでは、建屋へ流出する分がなくなったのでたまり水の量は増えている。また、4号機共通配管ダクトは4号機T/Bとの接続部止水により新たにたまり水が発生している。たまり水の確認されたのは全部で17ヵ所。
各たまり水の主要3核種についての分析値あり(4頁)。また、4ヵ所で、全βとトリチウムも分析している(5頁)。今年度の調査から、すべてのたまり水について全βとトリチウムの分析をおこなう予定。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1-1の詳細分析結果が出た。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF 11.5KB)
東電および第三者機関(日本分析センター)の分析結果は、いずれも運用目標を下回った。今後、関係者にこの分析結果と今後の運用手順などを説明していく。Gr1-1の貯留水を排水する日程はまだ決まっていない。なお、排水ポンプの能力は約250m3/h。現在、Gr1-1に貯留している排水分560m3(タンク内の貯留水のうち、160m3は配管位置の関係で通常の方法では排出できない)は約2時間強で排水できる。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
定例の分析結果(偶数番、12日採取分)。揚水井No.12のトリチウムは1,200Bq/L。

楢葉町の資材ヤードで100tクレーンが転倒した件。その後、作業を停止していたが、準備ができたので明日から再開する。この資材ヤードは、協力企業が管理・運営しているもの。

核種分析の結果でBq/LとBq/cm3をどう使い分けているのか、という質問に答えて)国に提出する資料ではBq/cm3とするのが慣例であった。分かりやすくするために報道の資料ではBq/Lを使うようにしているが、規制委に提出する資料などではBq/cm3のものもある。

H25年度第4四半期保安検査および保安検査期間外の保安調査の結果。
当社原子力発電所における原子力規制庁による平成25年度第4四半期保安検査および保安調査の結果について(プレスリリース)
1Fで保安規定違反区分「監視」が1件(H6エリアタンク上部天板部からの漏えいで、監視や異常時の手順が明確化されていなかった)。すでに対応済み。

(コメント)キャロライン・ケネディ駐日米国大使の福島第一原子力発電所ご視察について(プレスリリース)



ニコ生
【5月14日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.14(水)17時30分 ~

2014年5月13日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、4月24日より停止中。

2号機使用済燃料プール循環冷却設備、昨日12日より停止中。遠隔監視装置の監視性能向上対策を行うため、約57時間停止する予定(9日参照)
2号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より停止中。

3号機原子炉格納容器内部調査に向けた現場調査計画策定のため、R/B1階北西エリア(X-53ペネ)周辺の線量測定などを高所調査用ロボットで実施。
(以下、14日の会見より)X-53ペネ近傍で98.3mSv/hを計測している。
3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 76.5KB)(5月26日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.5KB)(5月26日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、2日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、4月23日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
各建屋のたまり水深さは、14:00に焼却建屋が19.2cm、工作建屋は移送中。
工作建屋地下のたまり水移送(9日参照)。昨日12日より実施中(12日参照)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 476KB)


その他


昨日12日の100tクレーン転倒の現場写真。
楢葉町資材ヤードにおけるクレーン転倒現場写真


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年5月12日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 136KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1-3号機の圧力容器下部温度は少し上昇傾向にあるが、これは気温の上昇により炉注水の温度が上昇しているため。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機2号機3号機(PDF)

1号機T/B地下たまり水移送、4月24日より停止中。

2号機使用済燃料プール循環冷却設備、06:10に停止。遠隔監視装置の監視性能向上対策を行うため、今日より約57時間停止する予定(9日参照)。停止時のプール水温は17.3℃、停止時のプール水温上昇率評価値は約0.156度/h、停止中のプール水温上昇は約9℃の見込み(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、10日より継続していたが09:36に停止。

3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業、他の作業との関係で今日はお休み。このため、使用済燃料プール代替冷却系の停止は行わない。
3号機T/B地下たまり水移送、4月24日より継続中。

4号機からの燃料取出し作業、今日までに37回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は814/1533体(使用済燃料が792/1331体、新燃料が22/202体)。7日より変わらず。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、2日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、4月23日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、3月25日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
各建屋のたまり水深さは、14:00に焼却建屋が19.2cm。工作建屋は移送中。
工作建屋地下のたまり水移送(9日参照)。11:50に開始した。開始後に異常ないことを確認。移送中は監視員を配置して常時監視する。移送は日中のみで、5月下旬まで行う予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 326KB)
7日採取分のトリチウムで、2、3号機ウェルポイント汲み上げ水(5,500Bq/L)と観測孔No.3-3(8,000Bq/L)が今までで最高。

楢葉町にある資材ヤードで使用している100tクレーンが転倒したとの連絡が10:20にあり。
楢葉町資材ヤードにおけるクレーン転倒現場写真(5月13日公開)
クレーンが倒れた際に窓ガラスが割れ、オペレーターが下車する際にガラスで手のひらを切ったが、けがは絆創膏を貼る程度。また、クレーンの燃料に使用している軽油が200cc程度漏えいした。元請会社より双葉警察署(10:30頃)および双葉消防本部(11:16頃)へ連絡している。
当該の資材ヤードは、1F構内に搬入する資機材等を積み替えるのに使用している場所で、国道6号線沿い、2Fへの進入路より1.5kmほど南にある。敷地はコンクリートを打ってあるが、当該のクレーンのアウトリガーがコンクリを突き破っており、コンクリの下に空間があった模様。地盤調査はしていたが、今回の兆候は見られなかった。当時は、J1エリアに設置する溶接型タンクの現地組み立てに使用する資機材(600kg程度のもの)を扱っていた。
ブームを伸ばした状態で転倒し、ブームが曲がったので、これを切断してから立て直す予定。


その他


3号機原子炉格納容器内部調査に向けた現場調査計画策定のため、R/B1階北西エリア(X-53ペネ)周辺の線量測定などを高所調査用ロボットで13日に実施する。

[Project Report Vol.1] 完成型タンク設置プロジェクト(動画、4:15)を公開。