リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年9月30日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

新事務棟で電気関係作業中に作業者が感電し、新事務棟で停電、共用プールM/C(B)で地絡警報が発生
福島第一原子力発電所における作業員の感電災害および地絡警報の発生について(PDF 378KB)
新事務棟電源(6.9kV)の本設電源ケーブルを受電キュービクル(事業所等にある、高圧の電気を100Vや200Vに変圧する受電設備を金属製の箱に収めたもの。たとえばキュービクルとは?を参照)内で端末処理作業中、08:26に充電部に誤って接触し感電した(資料3頁に受電盤の写真あり)。08:30頃に緊急時対策本部に連絡が入り、08:32に救急車を要請。作業者は意識があり、救急医療室(入退域管理棟の?)で心電図検査を実施して異常がないことを確認。09:22に救急車でいわき市立総合磐城共立病院に搬送。病院にて治療を受けており、数日間入院することとなった。
この感電により地絡が発生したと推定。この地絡で新事務棟高圧受電盤の受電遮断器がトリップし、新事務棟が停電。また、共用プールM/C(B)で地絡警報(共用プールM/C(B)母線地絡、共用プール低圧電源系(B)異常)が発生。08:38頃、共用プール電源系の電圧が正常であること、共用プール冷却に異常がないことを確認。また、1-4号機主要パラメータおよびモニタリングポスト指示値に有意な変動は確認されず。08:59に共用プール電源設備に異常が無いことを確認し、共用プールM/C(B)の警報をリセット。その後に、これらの警報は感電事故に起因したもの(共用プールM/C(B)だけが地絡検出警報が瞬時に発生するように設定されていた)と確認された。新事務棟の停電は15:18に復旧。
共用プール電源での警報発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 協力企業作業員の感電について(報道関係各位一斉メール)
共用プール電源での警報発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 協力企業作業員の感電について(続報)(報道関係各位一斉メール)
(以下、10月14日の会見より)感電した作業者は、いわき市立総合磐城共立病院より「電撃症」との診断書が発行され、約1ヶ月程度の加療を要する見込み。
 

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、27日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日より継続していたが09:58に停止。

4号機使用済燃料プール代替冷却系で循環冷却設備電源切替盤の点検を行うため、昨日29日より2次系を停止していたが、作業が終了したので15:47に運転再開。再開後のプール水温は22.6℃(運転上の制限値は65℃)。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機RHR(残留熱除去系)(A)は原子炉停止時冷却モードにて運転中だが、点検停止中のRHR(B)のBおよびDポンプの運転確認を行うため10:11に停止。停止時の原子炉水温は28.9℃(冷却停止時の原子炉水温上昇率評価値は0.369度/h、停止中の原子炉水温上昇は約3度の見込み(運転上の制限値は100℃))。その後、運転確認が完了したので16:07にRHR(B)のBポンプを起動し原子炉水の冷却を開始。運転再開後の原子炉水温度は30.6℃。RHR(B)のDポンプについては、モーターの振動が大きかったことから点検を実施していたが、モーター軸受(ベアリング)に傷が確認されたので新品に交換。交換後の運転確認を合わせて実施していたが、運転状態に異常が無いことを確認。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止
していたが10:00-15:00に実施(10月2日に追記)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9月4日より停止中。
水処理装置、SARRY、9月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、9月26日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、今日15:02より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では9月21日より処理運転を停止して交換作業を実施していたが作業が終了し今日15:02に処理運転を再開した
B系で系統水のカルシウム濃度が高いことを確認し、9月26日に停止。スラリー流出の確認されたCFF8の取り外しと調査、および、系統の洗浄をおこなう(29日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で9月17日より、B系で9月27日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 503KB)


その他


地下水バイパス、28日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
8月の外部被曝線量(APD値)は最大で14.78mSv、平均で0.62mSv。H23年3-4月の緊急作業従事者の甲状腺等価線量の分布の表あり。

2号機トーラス室で実施したS/C下部外面調査装置の実証試験(8月18日、9月4日参照)で取得した動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機S/C(圧力抑制室)下部外面調査(3:00)(動画)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

英国セラフィールド社との情報交換協定の締結について(PDF 249KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月29日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、27日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日より継続中。

4号機からの燃料取出し作業、今日までに57回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は1254/1533体(使用済燃料が1232/1331体、新燃料が22/202体)。16日より変わらず。
4号機使用済燃料プール代替冷却系で循環冷却設備電源切替盤の点検を行うため、05:17に2次系を停止。停止期間は約39時間を予定。冷却停止時のプール水温は21.6℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.263度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約34度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、9月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、9月26日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
B系で系統水のカルシウム濃度が高いことを確認し、26日に停止(下記参照)。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で17日より、B系で27日より実施中。今日29日夕方までの処理量は、A系で2,200m3、B系で600m3。C系は10月上旬に開始の予定。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 275KB)


その他


26日の多核種除去設備ALPS B系の系統水でCa濃度が上昇した件。
多核種除去設備B系統の対応状況について(PDF 242KB)
ブースターポンプ1(PDF資料3頁下図)出口水の定例サンプリング(毎日1回実施)で、Ca濃度が至近の変動範囲内(1ppm程度)より高い4ppm程度であること確認。炭酸塩沈殿処理過程の各クロスフローフィルター(CFF3-8、資料2頁下図)のろ過側出口水をサンプリングした結果、CFF8で白濁および高Ca濃度(330ppm)を確認。炭酸塩スラリー流出と判断し、B系統を停止した。下流への炭酸塩流出範囲を確認するために吸着塔内部を調査した結果、1塔目上部に白い沈殿物を確認したが2塔目以降には沈殿物はなく、流出範囲は1塔目までと判明(資料3頁)。
今後は、CFF8を取り外して炭酸塩流出の原因調査をおこなう。まず、クロスフロー循環ラインの洗浄(CFFを逆洗してたまっている炭酸塩をHICに送るなど)をおこなった後にCFF8を取り外して、分解点検を実施する。また、吸着塔1と2については吸着材を交換して、系統内洗浄を実施する(2は炭酸塩流出は見られなかったが念のため実施対象とする)。CFF8は改良型(テフロン製パッキンの放射線劣化により発生した炭酸塩スラリー流出に対応するためにパッキン素材と構造を変更したもの。5月23日参照)だが、現在、改良型CFFの予備品がない(鉄共沈処理過程のCFF交換や増設多核種除去設備建設に使用したため)。このため、系統内洗浄後の復旧時には、点検したCFF8に異常がなければ再利用し、異常がある場合は旧型CFFを使う(この場合は、CFF8のろ過側出口を閉止して隔離する(CFFは系統を構成する配管の一部としてのみ使用し、ろ過には使わない)。CFF5台でろ過性能確保は可能と考えるが、差圧上昇時は一時的な流量低下の可能性はある。資料4頁下図)。多核種除去設備ALPSによるRO濃縮水の処理はなるべく早く行いたいと考えており、上記の対応により10月下旬までに処理運転再開を計画している。
今回の炭酸塩スラリー流出の原因としては、CFFそのものの問題か、あるいは、CFF取付け施行に問題があった可能性を考えている。他の系統で同様のトラブルが生じる可能性もあるが、系統水の定例サンプリングにより今回のように対応可能であると考えており、他の系統を停止する予定はない。

実施計画の変更が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について(プレスリリース)
高性能多核種除去設備に関するもの。今後は、使用前検査受検、コールド試験の後、ホット試験を開始(順調にいけば10月中旬頃)する。


ニコ生
【9月29日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.29(月)17時30分 ~


2014年9月28日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日27日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、9月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、9月26日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
B系で系統水のカルシウム濃度が高いことを確認し、26日に停止。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で17日より、B系で昨日27日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。

地下水バイパス、09:50-15:37に一時貯留タンクGr2からの排水を実施。排水量は1,422t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)(9月30日公開)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月27日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より停止していたが14:41に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。(28日追記)

3号機T/B地下たまり水移送、24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、9月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、昨日26日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
B系で系統水のカルシウム濃度が高いことを確認し、昨日26日に停止。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で17日より実施中。B系では今日10:45に開始した。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 273KB)


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.84KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。25日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 122KB)
No.12のトリチウムは920Bq/L。

H4北エリアタンク(2013年8月19日参照)およびH6エリアタンク(2月20日参照)からの漏えいの件。暴風警報発令のため、25日の観測孔Eシリーズ及びGシリーズの地下水採取を中止。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)(PDF)
福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について(H6エリア周辺)(PDF 96.3KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 19.1KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月26日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続していたが09:20に停止(27日訂正)

3号機T/B地下たまり水移送、24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
B系の定例サンプリングで、系統水のカルシウム濃度が高いことを確認。現場調査により、クロスフローフィルター8B出口水において若干の白濁が確認され、当該フィルタから炭酸塩が系統の下流側に流出していることが判明。このため、15:22に処理運転を停止。なお、B系の系統出口水(サンプルタンク入口水)における全β放射能濃度に変動はない。また、A系では処理運転を継続している(C系はクロスフローフィルタの交換作業のため停止中)。原因等を調査中。4月22日にA系で似たようなことがあったけれど。
福島第一原子力発電所 多核種除去設備B系における処理運転停止について(報道関係各位一斉メール)
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。B系では27日より開始予定。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.03MB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 377KB)

構内の車両サーベイ場において、停車していた車両に別の車両が接触する事故が発生し、接触した車両より油らしきものが滴下していると12:48に緊急時対策本部に連絡があった。漏えいした油らしきものは約20cm×約20cmにたまっており、5秒に1滴程度で滴下していたため、吸着材により処置を実施。13:20には滴下が停止していることを確認。また、吸着材による処置を完了。なお、停車していた車両の運転手は、念のため救急医療室にて診察を受け、医師の診断の結果、救急搬送の必要は無く治療を終えて退出。
(以下、27日の日報より)調査の結果、車両から滴下していた油らしきものは、接触した車両のエンジン下部に油のにじみを確認したことから、エンジンオイルであると判断。双葉消防本部より「危険物の漏えい事象である」と判断された。また、その後の現場確認により、漏えい物の広がりは車両の冷却水とエンジンオイルが混合した状態で約1.5m×0.2mであることを確認。


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。プール水分の分析について、25日以降、1ヶ月間は監視頻度を1回/日から1回/週に変更、その後は1回/月に見直すこととする。なお、監視はガレキ撤去後も継続し、3ヶ月の間に増加傾向が確認されない場合は、通常の1回/3ヶ月に見直す(昨日25日のロードマップ進捗の項参照)

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.0KB)

T/B地下たまり水の核種分析結果。1、2号機の9日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.93KB)

4日のG4南エリアのA5タンクとA6タンクの連絡弁から滴下の件について、「発電用原子炉施設故障等報告書」を規制委に提出。
福島第一原子力発電所G4南エリアA5-A6タンク連結弁の不具合に関する「発電用原子炉施設故障等報告書」の提出について(プレスリリース)
発電用原子炉施設故障等報告書(PDF 17.6KB)

実施計画の変更認可申請の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
3月7日提出の変更認可申請の一部補正。

雨水処理装置の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 49.5KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月25日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日24日より継続中。

4号機からの燃料取出し作業で、昨日24日10:35頃にキャスク構内移送作業の作業前準備として4号機R/B天井クレーンの日常点検を実施するため電源を投入したところ、故障警報が発生。調査の結果、制御回路の内部バッテリーの電圧低下により故障が発生したものと推定。今日25日に当該バッテリーを交換。その後、天井クレーンの動作確認を行い、異常がないことを確認したことから、キャスク構内移送作業を再開した。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、9月24日より運転中。フィルター洗浄のため、06:47-10:46に停止。起動後11:31に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その1)(PDF 381KB)
6月採取分の地下水と海水の90Sr分析結果。
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 89.2KB)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。24日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.5×102137Csが1.1×10360Coが<1.2×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス、23日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は8日、2号機は5日、3号機は3日、4号機は1日に実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.0KB)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 74.9KB)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 76.6KB)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.5KB)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.5KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 78.1KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 89.2KB)

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第10回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(2.02MB)
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(7.36MB)
2号機圧力容器底部温度計の交換(4頁左)。2月18日に故障した温度計(2月19日参照)の再引き抜き(4月24日のロードマップの項参照)に向けて実規模配管によるモックアップ試験装置を製作。サビで引き抜けない状況が再現することを確認。現在、サビ除去剤の選定中。サビ除去剤による引き抜き力緩和効果が得られた後、モックアップ試験装置で引き抜き可否・工法を確認し、習熟訓練の後、11月下旬に引き抜き工事を実施予定。
増設多核種除去設備(5頁左)。A系に続き、B系で27日より、C系で10月上旬にホット試験を開始予定。
高性能多核種除去設備(5頁左)。10月中旬よりホット試験開始予定。
海水配管トレンチ凍結止水工事(5頁右)。3号機立坑Aでは凍結管・測温管の削孔が完了、3号機立坑Dでは5月5日より削孔作業中。
T/B東側の地下水・海水の状況(5頁右)。各地点での地下水くみ上げ量は、観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから平均50m3/日、くみ上げ用井戸No.1-16(P)から1m3/日、2-3号機間ウェルポイント(北側)から4m3/日。
4号機燃料取出し(7頁左)。燃料輸送用キャスクの点検を実施中(13日-10月14日予定)。
要員管理(7頁右)。8月の1日あたり作業員数は平均で5,800人(実績)。10月の想定は約6,200人。
熱中症(8頁左)。24日までに15人(疑い等を含めると32人)発症。
楢葉遠隔技術開発センターの建設工事着手(8頁右)。26日に起工式。
【資料3-1】循環注水冷却(121KB)
【資料3-2】滞留水処理(4.84MB)
タンク建設進捗(通しで3頁)。25日現在の状況。
凍土遮水壁工事4週間工程表(6頁)。23日までに、一般部の凍結管削孔462/1,545本、測温管削孔59/315本、凍結管建て込み103/1,545本が完了。
地下水バイパス運用状況(8頁)。23日までに23回の排水を実施。排水量は合計37,599m3。揚水井、観測孔水位グラフ(10、11頁)
G4南エリアのA5タンクとA6タンクの連絡弁から滴下した件の調査結果(41頁)。当該の弁は13日に新品と交換済み。取り外した弁の弁箱とふたを開放し、貫通していると思われる割れを確認した(43頁写真)。今後、破面観察を実施し、原因を特定、必要に応じて他の同型弁の調査を行い、水平展開する。
多核種除去設備インプラント試験結果を踏まえた吸着塔構成(46頁)。増設多核種除去設備の塔構成(ALPSの分は22日を参照)
キュリオンセシウム吸着装置の改造工事(52頁)。Sr除去をおこなうために、Sr除去用の吸着塔(モバイル型Sr除去装置と同仕様)を導入する。従来のCs除去能力を維持するために、Cs除去用スキッドとSr除去用スキッドを直列につなぐ(このための配管を追加設置する。53頁図を参照)。これにより、定格流量は従来の1/2となる。19日に実施計画の変更を申請、10月中旬に配管設置工事の予定。
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(54頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、55頁)、地下水バイパス調査孔(59頁)、地下水バイパス揚水井(60頁)、排水路(61頁)、海水(62頁)。
サブドレンピット水質調査(64頁)。8日採取分(N15)までのまとめ。これで、すべてのサブドレンピット(既設および新設)の水質調査結果(90Srを除く)が出た。
【資料3-3】環境線量低減対策(3.50MB)
敷地内線量低減対策(1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。ウェルポイントでのくみ上げ量など。地下水(9頁)、海水(24頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(20頁)。埋立地の舗装(フェーシング。6月16日参照)を実施中。
港湾内海底土被覆工事進捗(21頁)。23日時点で23%完了。
海水の全βと90Srの関係(23頁)。海水には40K(12Bq/L程度)や他の天然放射性物質(238U系列)が含まれる。また、90Srと放射平衡にある90Yが90Srと同程度含まれている。このため、全β放射能濃度はこれらの様々な放射性物質の合計となっており、全β放射能濃度が30Bq/L以下であれば、90Sr濃度はWHO基準(10Bq/L)を下回ると推定される(ただし、90Srと90Yは土壌への吸着のしやすさが異なるため、地下を通って海へ供給された地下水は短時間では90Yが90Srより小さい値となる場合がある)。
今月の追加的放出放射能量評価(33頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.002億Bq/h、2号機0.0003億Bq/h、3号機0.0002億Bq/h、4号機0.0009億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/year以下と評価。評価の詳細(ダスト測定値、流量、建屋カバーの漏えい率など)つき。
海水中の放射性物質濃度の変動(47頁)。事故当初の海水中の放射性物質濃度は大きく変化していたが、現状ではある幅で変動しながら安定な状態にあり、特に港湾内については穏やかな下降傾向が見られている。この変動の要因について、分析誤差・自然界の揺らぎ・作業にともなうもの・緩和度に分類して整理した。また、8月18日の1-4号機取水路開渠内でのトリチウム濃度上昇について検討したが、明確な原因は分からなかった。
【資料3-4】労働環境改善(2.29MB)
全面マスク着用省略可能エリア、一般作業服着用可能エリア(1頁)
熱中症対策(3頁)。8月に導入した統一ルール(10頁。9月11日参照)の効果について、今シーズンでは評価結果が出なかったので、来年度は5月より実施して効果を確認する。
新事務棟II期工事(17頁)。I期工事は6月30日に完成、II期工事は9月末に完成予定。10月より2Fで執務している廃炉カンパニーの要因約860名が移転予定。
【資料3-5】使用済燃料プール対策(6.60MB)
3号機R/B上部除染・遮へい工事(4頁)
使用済燃料の保管状況(5頁)
3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去作業中の燃料交換機操作卓他の落下事象(10頁)。時系列詳細(12頁)。操作卓および張出架台の絵(15頁)。現場状況(写真、模式図等)(16頁)。最初に操作卓が落下したと思われるラック養生材の上には、他の場所に見られるようなガレキの堆積がない。これは、操作卓の落下により堆積したガレキが周囲に飛び散ったためと推定。この場所はガレキがないために養生材が目視でき、ほぼ原型を維持していることを確認した(20頁)。落下した操作卓と張出架台の重量が燃料集合体1体に集中したとして、燃料棒1本が受ける運動エネルギーを計算した結果は68J。設置許可に燃料棒破損指標として用いられている1%塑性歪みまでの全歪エネルギーは427Jであり、68Jはこれに対して十分に小さく、燃料棒破損はないと考える(22頁)。これまでのプール水分析結果、および、関連パラメータに有意な変動はなく、燃料破損の兆候は認められていない。また、過去の実験結果では、燃料から水中へのセシウムの溶出は1ヶ月経過しても継続するが、溶出速度は10日後に大きく低下することが確認されている。既に発生から10日以上経過していることから、仮に燃料が破損していたとしても、今後、セシウムの溶出が急激に増加しないものと考えられるため、今後、1ヶ月間は監視頻度を1回/日から1回/週に変更、その後は1回/月に見直すこととする。なお、監視はガレキ撤去後も継続し、3ヶ月の間に増加傾向が確認されない場合は、通常の1回/3ヶ月に見直す(23頁)。原因と対策については検討中。
【資料3-6】燃料デブリ取り出し準備(0.99MB)
【資料3-7】放射性廃棄物処理・処分(213KB)
ガレキ・伐採木および水処理二次廃棄物の管理状況(2頁)
【資料4-1】平成25年度補正予算「廃炉・汚染水対策事業費補助金」に係る第九次公募の採択結果(73.1KB)
【資料4-2】経済産業省HPにおける廃炉・汚染水対策ポータルサイトの設置(3.86MB)


ニコ生
【9月25日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.25(木)18時30分 ~

2014年9月24日(水)

21:45に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは51km、地震の規模(マグニチュード)は5.1。
気象庁 地震別検索結果
22:31に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは51km、地震の規模(マグニチュード)は5.1。
気象庁 地震別検索結果


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 150KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

震度4の地震が2回あったが、現場パトロールで25日00:34までに各プラントに異常ないことを確認した。
平成26年9月24日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(報道関係各位一斉メール)
平成26年9月24日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報)(報道関係各位一斉メール)
平成26年9月24日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報2)(報道関係各位一斉メール、25日発信)

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止していたが13:33に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。08:36にブースターポンプ(B)(セシウム吸着塔へ水を送るポンプ)が停止。このため、08:50に処理運転を中止。その後、ブースターポンプ上流側の高温焼却炉建屋に設置してある水中ポンプ出口弁を誤って閉操作したことにより、ブースターポンプの吸込み圧力が低下し、停止したことを確認。設備の点検で異常がなかったので、16:34にブースターポンプ(B)を起動、16:52に運転状態に異常ないことを確認。
福島第一原子力発電所第二セシウム吸着装置(サリー)ブースターポンプ(B)停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所第二セシウム吸着装置(サリー)ブースターポンプ(B)停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所第二セシウム吸着装置(サリー)ブースターポンプ(B)停止について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 377KB)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第169報)(プレスリリース)

8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。23日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.6×102137Csが1.1×10360Coが<1.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。22日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは903Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.12のサンプリング結果。18日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.12 分析結果(PDF 153KB)
第三者機関のトリチウム分析値は700Bq/L(東電の分析値(20日公表)は690Bq/L)。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月23日(火・秋分の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日22日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
(以下、11月3日追記)インプラント通水試験の結果は昨日22日に報告されている。その資料によると、試験自体は9月中旬に終了しているらしいので、今日の分以降を訂正すべきですが、手間がかかるのでそのままにします。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 481KB)

地下水バイパス、10:03-14:40に一時貯留タンクGr3からの排水を実施。排水量は1,620t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)(9月25日公開)

モバイル型Sr除去装置(タンクに貯留しているRO濃縮水中の90Srを除去するための装置。2月27日参照)の設置が完了したので、13:01よりRO濃縮水を用いた通水試験を開始。

(以下、24日の会見資料より)高性能多核種除去設備工事に従事していた作業者が今日の午前中に体調不良を訴えたため、登録センター休憩所において休憩後、体調が回復したため退構したが、帰宅中に再度体調不良を訴えたため、救急車で近隣の病院へ向かい14:00 に到着し診察を受けた。診察の結果、さらに検査が必要と判断されたため、14:55いわき市立総合磐城共立病院に向かい搬送。
(以下、26日の会見資料より)その後、いわき市立総合磐城共立病院で診察を受け、1週間程度の入院が必要という診断結果が出た。今回の診断内容については、作業との因果関係は不明だが、現在得られている当日の作業内容、累積線量、作業期間から判断すると、放射線被曝との関連性は、極めて低いと考えられる。


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。22日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.7×102137Csが1.1×10360Coが1.6×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月22日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 122KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

4号機からの燃料取出し作業、今日までに57回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は1254/1533体(使用済燃料が1232/1331体、新燃料が22/202体)。先週(16日)と変わらない。9月中に輸送キャスクの点検をする予定で、その間は作業は中断って話だったけれど。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では昨日21日より処理運転を停止して交換作業中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 319KB)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。21日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.8×102137Csが1.1×10360Coが<1.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。14日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス一時貯留タンク分析結果(PDF 8.84KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス、18日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)

モバイル型Sr除去装置(2月27日参照)の設置作業が終了、明日23日よりRO濃縮水を用いて通水試験を開始する。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第13回)があった。その際の資料。
【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況(4.73MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(通しで5頁)
港湾内外海水モニタリングまとめ(10頁)
4号機取水口付近の海水の放射能濃度上昇(11頁)。1月から6月まで海側遮水壁内の海水面埋め立てとともに、トリチウム、全βが上昇した(Csも同様の傾向が見られるが、元の濃度が低くそれほど明瞭ではない)。1-4号機護岸部からの汚染水漏えい量は各種対策により低減しているものと考えるが、埋め立てにより遮水壁内側の海水量が減ったために希釈効果が低下して放射能濃度が上昇したものと推定。1-4号機取水口北側(東波除堤北側)では濃度上昇は見られない。
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(19頁)
H4、H6タンクエリア追加ボーリングモニタリングまとめ(20頁)
排水路モニタリングまとめ(24頁)
C排水路の切替え(出口付け替え)による港湾等への影響(25頁)。8月26日の降雨時(13:15)に、付替C排水路への最大通水量をSTEP1の0.01m3/秒からSTEP2の0.1m3/秒に移行。配水管及び仮排水口の点検結果は異常なし。8月29日以降は全量が付替C排水路側に流れており、C-2側(元のライン)に流れるのは降雨時のみとなる見通し。港湾に流入する排水の水質(C-2-1)は、従来のC-2の変動の範囲内。取水口付近、港湾内外の海水も有意な変化なし。今後、出口を仮排水口から本設排水口に切替えるとともに、STEP3(0.3m3/秒)に移行し、降雨時の影響を確認する計画(30頁)。
地下水バイパス運用状況(32頁)。18日までに22回の排水を実施。排水量の合計は35,979m3。揚水井、観測孔水位グラフ(34、35頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果、サブドレン水位評価結果、建屋流入量評価結果は18日のと同じ。
1号機R/Bカバー解体・ガレキ撤去の放射性物質飛散抑制対策(43頁)。10日にあった福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議での資料(修正版)。作業内容(44頁)、ダスト飛散監視体制(45頁)、情報発信(46頁)、飛散抑制対策(47頁)。
緊急事態発生時の通報連絡体制(48頁)。原子力災害現地対策本部(原子力災害発生時に臨時に内閣府に設置される原子力災害対策本部の現地組織。オフサイトセンター)を起点として、発電所周辺のモニタリングデータを集積し自治体に情報を提供する(50頁)。一時立入りしている住民等への連絡(51頁)。発電所周辺のモニタリングポスト、ダストサンプラー設置状況(52頁)。H26年度に増設している。
【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(7.61MB)
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(通しで4頁)。堰カバー設置の完了予定。4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況。
多核種除去設備ALPSの運転状況(6頁)。インプラント試験の結果を踏まえて吸着塔の構成を決定(9頁)。吸着塔7以降は15を除いて変更、活性炭の吸着塔2塔を最後に追加。これにより、20日間程度はトリチウムを除く62各種の告示比の総和を1未満にできる見込み。現状の吸着塔交換頻度(約2ヶ月)では告示比の総和が0.6-5程度と想定。今後のスケジュールは10頁。
高性能多核種除去設備の進捗(11頁)。既設の多核種除去設備との違いは、1.コロイド除去フィルターを採用して凝集沈殿をやめることで前処理設備を簡素化・廃棄物発生量を削減、2.高性能吸着材を用いることで廃棄物発生量を削減。10月中旬にホット試験開始、本格運転は12月頃の予定。
増設多核種除去設備の進捗(17頁)。A系統のホット試験は17日より実施中。B系統は9月下旬、C系統は10月上旬に開始予定。
2、3号機海水配管トレンチ凍結止水工事(25頁)
2号機立坑A追加対策(28頁)追加対策の当初計画は7月23日、その後の実績は8月19日の規制委特定原子力施設監視・評価検討会の項を参照。トレンチ躯体外側の凍結管設置は、北側の2本で5日より運転開始、南側2本は支障物との干渉が判明し中止。観測孔を追加(K4、K5、K6)。凍結管S8への追加パッカー設置は不要と判断。2号機T/B地下たまり水移送は3日より移送ポンプのインバーター制御運転を開始。これにより、立坑水位はO.P. +2.9mを維持しており、トレンチ底部の温度も-20から-30℃で安定しているが、ケーブルトレイ付近は10℃以上で変化なし(29頁)。追加対策により凍結が促進したが、ケーブルトレイ付近は凍結せずT/Bと立坑Aの間の流路となっていると考える。このため、間詰め充填を実施し、凍結の促進を目指す。
2号機開削ダクト(32頁)。開削ダクトでは凍結管すべてにパッカーを設置、パッカー内部は凍結していることを確認。また、周辺の流速も小さく(32頁)、パッカーが壁として機能している。縦に並んだ2列の配管付近や、パッカーの上部の吊りビームなどの支障物付近は、パッカーの隙間があり凍結していないので、この部分に間詰め充填を実施する。
間詰め充填手順(35頁)。モックアップ試験の結果、間詰め材として、水中不分離コンクリート、可塑性グラウト、急結性可塑性グラウト(水中不分離コンクリートは可塑性グラウトより粘性が高い。急結性可塑性グラウトは可塑性グラウトより早く固まる)の3種類を使うこととする。立坑Aでは、ケーブルトレイ①②周りが凍結しておらず、ケーブルトレイ①下部(トレンチ南側の壁と凍結管の間)および配管の周辺にもスキマが残されている可能性があるので、これらの場所を埋めるように充填する(35頁左下図)。間詰め材はT/B側の壁と凍結管の間に入れる(28頁右図)。まず、南側の投入口から粘性の高い水中不分離コンクリートを入れて高まりを作る。次に北側の投入口から可塑性グラウトを入れて配管周りのスキマを埋める。これを2回繰り返してケーブルトレイの高さまで来たら、急結性可塑性グラウトを南側と北側の投入口から入れる(ケーブルトレイ周りは大きいスキマがあるので、間詰め材が立坑側に流れ込むのを防ぐために急結性のグラウトを使う)。充填後固化した間詰め材はパッカーより熱伝導が良く、周辺の凍結の促進が期待されるので、充填後にトレンチ内のたまり水移送を開始するまでしばらく間を置く(39頁にスケジュール表)。
トレンチ閉塞施行方法(案)(37頁)。凍結止水が十分におこなえない場合を想定して開発を進めていたグラウト材(水中不分離性グラウト)でモックアップ試験を実施。長さ100mの水槽に満たした水の中へ打設をおこない、88m先まで流動性があること、支障物に対して充填性があること、流動距離にわたって品質が均一であることを確認した(38頁)。これにより、トレンチ内に水がある状態でグラウト材を充填するトレンチ閉塞が可能となった。これまでのグラウト材は流動距離が短いため、HTI連絡トレンチの閉塞のように長いトレンチを閉塞する場合は、途中に穴を開けてグラウト材を充填する必要があった。汚染水で満たされている海水配管トレンチでは、この穴を開けるために中の汚染水をあらかじめ抜き取っておくことが必要だった(汚染水の流出を避けるため)が、今回開発したグラウト材を使えばこの穴あけ作業が不要となる。また、トレンチ内の汚染水を抜き取ってしまうと地下水がトレンチに流入してくることが予想されるため、汚染水を増やさないためには、グラウト材を充填しながら押し出される分の汚染水を抜いていくことができればそれが望ましいと考えている。この場合、トレンチ内の汚染水移送とトレンチ充填は並行しておこなうことになる。この際、凍結止水ができていないと立坑の汚染水水位をあらかじめ下げておくことができないので、グラウト充填の際に立坑の水位が上昇するおそれがある。立坑内の汚染水水位が周辺の地下水位よりも高くなると汚染水流出の可能性があるため、これを避けるために、凍結止水によってT/Bからトレンチへの汚染水の流れが十分に低減できていることが、このグラウト材によるトレンチ閉塞において重要である。
2号機海水配管トレンチの閉塞にはこのグラウト材を使用し、立坑間のトンネル(北側から立坑AとBの間がトンネルA、BとCの間がトンネルB、BとCの間がトンネルC)の傾斜(37頁図の「1/300」)にそって高い方から低い方へグラウト材を流し込む。中の汚染水は立坑Cから移送する。なお、トンネルAとCは凍土遮水壁の施行個所なので、優先して実施する。
土壌中Sr捕集(40頁)。工事(約80m、39本)は11日に終了。Srの移行速度は約1.7m/年と予測、対策工の位置にSrが到達して捕集されるまで数年以上を要する見込み。モニタリングで全β濃度の上昇が見られた時点で追加対策の準備をおこなっても十分な余裕が見込まれる。また、地盤改良材は地下水に含まれるCa等も捕集してしまうため、Srを効率よく捕集するには全β濃度上昇を見てから下流側への設置を検討するのが望ましい。今後、Eシリーズの観測孔の全βモニタリングを継続し、上昇傾向が見られた場合に追加対策について検討をおこなうこととする。
サブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験(46頁)。STEP3-1連続循環運転試験の結果。若干の不具合があったが、対策は実施済。現在、STEP3-2系統運転試験を実施中。
高温焼却炉(HTI)建屋におけるHTI連絡トレンチ閉塞工事(55頁)。5月19日に発生した削孔作業における地下水流入トラブルの反省を踏まえ、再検討したトレンチ閉塞の施行方法(8月26日参照)により施行中。現在、薬注・削孔・コア抜きを実施中、10月にグラウト充填の予定。
凍土遮水壁工事の進捗(61頁)。18日までのブロック毎進捗一覧(63頁)。冷凍機は11/30台設置完了(写真あり)。
敷地内のフェーシング進捗(65頁)。35m盤(69頁)、4m盤・10m盤(70頁)、法面カバー(72頁)。
タンク建設進捗(73頁)。工程表(新設分、75頁)、工程表(リプレース分、76頁)、新規開発4地点進捗(78頁)。H1ブルータンク撤去(79頁)。
水バランスシミュレーション(82頁)。以下のように条件を見直した。護岸エリアからの地下水移送を実績に合わせて60m3→50m3に変更。サブドレンの効果をより厳しく見て建屋への地下水流入量を80m3→150m3に変更。陸側遮水壁効果をより厳しく見て建屋への地下水流入量を20m3→50m3に変更。ただし、陸側遮水壁・フェーシング・サブドレンなどにより護岸からの地下水移送はなくなる(60m3→0m3)とする。浄化処理追加的措置(モバイル型Sr除去装置、SARRYへのCs・Sr同時吸着材導入)の分について評価しなおして350m3→500m3に変更。廃液供給タンク他水移送は実績を反映して1,500m3→2,000m3に変更。シミュレーションの結果は83頁。RO濃縮水は今年度中に処理が終了する見込み。
海水放射線モニター試運転(84頁)。港湾口に設置。4日より試運転を開始。11月末まで継続してデータの検証、トラブルの洗い出 しや運用等の確認を行い、12月より運用開始の予定。

(20日に構内で作業者が背骨を骨折した事故について教えてほしいという質問に答えて)20日12:20頃、タンクの建設現場で長さ約1.5mの単管が落下し、下で作業していた作業者の背中に当たった。入退域管理棟救急医療室で診察を受け、その後、業務車で病院へ行き受診。医師の診断は、第三胸椎棘突起骨折で1ヶ月の休養を要するというものだったが、現場作業ではなく机上業務なら可能とのことで、当該の作業者は今日22日より業務をおこなっている。当時、タンク上部では溶接機の移動作業をおこなっていたが、その作業の最中に単管が落下した。受傷した作業者はタンク底板の溶接部の非破壊検査を行っていたが、溶接機の移動作業の直下ではなく離れた場所にいた。単管が落下した原因、離れた場所にいた作業者に単管が当たった原因など、詳細は現在調査中。
この件については今日午前の福島のレクでは報告したが、本店会見では報告していない。『トラブル等に関する「通報基準・公表方法」』(2月19日参照)に従って、会見で報告する基準(トラブルに起因するケガなどで1日以上業務を休んだ場合)に当てはまらなかったため。

実施計画の変更が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について
多核種除去設備の保安に関する件。


ニコ生
【9月22日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.22(月)17時30分 ~


2014年9月21日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、今日22:00より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では今日22:00に処理運転を停止して交換作業に入った
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。

サブドレン浄化設備一体型タンク設置工事で起重機船を入港させるため、1-4号機取水口付近に設置したシルトフェンスを09:28-10:09に開放した。


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。20日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.9×102137Csが1.2×10360Coが<1.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月20日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業に入る予定。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 225KB)

地下水バイパス揚水井No.12からの地下水くみ上げを10:05に再開。一時貯留タンク側の評価(17日参照)を行った結果、くみ上げに問題がないことを確認した。No.12については今後もトリチウム濃度の監視強化を継続する。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 154KB)
No.12のトリチウムは690Bq/L。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 92.6KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月19日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 119KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日18日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では21日より処理運転を停止して交換作業に入る予定
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 967KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 347KB)

サブドレン浄化設備一体型タンク設置工事で起重機船を入港させるため、1-4号機取水口付近に設置したシルトフェンスを10:14-11:13に開放した。


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。
18日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.0×102137Csが9.2×10260Coが<9.2×10-1
19日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.8×102137Csが1.2×10360Coが<1.0×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス揚水井No.12はトリチウム濃度が運用目標値を超えていたことからくみ上げを停止(8月30日より)していたが、一時貯留タンク側の評価(9月17日参照)を行った結果、くみ上げに問題がないことから、20日にくみ上げを再開する予定。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 49.6KB)

実施計画の変更認可申請と一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更認可申請:
2.5 汚染水処理設備等(PDF 6.55KB)(II 特定原子力施設の設計,設備)
2.16 放射性液体廃棄物処理施設及び関連施設(PDF 1.39MB)(II 特定原子力施設の設計,設備)
別冊9 放射性液体廃棄物処理施設及び関連施設に係る補足説明(PDF 799KB)
一部補正(8月4日提出の変更認可申請について):
2.11 使用済燃料プールからの燃料取出し設備(PDF 19.6MB)(II 特定原子力施設の設計,設備)
別冊7 使用済燃料プールからの燃料取り出し設備に係る補足説明(PDF 8.87MB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月18日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 150KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機海水配管凍結止水工事。今日06:00までにトレンチに投入した氷は累計で972t、ドライアイスは22t。凍結の状況は約90%で変わらず。間詰めのモックアップ試験はすでに終了し、現在、結果の評価を実施中。
2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日より継続していたが10:03に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。フィルター洗浄のため、08:26-12:18に停止。起動後12:40に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 412KB)

地下水バイパス、10:08-16:20に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1,511t。今日までの累計排水量は35,979m3
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)(9月22日公開)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。17日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが4.2×102137Csが1.3×10360Coが<1.2×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパスの効果を評価した
地下水バイパス稼働に伴う地下水の状況について(PDF 389KB)
現在のくみ上げ量は300-350m3/day。
建屋地下への地下水流入量の変化を評価。建屋地下への地下水流入量(建屋およびタンク保有水量の増加分からALPSでの薬液注入分、ウェルポイントくみ上げ水移送分、海水配管トレンチへの氷投入分を差し引いたもの。資料6頁)は10日累計雨量と良い相関があるので、期間ごとに両者を直線回帰させて経時変化を見た(3頁。理屈は7月25日の10m盤観測孔水位の評価と同じ)。建屋への流入抑制対策としてHTI建屋-トレンチ間止水(4月中旬完了)と地下水バイパスを実施しているが、両者の効果を込みにして対策実施前と比べて約100-130m3/dayの流入量抑制が認められる。HTI止水の効果は約50m3/day(7月31日参照)と評価しているので、地下水バイパスの効果は約50-80m3/dayと評価。
サブドレンの水位についても同様に評価を実施した(5頁。サブドレンの水位は60日累計雨量と良い相関がある)。地下水バイパス開始前と8月以降を比較すると、SD(サブドレン)-9とSD-20では10-15cmの水位低下が見られたが、SD-45ではむしろ水位は上昇した。
以上の結果は、事前の解析の結果と比べて悪くない(2頁)。引き続き、データを蓄積して地下水バイパス効果の評価をおこなっていく。フェーシング等の実施を進めて一層の地下水流入抑制を目指す。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 凍土遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 89.8KB)
17日までに、一般部の凍結管削孔425/1,545本、測温管削孔50/315本、凍結管建て込み85/1,545本が完了。貫通部はまだ実施せず。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 98.4KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 86.6KB)

サブドレン浄化設備一体型タンク設置工事で起重機船を入出港させるため、19日および21日に1-4号機取水口付近に設置したシルトフェンスを1回開閉する予定。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について

福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


ニコ生
【9月18日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.18(木)17時30分 ~


2014年9月17日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日より継続中。

4号機燃料取り出し作業で、一部の燃料について、念のために、かじり(引っかかり)の事前確認を実施し、 かじりがないことを確認。かじりおよびかじり発生時の対応については、たとえば2013年11月12日を参照。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。
増設多核種除去設備のホット試験A系でRO濃縮水を用いて10:57に開始
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 232KB)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第168報)(プレスリリース)

8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。16日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが4.3×102137Csが1.3×10360Coが<1.2×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.84KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。15日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは660Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.12のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.12 分析結果(PDF 153KB)
第三者機関のトリチウム分析値は680Bq/L(東電の分析値(13日公表)は690Bq/L)。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 76.1KB)
8月25日-9月15日採取分のデータで評価を実施。トリチウム上昇傾向評価用の揚水井トリチウム濃度は、No.1から11で直近のもの、No.12で2,300Bq/L(過去最高値。6月30日採取分)を用いた。結果は、運用目標を超えず。8月30日よりNo.12のくみ上げは停止している。

4日のG4南エリアのA5タンクとA6タンクの連絡弁から滴下の件。
福島第一原子力発電所G4エリアA5ーA6タンク連結弁の破損状況(PDF 171KB)
漏えいが確認された弁は13日に新品と交換した。取り外した弁を調査した結果、弁箱に亀裂があることを今日確認した。
福島第一原子力発電所G4タンクエリアのA5タンクとA6タンクの連絡弁からの水滴下について(続報4)(報道関係各位一斉メール)
(以下、18日の会見より)取り外した弁について、さらに詳細を調査して漏えいの原因を調べる。

実施計画の変更認可申請の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
サブドレン他水処理施設の件。

実施計画の変更が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について(プレスリリース)
2.6 滞留水を貯留している(滞留している場合を含む)建屋(PDF 10.0MB)
変更が認められたのは、凍土遮水壁の山側の埋設部工事に関するもの、など。
変更の詳細は規制委の資料を参照。→東京電力株式会社「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」の変更(凍土遮水壁の造成に関する地下埋設物の貫通施工工事等)を認可しました(規制委のサイト)
6月6日の規制委の監視・評価検討会では、埋設物を貫通施行する場合は頂版、底版ともにマルチステップ工法を適用することになっていたけれど、今回認可されたのは、底版では内部充填工法(内部充填により貫通個所の水密性を確保した後に削孔する。PDF資料通しで275頁および277頁以降)を適用する方法(ただし、内部充填工法では埋設構造物の内部を埋めてしまうことになるので、排水路のように内部の通水を確保する必要がある場合は、底版もマルチステップ工法でやる)。292頁以降に各埋設物での施行方法あり。

雨水処理装置の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.8KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月16日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 150KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日より継続中。

4号機からの燃料取出し作業、今日までに57回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は1254/1533体(使用済燃料が1232/1331体、新燃料が22/202体)。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 330KB)

サブドレン他水処理施設の安定稼働を確認する試験(8月25日の漁連組合長会議の項を参照)のSTEP3-2(系統運転試験)を08:08に開始した。10月末まで実施する予定。


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。15日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが4.1×102137Csが1.3×10360Coが<9.6×10-1。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス、13日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)

サブドレン復旧に向けた建屋周辺の地下水調査結果(2013年8月23日、11月25日参照)
福島第一原子力発電所1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果(PDF 128KB)
新設のサブドレンN10(3号機R/B山側)、N12、N13(4号機R/B山側)の90Srの分析結果が出た。いずれもND。

増設多核種除去設備A系統で明日17日10:00よりホット試験を開始する。今日中に使用前検査でA系統の一部使用承認を受領できる見込み。既設の多核種除去設備ALPSのホット試験で確認された不具合などを踏まえて、増設多核種除去設備では対策を実施し、漏えい等の予期せぬ不具合の発生時にも対応できるように準備している(11日参照)

実施計画の変更認可申請の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
凍土遮水壁について、規制庁からのコメントに関して追記をしたもの。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


ニコ生
【9月16日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.16(火)17時30分 ~

2014年9月15日(月・敬老の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 226KB)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。14日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが4.2×102137Csが1.3×10360Coが1.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月14日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。13日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが4.1×102137Csが1.3×10360Coが3.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月13日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より停止していたが10:09に再開。移送先は雑固体廃棄物減要処理建屋(高温焼却炉建屋)。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転していたが07:55-15:40に停止。増設多核種除去装置の設置にともない淡水化装置制御盤のソフトウェアを改造するため。
水処理装置、淡水化装置、07:10に停止。増設多核種除去装置の設置にともない淡水化装置制御盤のソフトウェアを改造するため。(14日の日報より)作業が終了し、16:05に起動
多核種除去設備ALPSのホット試験。A-C3系統で実施中だが07:46に循環待機運転に切替えた。増設多核種除去装置の設置にともない淡水化装置制御盤のソフトウェアを改造するため。(14日の日報より)作業が終了し、15:33に処理運転に切替えた
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。
B系:2013年6月13日に開始。
C系:2013年9月27日に開始。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 222KB)

地下水バイパス、09:56-16:06に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,526t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)(9月16日公開)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。12日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが4.0×102137Csが1.2×10360Coが2.3×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 154KB)
No.12のトリチウムは690Bq/L。隣のNo.11のトリチウムは680Bq/L。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 92.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月12日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 122KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 964KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水サンプリング箇所)(PDF 469KB)
観測孔No.1-9、No.2-5、No.3-5では、採取できる地下水の量が少ないため採水器で複数回の採水をおこなっている。この採水により観測孔内地下水が撹拌されるために濁度が上がり、高Cs濃度が検出される場合があるため、γ核種の傾向監視が困難と判断。当該観測孔では17日以降は全βとトリチウムのみを監視項目とする(8月28日のロードマップ進捗報告の項参照)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。11日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.3×102137Csが1.0×10360Coが2.0×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。4日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.83KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

増設多核種除去設備の設置にともない淡水化装置制御盤のソフトウェア改造を行うため、明日13日に約8時間水処理設備(キュリオンセシウム吸着装置、SARRY、アレバ除染装置、淡水化装置)の停止および多核種除去設備ALPSの循環待機運転への切替えを実施する予定。なお、本停止に伴う原子炉注水等への影響はない。

サブドレン他水処理施設の安定稼働を確認する試験(8月25日の漁連組合長会議の項を参照)のSTEP3-2(系統運転試験)を16日に開始、10月末まで実施する予定。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.8KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 49.4KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2014年9月11日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 129KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日10日より停止中。

2号機海水配管トレンチ凍結止水工事。トレンチ内の凍結の状況は変わらず。トレンチ躯体外側に凍結管を設置する工事は、北側の2本が完成し凍結運転を開始している。南側の2本は干渉物があり設置が完了しておらず、工事を継続するか検討中。間詰め充填のモックアップ試験は今週には完了する予定。
2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。フィルター洗浄のため08:27-12:18に停止。起動後13:03に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 333KB)

サブドレン他水処理施設の安定稼働を確認する試験(8月25日の漁連組合長会議の項を参照)のSTEP3-1(地下水による連続循環運転)を5日より実施していたが、今日11日に終了した。

その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。10日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.7×102137Csが1.1×10360Coが1.3×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

9日にDタンクエリアのD5タンクに設置されている止め弁の閉止フランジから滴下があった件。漏えいの原因は、D4タンクからD5タンクにRO濃縮水を移送するにあたり、事前に受け入れ手順書(バルブチェックシート)に基づき各弁の状態を確認していたが、その確認を目視のみで行ったこと(ハンドル1回転分ほど弁が開いていた)、および、漏えいした当該弁の閉止フランジが異物混入防止用であったため止水する目的で使用していなかったこと。対策として、新規タンク使用開始時は隔離対象の弁が閉であることをハンドル操作等で確実に確認すること、新規タンク使用時は漏えい確認を行っていない弁およびフランジ部に対して水漏れ防止の養生を行うこと。以上2点を操作手順書に明記し、確実な運用を図る。また、今後新規タンクと接続する弁等のフランジに取付ける閉止板は、パッキンの取付け(防水性を持たせる)およびトルク確認を実施する。なお、今回漏えいのあった止め弁の閉止フランジ部および類似箇所(4ヵ所)について、水漏れ防止対策としてパッキンを10日に取付け済み。

サブドレン復旧に向けた建屋周辺の地下水調査結果(2013年8月23日、11月25日参照)
福島第一原子力発電所1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果(PDF 128KB)
新設のサブドレンN15(4号機山側)の分析結果(8日採取分)。134Csが1.2、137Csが3.0、全βが<14、トリチウムが83[Bq/L]など。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 凍土遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 88.7KB)
10日までに、一般部の凍結管削孔369/1,545本、測温管削孔44/315本、凍結管建て込み64/1,545本が完了。貫通部はまだ実施せず。

土壌中Sr捕集のための土壌改良工事が完了(1月30日、6月16日参照)
H4エリアタンクの漏えいに係る土壌中のストロンチウムの流下抑制対策工事の完了について(PDF 350KB)
H4エリアでのRO濃縮水漏えいに対する予防的・重層的対策として、Sr流下を可能な限り抑制するために漏えいエリア下流側(海側)に改良材(アパタイト、ゼオライト)による土壌改良を6月30日より実施してきたが、今日(夜間)までに工事が完了する予定。今後は、既存の観測孔によりモニタリングをおこなっていく。工事概要、対策範囲など。

海水放射線モニターの試運転を開始(7月14日参照)
海水放射線モニタの設置と海底土被覆工事について(PDF 622KB)
港湾口のモニターは4日に試運転を開始。3ヶ月程度の試験運用期間で測定データの検証や運転トラブルの洗い出しを実施する。
海水放射線モニタの設置と海底土被覆工事について(2:00)(動画)
前半は海水放射線モニターの様子。後半(40秒すぎ)は海底土被覆工事(6月27日のロードマップ進捗報告の項参照)の様子。

増設多核種除去設備の進捗および不具合への対策。
増設多核種除去設備の進捗状況および不具合への対策について(PDF 307KB)
A系の主要機器据付けは完了。使用前検査受検後にホット試験を開始予定(9月中旬)。既設の多核種除去設備ALPSのホット試験で確認された不具合については、すでに対策している(資料3頁)。既設多核種除去設備ALPSとの違い(6頁)として、前処理設備から鉄共沈処理を削除(鉄共沈処理で添加する薬剤がタンク腐食を促進するため。また、鉄共沈処理を省いても処理に影響しないことを確認している)し、多核種除去装置の吸着塔を16塔から18塔に増やした。

1号機R/Bカバー解体にともなう放射性物質濃度の監視体制について。
福島第一原子力発電所 1号機建屋カバー解体に伴う放射性物質濃度の監視体制について(PDF 3.38MB)
既設のモニタリングポスト、ダストモニターに加えて、3号機南側に可搬型連続ダストモニター、敷地境界に可搬型連続ダストモニター5ヵ所とダストサンプラー3ヵ所を設置。敷地境界でのダスト測定機器は、モニタリングポストの局舎に設置した。現状では、モニタリングポスト8基の間にさらにモニタリングポストを追加する予定はないが、敷地の海側にはモニタリングポストがないので、船等を使って海上での線量測定をすることを今後検討するかもしれない。
資料2頁はR/Bカバーの屋根パネルを取り外す順序。なお、R/Bカバーの解体にはおよそ半年を要する見込み。建屋上部のガレキ撤去に着手するのは来年の夏頃になるだろう。現在は、自治体等にR/Bカバー解体の作業内容や飛散防止対策について説明をおこなっている。

今年の熱中症対策
福島第一原子力発電所における熱中症の発生状況と対策について(PDF 910KB)
福島第一原子力発電所における熱中症の対策について(1:10)(動画)
今年の熱中症発生数(疑いを含む)はすでに32件で去年(18件)より多くなっているが、1,000人当りの発生件数は2.30件で去年の2.27件と変わらない。1日当りの作業員数が去年の約3,100人から今年は約5,700人に増えており、この影響と見ている。また、休業をともなう熱中症は今年は0件(去年は1件)であり、早めの救急医療室利用などにより重症化が防止できていると見ている。
熱中症対策としては、熱中症予防の統一ルール(WBGTが30℃以上では、原則、作業を原則禁止する、など)を設定し、運用することを協力を元請企業に依頼している(資料3頁)。また、移動式給水車の運用開始(5頁)、共用プール建屋休憩所に監理員を常駐させ利用者増を図る(6頁)、などの対策を実施。

実施計画の変更が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について(プレスリリース)
モバイル型Sr除去装置(2月27日のロードマップ進捗報告の項を参照)の件。

プロジェクトマネジメントの有効性について、1F所長のコメント。4月の廃炉推進カンパニー発足後、課題ごとにプロジェクト体制を構築して対応している(7月10日参照)。たとえば、タンクエリアの堰内浸透防止工などの雨水対策において、機械、電気、土木、建築など各部門を横断する作業が円滑に進み、今年の梅雨の時期には溢水等のトラブル発生を防ぐことができた。汚染水対策でも、プロジェクト体制が有効に機能していると思う。


ニコ生
【9月11日】東京電力 福島第一原子力発電所長会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.11(木)18時 ~


おまけ


朝日新聞の吉田調書のキャンペーン記事魚拓)について、今日、社長が記者会見して訂正とお詫び魚拓)をした(会見で配られた資料の内容魚拓))。ウワサによれば、当該の記事を書いたのは「プロメテウスの罠」の担当をしているグループの人だとか。記事については第三者機関で審理するとのことだけれど、ついでに「プロメテウスの罠」とかその他の各種1F関係の飛ばし記事(というか、世論を煽動するために、あるいは、自分たちが正義であることを確認するために、都合の良い事実だけを取り上げて出来ている記事)についても調査してくれたら良いのにな。
社長のお詫びコメント魚拓)には「吉田調書は、朝日新聞が独自取材に基づいて報道することがなければ、その内容が世に知らされることがなかったかもしれません」とある。吉田調書は政府事故調が事故調査のために収集した関係者の証言のひとつであり、本来は広く公開するためのもにではない。それなのに、朝日の報道をきっかけとして他のマスメディアも独自に入手した情報をもとに記事を書き、実質的にその内容が広く知られることになったという状況を踏まえて、政府が今日公開するに至った。朝日新聞の社長はこれを自分たちの手柄だと思ってるみたいだけれど、私はこれは悪しき前例になったと思う。政府が証言をリークし、報道機関が上手いことそれを記事にして世論を煽れば、本来は非公開の証言を公にすることができる、ということが明らかになったのだから。
事故調査における関係者証言の収集は、証言を非公開とし関係者の刑事責任を問わないことと引き換えに洗いざらい証言してもらう、というのがひとつの考え方であり、吉田調書が当初は非公開とされていたのもこのためだろう。「誰が悪かったのか」ではなく「何が悪かったのか」を明らかにする方が今後の同様の事故を防止するのに役立つという評価があるからだ(証言の内容は事故の調査結果に反映されれば良いのであって、内容が公開される必要はない。実際に吉田証言の内容のほとんどは政府事故調の報告書に含まれているという指摘がある→「吉田調書」を正しく読み解くための3つの前提 「朝日 vs. 産経」では事故の本質は見えてこない――社会学者・開沼 博|DOL特別レポート|ダイヤモンド・オンライン)。今回のようないきさつで証言が公開されてしまうなら、今後、関係者からどうやって証言を収集しようというのだろうか。
朝日新聞の第三者委員会には、朝日新聞の記事が本当に社会の役に立っているのか、という観点からの評価をぜひしてほしいと思う。

公開された吉田調書へのリンクはこちら → 政府事故調査委員会ヒアリング記録 ー 内閣官房

(以下、2015年1月18日追記)朝日新聞有志の告発本が『「吉田調書」報道は誤報として取り消された初報以外の続報2本も、スクープに相当する目新しい事実がなく、「誤報と既報の連打」だったと指摘している』という記事がGoHoo/日本報道検証機構のサイトに今日掲載された。




2014年9月10日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 126KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、8月27日より停止していたが09:33-18:32に実施。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、3日より停止していたが10:10-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 271KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 471KB)
5月採取分の護岸地下水と海水の90Sr分析結果。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第167報)(プレスリリース)

8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。9日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが2.9×102137Csが8.9×10260Coが2.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量(線量計不具合のため12:00に代替サーベイを実施)、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは670Bq/L。

地下水バイパス、8日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)

実施計画の変更認可申請の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.8KB)

福島第一原子力発電所で働く社員や作業員の食生活の充実について ~「福島復興給食センター株式会社」を設立し、衛生的かつ安定的に食事を提供~(プレスリリース)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)