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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年10月31日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 85.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

所内共通電源工事のため、昨日30日より以下の装置が停止中
・窒素ガス分離装置(A)
・2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置(停止期間は11月1日までの予定。停止時プール水温は21.4℃、プール水温上昇率は0.22度/hで停止中のプール水温は11度上昇の見込み)。
また、2、3号機の格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度A系が欠測。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第71報)(プレスリリース)

10月15日に3号機T/B1階大物搬入口奥で発生したたまり水移送ラインからの漏えいについて規制委員会へ報告。
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋における放射性物質を含む水の漏えいに係る指示文書に対する原子力規制委員会への報告について(プレスリリース)
前回(8月14日)の漏えいと同様に、ホースの長さ方向に平行な割れがホースの厚みを貫通して漏えいが発生した(今回はホースの上側に複数の割れが生じ、うちひとつが貫通。前回は割れはすべてホースの下側だった)。当該のホースは床の直上にあり、その上に他のホース等が重なってはいなかった。また、近傍に床面の露出しているところがあり、このホースを踏まずに通行することが可能であった。ここを通行する関係者にはホースを踏まないように徹底しており、前回の漏えい以降はこのホースが踏まれることはなかったと考えており、今回の原因は、前回の漏えい以前に踏まれたことによって発生していた割れが供用中の運転圧によって進展したものと推定。前回の漏えい後には当該のライン(3-4号機移送ライン(B系統))の漏えい個所(1スプール分)だけを取り替えたため、すでに発生している割れによる漏えいリスクを排除できていなかった。今回はB系統すべてのホースを交換した(10月26日完了)。ホースの踏み付けをなくすために、そのおそれのある個所は立ち入りを制限し、さらに区画による通路を確保している。また、足場の設置等の対策が必要な個所の抽出は終わっており、今後工事を実施していく予定。PE管化も順次実施していく。

月末なので作業者の被ばく線量の状況を厚労省へ報告。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)


ニコ生
【10/31・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/31・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月30日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 79.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

所内共通電源工事のため、以下の装置が停止
・窒素ガス分離装置(A):14:51に停止。
・2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置:15:30に停止(停止期間は11月1日までの予定。停止時プール水温は21.4℃、プール水温上昇率は0.22度/hで停止中のプール水温は11度上昇の見込み)。

1号機S/Cに窒素ガス連続封入を23日からしている影響で格納容器ガス管理システムからの排気中水素ガス濃度は通常より高いが、11:00でA系1.47%、B系1.48%と、昨日より微減。

2号機T/B地下たまり水移送、27日から停止していたが10:09に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

核種分析確報版10月1-15日分を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(10月1日~10月15日公表分)(PDF)

8月31日に厚労省に提出したAPD不正使用に関する報告をふまえて、厚労省より再発防止のための指導があった。
東京電力福島第一原子力発電所の線量管理の実態調査結果 〜再発防止を東京電力等に指導〜(厚労省のプレスリリース)
11月末までに対応を報告せよとのこと。


Ustream
121030 東電会見 午後 17:30
この日はニコ生のアーカイブないの?

Togetter
2012/10/30・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月29日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 78.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機の原子炉注水量が低下したので、11:29に調整
給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
1号機S/Cに窒素ガス連続封入を23日からしている影響で格納容器ガス管理システムからの排気中水素ガス濃度は11:00でA系B系ともに1.55%。昨日28日11:00が1.53%で、ほぼ頭打ちか。

2号機T/B地下たまり水移送、27日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、24日から継続していたが14:45に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

共用プールダクトの止水工事をおこなう。
福島第一原子力発電所共用プール連絡ダクト止水工事(PDF 275KB)
共用プールダクトへプロセス主建屋地下のたまり水が漏えいしている(2011年12月18日に発見れた。その後の対応は2012年1月6日、3月30日を参照)。これの止水処理の検討がまとまったので、工事を開始する。ダクトのプロセス主建屋に接する部分は一段低くなっている(接続ピット部)。まず、ここに可塑性材料(通常のセメントよりも流動性が高いもの)を充填して埋めてしまう(この部分はたまり水を汲み上げるポンプが届かない場所なので、水中施行となる)。接続ピットの真上にはアレバ除染装置の設備があるので、少し離れた場所に立坑を掘り、そこから材料投入管を通じて充填材を入れる。その後、残りのダクト部分にセメントベントナイトを充填(こっちは気中施行)。工期は来年3月くらいまで。まずは立坑を掘るための測量から着手。

1号機オペフロ上のガレキの重さはどれくらいかという質問に答えて)24日のバルーンによる調査でも評価するのは難しい。オペフロよりも上の構造物の重量は1000t程度。崩れずに立っている柱やオペフロの外側に落ちた物があるので、実際はそれよりは少ないが、具体的な算定は難しい。

明日の予定:所内共通M/Cの計画停止のため、2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置を明日から11月1日まで停止(停止時間は50時間の予定、この間の温度上昇は11度の見込み)。同じく、窒素ガス分離装置(A)を停止。


ニコ生
【10/29・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/29・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月28日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、昨日27日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月28日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月27日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、24日から継続していたが09:55に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月27日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月26日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 91.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、09:58に調整
1号機:給水系2.8m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.4m3/h→4.5m3/h。

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を23日から実施中。格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度は11:00でA系B系ともに1.36%。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置は2次系の循環水に不凍液を添加するために昨日25日から停止していたが、作業が終了したので14:12に運転再開。再開時プール水温は22.5℃。不凍液として使用したのはプロピレングリコールを6t程度。今後4号機でも同様の作業を予定。

2号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日から停止していたが12:18に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

柏崎刈羽原子力発電所5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに関する指示文書に対する原子力規制委員会への中間報告について(プレスリリース)
調査方針と計画を提出。今年中に調査を終了する予定。


ニコ生
【10/26・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/26・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月25日(木)

19:32に浜通りで震度4の地震。震源地は宮城県沖、震源の深さは48km、地震の規模(マグニチュード)は5.6。
震度分布図(気象庁)


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 137KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が上昇している。11:00でA系1.11%、B系1.12%。S/Cに窒素ガスを封入しているため。S/C内をパージする量は470m3と計画、これにより大気へ排出される85Krの量は、S/C内の気相部の水素濃度を80%として水素と85Krの組成比から4×1013Bqと推定している。これによる敷地境界での被ばく線量は0.044μSv。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で2次系の循環水に不凍液を添加するため13:33に装置を停止。停止時プール水温は21.0℃。停止期間は26日までを予定。停止中のプール水温上昇率は0.09度/hの見込み。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。フィルター洗浄のため08:36-13:07に一時停止。起動後14:04に定常流量に到達。


その他

昨日実施した1号機オペレーティングフロア再調査の動画を公開。
福島第一原子力発電所1号機オペレーティングフロアの状況再調査結果について<ダイジェスト版>(2:55)(動画)
福島第一原子力発電所1号機オペレーティングフロアの状況再調査結果について<全データ:前編>(1:00:05)(動画、公開は11月1日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル
福島第一原子力発電所1号機オペレーティングフロアの状況再調査結果について<全データ:後編>(1:44)(動画、公開は11月1日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル


ニコ生
【10/25・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/25・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月24日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 102KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

所内の電源切替え工事にともない、1号機格納容器とS/Cへの窒素ガス封入を一時停止。格納容器へは10:10-10:48、S/Cへは09:16-10:56に停止。圧力容器への封入は継続した。
1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が上昇してきている。S/Cへの連続窒素ガス封入を22日に開始したためか。11:00でA系B系ともに0.79%。
1号機オペレーティングフロアの再調査を実施した。作業者29名、作業時間11:07-12:48、計画線量5mSv、最大被曝線量3.81mSv。
福島第一原子力発電所1号機 オペレーティングフロアの状況再調査結果について(PDF 167KB)
バルーンが細長いので、横倒して持ち込み、機器ハッチの吹き抜けで縦にして上昇させる。バルーンの材質は塩化ビニール、中のガスはヘリウム。PDF資料4頁、写真左上は、奥に見えるのが建屋カバーのパネルで手前が1号機R/Bのガレキ。写真右下、正面に見える緑色の構造物は燃料交換器のエンドトラック(10月15日の「3号機使用済燃料プール内の燃料交換器の状況確認」の項の2番目にPDF資料に、燃料交換器の図がある)で、プールの上のあるべきところにあるのが確認できた。写真右上は左上と右下の間の様子で、燃料交換器エンドトラックのすぐ脇に屋根トラスが落ちている。5頁の写真は4頁よりもやや上から見下ろしているところ。写真左にプールの水面が光を反射しているのが見える(写真上部の明るいところは外の光がさしている)。写真右は天井クレーンのガーター。燃料交換器はプール内に落ちていないで、その上に天井が落ちている感じ。屋根トラスも形が残っている。落ちた天井とオペフロの間には思っていた以上に空間があることが確認できた。オペフロの線量は最高で53.6mSv/h。動画、その他詳細は明日。
(以下25日の会見より)
福島第一原子力発電所1号機オペレーティングフロアの状況再調査結果について<ダイジェスト版>(2:55)(動画、10月25日公開)
オペフロに上がってきて正面に見える緑色の構造物が燃料交換器のがレールにのっているところ。00:40過ぎ、建屋西側。薄緑色の細い鉄骨が組んであるのはR/Bカバーで、その手前にある白くて太い鉄骨が元々の建屋の壁のあったところで、壁が全部なくなっている。01:15過ぎ、屋根トラスの間にデッキプレートが落ちているのが見える。屋根トラスの上にデッキプレートを敷いてその上に鉄筋コンクリートを打って屋根を作ってあったのが、落ちてきている。右に振って燃料交換器が見えてきたところで、画面左下にプールの水面が揺らいでいるのが見える。燃料交換器の上に屋根トラスがのっているように見える。02:10過ぎ、建屋南側から東側。燃料交換器の上に天井クレーンの一部がのっている。02:30過ぎ、建屋北側。屋根の鉄筋コンクリート部分にデッキプレートの型を残しているところがある。奥に見える窓のようなものはR/Bカバーの窓で、その手前が元々の壁のトラス。
福島第一原子力発電所1号機オペレーティングフロアの状況再調査結果について<全データ:前編>(1:00:05)(動画、10月25日公開、公開は11月1日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル
福島第一原子力発電所1号機オペレーティングフロアの状況再調査結果について<全データ:後編>(1:44)(動画、10月25日公開、公開は11月1日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル

2号機T/B地下たまり水移送、21日から停止していたが15:44に再開。

3号機使用済燃料プールのモバイルRO装置(トラブルで4日から停止中)で、05:21頃に「モバイル塩分除去装置異常」(一括警報)が発生、「塩分除去装置ユニット漏えい検知」警報であることを確認。06:15頃、装置を積載しているトラックの荷台に設置されたドレンパン(排水受け皿)に黄色い液体がたまっていることを現場で確認。漏えいは2.5m×3m×1cmで、漏えい量は75Lと評価。漏えいしたものはドレンパン内にとどまっており、外部への流出はない。現場確認時には、すでに継続的な漏えいは停止していた。漏えいしたものは25%塩酸で、装置にある塩酸タンクのドレンラインのホースが外れて漏えいしたもの。この塩酸は、装置を運転するとRO膜に付着してくるカルシウム塩を取除くためのもの。けが人はなし。原因を調査中。11月27日に調査報告あり。
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール塩分除去装置(モバイルRO)からの塩酸漏えいについて(PDF 72.9KB)
3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続していたが08:11に停止。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、2次系の耐圧ホースをPE管に交換するため22日から停止していたが、作業が終了して13:30に運転再開した。再開時プール水温は42℃。
4号機T/B地下たまり水移送、21日から停止していたが16:02に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、冬季の凍結防止のために凍結防止剤を入れる。このため、明日、明後日と一時的に運転を停止する。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第70報)(プレスリリース)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 90.4KB)

1号機と3号機のR/Bの爆発による損傷具合の違いについて質問に答えて)1号機と2-4号機ではR/Bの造り方が違う。1号機はオペフロまでは鉄筋コンクリート造りで、その上は鉄骨+パネルになっている。2-4号機は上まで鉄筋コンクリート造り。爆発によって、3号機では鉄筋コンクリート製の柱が外側にぶら下がるような形になって非常に危険な状態だったのにたいして、1号機は壊れ方が「あっさり」としていた。


ニコ生
【10/24・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/24・17:45開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月23日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 145KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入(詳細は9月24日の中長期対策会議運営会議資料を参照。S/Cの気相部にたまっている水素ガスをD/W経由で排出するために窒素ガスでパージする)を09:37に開始。実施期間は1ヶ月程度を予定。

2号機T/B地下たまり水移送、21日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。移送ラインの配管取替えのため、08:46-13:07に一時停止。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、2次系の耐圧ホースをPE管に交換するため昨日22日から停止中。24日まで停止予定。
4号機T/B地下たまり水移送、21日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

2月25日に発生のSARRYの配管腐食の件で、類似個所の点検の第1回目を9月26日-10月3日に実施し、第2回目を今月下旬に実施する予定だった(10月3日参照)が、今月は降雨が多かったため水処理施設内の水バランスを考慮して点検時期を検討しなおすことになった。

5号機の取水路B系の清掃と点検を行う。11月下旬までかかる見込み。A系はすでに実施済み。4月5日-5月31日にかけて6号機A系を実施している。5号機A系はいつのまにか終わってたよ。

保安規定の変更認可を申請。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請について(プレスリリース)
所内共通ディーゼル発電機(B)が復旧した(8月29日参照)のでこれの運用について追加。外部電源強化工事の進捗にともない、担当する組織名を「外部電源強化グループ」から「電気第三グループ」へ変更し分担も変更。


ニコ生
【10/23・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/23・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月22日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 89.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、昨日21日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系の耐圧ホースをPE管に交換するため、09:36に2次系を停止。24日まで停止予定。停止時プール水温は29.0℃、停止中のプール水温上昇率は0.43度/h、停止期間中の温度上昇は23.8度の見込み。
4号機T/B地下たまり水移送、昨日21日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。

6号機残留熱除去系B系のストレイナーの点検を実施。明日以降、A系C系の点検をおこなっていく。

12:15頃、共用プール建屋3階で消火系配管からの水漏れを作業者が発見。弁を閉じポンプを停止して漏えいは停止。漏えい個所は3階消火栓の吐出弁。漏えいしたのはろ過水で、漏えい量は65Lと評価、堰内にとどまっている。


その他

使用済の保護衣がJビレッジに保管されているが、明日以降、これを1Fに移送する。お洗濯?

今日、中長期対策会議運営会議第11回会合があった。
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
2号機圧力容器代替温度計設置(3頁)。10月3日に設置完了。作業時の動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機 代替温度計ワイヤガイド内視鏡(0:20)(動画)
福島第一原子力発電所2号機 代替温度計設置作業(設置開始ー完了)(13:15)(動画)
最初のグループは苦戦して挿入したケーブルをすべて引き抜いて撤収。2番目のグループは問題なく成功。新設された代替温度計の測定精度は約±1.5度であり、既設温度計の20度と比べて信頼度が向上。引き続きTIP案内管への温度計挿入に向けた検討を行う。当面は追加する予定はないって4日に言ってたけどな。
1号機格納容器内部調査(9頁)。結果のまとめ。
1号機S/Cへの窒素封入(25頁)。23日に窒素封入を開始、1ヶ月程度継続の予定。
敷地内除染の中長期実施方針(53頁)。多くの作業員が立ち入る場所の線量低減を図るため、場所を選んで5年後(第1ステップ)、10年後(第2ステップ)、10年後以降(最終ステップ)と段階的に目標を設定して除染をおこなっていく。また、作業者の負担を軽減するために、ノーマスクで作業できるエリアを各ステップごとに順次拡大していく。8月には、重要免震棟出入口前のバス乗り場にゴムマット(厚さ10mm)と鉄板(厚さ22mm)を敷いてさらに線量低減を図った。
今月の放出量評価(63頁)。先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.002億Bq/h、2号機0.008億Bq/h、3号機0.006億Bq/h)、これによる敷地境界における被曝線量は0.03mSv/year。
1号機オペレーティングフロア再調査(72頁)。前回(8月8日実施)は直径3mのバルーンを使用して上昇途中で干渉物によりオペフロまで行かれなかった。今回は直径2m、高さ5mの細長いバルーンを使って再トライする。また、バックアップとして小型飛翔体を2種類用意している。24日に実施予定。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)


ニコ生
【10/22・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/22・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月21日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在


1、2号機の原子炉注水量が低下したので、15:29に調整
1号機:給水系2.7m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.3m3/h→4.5m3/h。

1号機T/B地下たまり水移送、昨日20日に再開したが09:00に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、16日から継続していたが09:18に停止。

3号機の原子炉注水量が低下したので、15:55に調整給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。23日訂正。20日の間違いでした。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、15日から継続していたが09:42に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月21日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月20日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1、3号機の原子炉注水量が低下したので、10:54に調整
1号機 10:54に給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
3号機 15:55に給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。23日に訂正。

1号機T/B地下たまり水移送、8日から停止していたが10:10に再開。

2号機T/B地下たまり水移送、16日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月20日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月19日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 102KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置は1次系の改修工事のため15日から停止していたが、作業が終了し16:46に運転再開。停止中のプール水温は23.0℃から36.3℃まで上昇した。
2号機T/B地下たまり水移送、16日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。

10:59頃、1・2号機超高圧開閉所(現在使用していない)南西側で雑草が燃えているのをパトロール中の作業者が発見。11:02に消防署(双葉広域消防本部)に連絡。社員11人で初期消火を行い、11:12に消火を確認。12:07に消防署が現場で鎮火を確認。警察署の現場確認により火災で燃えた範囲は約20m×約34mと判断された。けが人はなし。モニタリングポストの値に有意な変動はない。プラントへの影響も確認されていない。火災の原因について、今後調査予定。燃えたのは、地下水バイパス設置に先立ちパイロット井を掘るための事前準備(10月1日参照)で刈った草。
福島第一原子力発電所1・2号機超高圧開閉所周辺(屋外)における火災について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所1・2号機超高圧開閉所周辺(屋外)における火災について(第2報)(プレスリリース)
福島第一原子力発電所1・2号機超高圧開閉所周辺(屋外)における火災について(PDF 244KB)
PDF資料2頁の写真は、消火後にダメ押しで自衛消防隊が燃えた場所に散水しているところ。


その他

魚介類サンプリング結果のまとめ。漁協で説明した際の資料。
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 239KB)

9月22日の3号機R/B上部ガレキ撤去での鉄骨滑落事故の件で、追加の指示に対して規制委員会へ報告書を提出。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料貯蔵プールにおける鉄骨がれきの落下に係る追加指示文書に対する原子力規制委員会への報告について(プレスリリース)
3号機使用済燃料プールの水がすべて失われた場合の燃料の健全性を評価した。MAAPコードを使って、10月19日時点の崩壊熱で、プール水位0m、冷却はすべて空気によるとした。燃料の上にはガレキがのっていてこれが空気の流路を閉塞すると考え、流量が100%(閉塞なし)、60%、20%、10%、0(完全に閉塞)の場合を評価。10%でも燃料の温度上昇は700℃程度で頭打ちとなり、燃料被覆管の損傷は起きない。0の場合は2日過ぎから温度が急上昇を始めるが、プールへの注水を開始するのに2日あれば十分である。また、水がなくなると燃料からの放射線を遮蔽できなくなるが、この場合でもスカイシャインによる3号機R/B周辺の線量率は数mSv/hであり、注水作業を実施・継続することは可能。

施設運営計画の変更と補正。
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)の変更および(その3)(改訂)の変更ならびに補正について(プレスリリース)
伐採木一時保管槽の設置
『福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書』の変更内容について(伐採木一時保管槽の設置)(PDF 49.9KB)
敷地境界での追加被ばく線量を1mSv/year以下にする(9月21日参照)ために、伐採木を覆土して保管するための施設を設置する。コンクリートで擁壁を作り、小さく切った枝葉を詰め(幹は入れずに槽の外で保管する)、保護シートで覆い、その上に覆土し、遮水シートをかぶせる。ガス抜き管を設置し、温度計で内部の温度管理をして火災を防止する。面積200m2以内、高さ約3m、覆土の厚さは0.5m以上。11月中旬に工事開始、12月に伐採木搬入開始。
(この項、以下22日の会見より)擁壁の厚さは20-30cmを考えているが、まだ決定していない。覆土に使用する土は、構内にある土捨て場に蓄積されているものを使う。
多核種除去設備ALPSホット試験開始に向けた対応
『福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書』の補正内容について(多核種除去設備のホット試験開始に向けた対応)(PDF 283KB)
要求されていた7項目について、対応を報告。除去性能が維持されることを確認するために、試験期間は30,000m3を処理する期間(121日)で行う。屋外の施設なので、降雨の際に漏えいを確認できるようにするために雨カバーを付ける。使用済の吸着剤等を保管する容器(HIC)は漏えいするものと考えて、HICを保管するボックスカルバートの水抜き穴をふさぐ。処理水にはβ核種が含まれるので、作業者の被ばく管理のためにβ線用の線量計やリングバッジ(体幹部を測定する線量計とは別に手指の被ばくを測定する)を使用する。などなど。

(フリーランスのムラカミ記者の質問「2号機の炉心スプレー系の注水量が10月初めと比べて1割減っている、格納容器圧力が月初め8.96kPaで今は4kPaを切る位なのはなぜか」に答えて)注水量は崩壊熱により必要な量が決まり、水温によっても冷却効率が変わるので、それに従って変動する。格納容器圧力も、大気圧の影響や作業の関係で窒素封入をコントロールするためにこの程度の変動はある。
それは確かにそうなんだけれど、注水量の低下は、必要量が減少したので注水量の設定を5m3/hから4.5m3/hへ9日に変更したからだし、格納容器圧力の低下は、代替温度計設置作業に先立ち格納容器圧力を下げるために格納容器への窒素ガス封入を1日夜に停止したからだよね。尾野さんは、作業の状況について、こういう理解の仕方をしているという事なのかしらん。どうも、聞いていてきちんと分かった気がしないのは、ここらへんが原因なのか。


ニコ生
《福島第一1・2号機周辺で火災》東電会見

Togetter
2012/10/19・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月18日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 84.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1、2号機の原子炉注水量が低下したので、16:05に調整
1号機:給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系2.0m3/hで継続。
2号機:給水系2.0m3/hで継続、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置は1次系の改修工事のため15日から停止中。11:00のプール水温は32.8℃。20日まで停止の予定。
2号機T/B地下たまり水移送、16日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。07:29にフィルター洗浄のため停止、作業終了後11:59に起動、12:55に定常流量に到達。その後
16:0015:53(19日訂正)に、ろ過フィルター入口弁が閉止したため手動停止、現場確認で異常が認められず17:18に起動、17:21に定常流量に到達。(以下19日の会見より)原因は、運転員が定時のデータ採取のために操作盤を操作しようとした際、誤ってろ過フィルタ空気作動弁を閉操作したもの。これにより当該弁が閉止、インターロックによりブースターポンプが停止し装置全体が停止。 再発防止対策として、誤操作防止用保護カバーを閉じた状態でデータ採取を行うよう、運転員へ再教育を実施する。
SARRYでは操作盤(タッチパネル)の誤操作による停止が4月5日に発生していて、その際に再発防止策として誤操作防止用保護カバーが取付けられた。

サイトバンカ建屋からプロセス主建屋へのたまり水移送を09:50-16:46に実施。


その他

1号機格納容器内部調査で、穴を開けたX-100Bペネにガイドパイプを挿入した際の動画を公開。
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査準備作業(10/8実施 ガイドパイプ設置)(1:15:14)(動画、公開は25日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル

3号機R/B上部ガレキ撤去作業の状況について質問に答えて)9月22日の鉄骨滑落事故以降、オペフロ上のガレキ撤去作業はすべて休止している。10月3日にこの件についての報告書を規制委員会に提出し、作業を再開して良いという話はすでにいただいている。オペフロ北西部(プールからはなれた場所)での撤去作業は明日から、プールでの作業は来週から再開の予定。

15日に確認された3号機T/B1階でのたまり水移送ラインの漏えいの件で、昨日、規制委員会から指示文書を受領。
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋における放射性物質を含む水の漏えいに係る原子力規制委員会からの指示文書の受領について(プレスリリース)
8月14日の漏えいの際に計画した対策との関係、および、再発防止対策を報告せよとの内容。


ニコ生
【10/18・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/18・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月17日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 137KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1、3号機の原子炉注水量が低下したので、06:46に調整
1号機:給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系2.0m3/hで継続。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。

1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度A系は計器校正のため11:00が欠測

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置は1次系の改修工事のため15日から停止中。11:00のプール水温は29.7℃。20日まで停止の予定。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日16日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第69報)

環境モニタリングのデータがリアルタイムでHPに表示できるようになる。
福島第一、福島第二原子力発電所環境モニタリングデータの公開方法の変更について(PDF 220KB)
1Fでは、本設のモニタリングポストNo.1-8と5、6号機共用排気筒の計測データを10分ごとに更新(グラフは1時間ごとに更新)。ただし、可搬型モニタリングポスト(事務本館南、正門、西門)は従来どおり1日ごとの更新。明日から運用開始。
(19日追記)これ約20分遅れで更新されてる。こういうのもリアルタイムって言うの?

核種分析生データスペクトル帳票9月分を原子力情報コーナーで公開。

明日の予定:4号機使用済燃料プールへヒドラジン注入。


ニコ生
【10/17・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/17・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月16日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(PDF 107KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

9月9日に損傷が確認されたダクトの交換作業(15日参照)のため、2号機格納容器ガス管理システムを10:25に停止。作業終了後11:34に起動、13:24に希ガスモニタの計測を再開。この間(10:25-13:24)運転上の制限外に計画的に移行、また、格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が欠測。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置は1次系の改修工事のため昨日15日から停止中。11:00のプール水温は26.5℃。20日まで停止の予定。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止していたが10:14に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日15日に漏えいで停止したが昨日18:05に再開後継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日15日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。

6号機T/B地下たまり水を仮設タンクに移送する予定だったが、移送ポンプに不具合が確認されたので中止


その他

魚介類のサンプリング結果。9月15、19日採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 75.4KB)
アイナメの追加調査(8月21日参照)のサンプリングは天候の影響で遅れていたがすべて終了した。現在分析中なので結果は後日。

2F3号機の復旧作業(冷温停止維持のための本設設備復旧)が11日に完了したので、報告書を提出。
福島第二原子力発電所原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画書に係る実施状況報告(3号機復旧完了に伴う中間報告)ならびに復旧計画書(改訂2)の提出について(プレスリリース)


ニコ生
【10/16・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/16・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月15日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 105KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、12日に話のあった弁追設および逆止弁点検、ドレン配管設置のため、06:07に冷却を停止。停止期間は20日までの予定。停止時プール水温は23.0℃。停止期間中のプール水温上昇率は0.22度/h、期間中の温度上昇は28.9度の見込みで、運転上の制限(65℃)に対して十分余裕があり管理上問題ない。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続していたが漏えい発生のため10:18に停止
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋滞留水移送配管の漏えい事象について(PDF 42.5KB)
協力企業作業員が3号機T/B1階大物搬入口奥の廊下で水の漏えいを発見、10:10頃に東電社員が確認。10:18に3号機T/B地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋)へたまり水を移送しているポンプを停止、11:16漏えいが停止。漏れた水は3m×6m、深さ5mmでたまっており、漏えい量は約90L、大物搬入口奥のスロープ下部にとどまっており、屋外への流出はない。漏えい水の核種分析は、134Csで1.0×104Bq/cm3137Csで1.8×104Bq/cm3で、T/B地下たまり水と判断。漏えい個所は、8月14日の漏えい個所と同じポンプにつながるラインの少し上流。発見時にカナフレックスホースから水が噴出しており、小さな穴が開いていたのではないか。
漏えいの無い別の移送ラインを用いて雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を18:05に再開
(17日追記)8月14日の漏えいは積み重なったホースの上を踏んで歩いていたのが原因ということで、ホースを踏まないよう注意喚起しホースの整理および区画・上を渡る足場の設置などを対策。さらに、原子炉冷却に使っている電源設備が漏えい水で使えなくなるリスクが明らかになったので、漏えいの早期発見のための設備の設置・影響を広げないための土のうの設置・電源設備の2階への移動などを順次対策。また、3-4号機間の移送ラインやその他の移送ラインでまだカナフレックスホースを使っているラインを順次PE管化する計画を具体化。などなど、前回の漏えいはけっこうおおごとだったと思うんですけど、今回の再発について、ほとんど東電側から説明がないし、記者も聞かないで、いいんですかね。その後の対策の進捗とか、興味ないですか?(追記ここまで)
資料写真を見ると、ホース踏まないように足場はできてるみたいだけど。鉄パイプを組んであるのは落下物による損傷防止とか?
たまり水移送ルートのPE管化とそれにともなうルート変更については8月8日と9月10日を参照。今回漏えいの再発したラインは、当初の予定では8月30日に使用を停止し以降はバックアップとするはずだったのが、思惑が外れて9月11日に使用を再開したもの。8月14日の漏えいについての報告書(9月13日公開)では、3-4号機間のたまり水移送ルートのPE管化今回漏えいが再発したライン3号機T/B地下-4号機T/B1階弁ユニット間)をPE管化、もしくは、3号機T/B地下-4号機T/B地下間をPE管で新設。どっちにするかはこの報告書の時点では決まってないみたい)は24年中の予定(報告書17、18頁の「3-4号機移送ライン⑨」)とのこと。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から停止していたが11:55に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

12、13日実施の1号機格納容器内部調査(滞留水サンプリング、常設監視計設置)に関する資料を公開。
福島第一原子力発電所1号機格納容器内調査状況(10月12日~13日実施分)(PDF 330KB)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 144KB)
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査(10/12実施 滞留水サンプリング)(1:15:14)(動画、公開は22日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査(10/13実施 継続監視計設置) (1:00:22)(動画、公開は22日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル

11、12日に実施した3号機使用済燃料プール内の燃料交換器の状況確認の結果。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況(10月11・12日実施分)(PDF 32.8KB)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールの内部調査 (10月11・12日実施)による燃料交換機の状況の推定(PDF 134KB)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内部調査(10月11日)(2:01)(動画)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内部調査(10月12日)(3:02)(動画)
オペフロにあってすでに見えている部分とあわせて、ブリッジ、エンドトラック、主ホイストの部品などの位置を推定した。また、燃料ラックの上にコンクリートのかたまりや鉄筋、堆積物がのっているのが見えた。

明日、2号機格納容器ガス管理システムで9月9日に損傷が確認されたダクト(ジャバラのホース。粘着テープで応急処置してあった)をステンレス鋼管に交換する。このため、2号機格納容器ガス管理システムを一時停止する。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムにおけるダクトの交換作業について(PDF 206KB)

9月28日、10月9、10日に2Fで実施した緊急安全対策訓練の様子。
福島第二原子力発電所における緊急安全対策訓練の実施について(PDF 174KB)


ニコ生
【10/15・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/5・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月14日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機の原子炉注水量を調整。10:14に給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続していたが09:54に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月14日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月13日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器内部調査5日目。今日は、常設監視計(雰囲気温度計、滞留水温度計、滞留水水位計)の設置。作業は無事終了。13:00で水位:D/W底から2.4-3.2mの間、雰囲気温度(T7-T3):34.1-35.1℃、滞留水温度(T2、T1):37-37.4℃。既設温度計による雰囲気温度は34.4-41.5℃で、だいたい同じくらい。監視を継続する。
(以下15日の会見より)
福島第一原子力発電所1号機格納容器内調査状況(10月12日~13日実施分)(PDF 330KB)(10月15日公開)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 144KB)(10月15日公開)
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査(10/13実施 継続監視計設置) (1:00:22)(動画、10月15日公開、公開は22日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル
作業時間09:00-13:30 、作業者計50名、計画線量10mSv、最大被曝線量2.33mSv。今後1ヶ月ほど様子を見て監視に使用できるか検討する。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月13日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月12日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 86.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器内部調査4日目。格納容器内にたまっている水を採取・分析した。計画線量10mSv、最大被曝線量1.72mSv。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 36.6KB)
真空エジェクタに窒素ガスを供給して滞留水サンプリングタンクを排気して真空にし、ストレーナを通して水を吸い上げる。チャンバー部で線量を測定し100mSv/h以下であることを確認してからサンプリングタンクをシールボックスまで引出す、という手順。測定された線量は約0.5mSv/h(BGが約0.3mSv/h)。250ccを採取した。
福島第一原子力発電所一号機原子炉格納容器内滞留水の分析結果(PDF 10.4KB)
9月20日採取の北東側三角コーナーのたまり水と比べると、塩素濃度・Cs濃度ともに格納容器内の水のほうが低い。このことから、燃料デブリから核分裂生成物が新たに供給されている状態にはないことが言えると思う。
福島第一原子力発電所1号機格納容器内調査状況(10月12日~13日実施分)(PDF 330KB)(10月15日公開)
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査(10/12実施 滞留水サンプリング)(1:15:14)(動画、10月15日公開、公開は22日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル
作業時間10:00-12:45、作業者計48名。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

昨日に続き3号機使用済燃料プール内の様子を水中カメラで調査。結果は15日を参照。
3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

昨日実施の1号機格納容器内部調査3日目の写真と動画を公開。
福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月11日実施分)(PDF 34.9KB)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果【ダイジェスト版】(2:43)(動画)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果(1:39:41)(動画、→YouTube/trikokoさんのチャンネル

4号機使用済燃料プールの塩分除去作業が完了した。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール塩分除去作業の完了(PDF 225KB)
9月10日からイオン交換装置による塩分除去を再開(2011年11月29日-2012年1月9日まで実施したが原子炉ウェルからの水の流入により塩分濃度が再び上昇したため、モバイルRO装置を導入した)していたが、塩素濃度が9ppm(保安規定制限値は100ppm)であることを今日確認し、塩分除去作業を完了した(PDF資料に作業実績と塩分濃度の推移あり)。今後は、定期的にサンプリングをおこない、ヒドラジンの注入で水質維持を図る。

4号機R/Bカバーリング工事で使用する鉄骨の海上輸送で、曳航ロープが切れた。鉄骨を載せた台船を曳き船で曳航していたところ12:18にロープが切れて台船が出港した港へ向かって漂流、12:48に海上保安庁に救助要請。その後、台船にロープを取付けて元の港に戻った。負傷者は無し。

APD不正使用防止対策として導入を予定していた(7月31日、8月13日参照)胸のところが透明のビニールになっているカバーオールを、15日から運用開始する。
胸部分が透明なタイベックの運用開始について(PDF 32.2KB)
始めは高線量被ばく作業に従事する人を対象とし、対象の拡大を検討していく。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系で改修工事を実施する。ポンプの間を隔離する機能や点検効率を向上させるために、手動のバルブやドレン弁を設置する。このため、週明けの15日朝から20日17:00まで循環冷却を停止する予定。この間のプール水温上昇は28.9度、プール水温は約53℃まで上昇する見込み。プール温度管理としては問題の内範囲。

今日の第一回原子力改革監視委員会において原子力改革特別タスクフォースが原子力改革の原案を提出
第一回原子力改革監視委員会資料の公表について(プレスリリース)
二度と過酷事故を起こさないための改革プランを策定する。
タスクフォースとしては、事故に対して事前の備え(津波評価、過酷事故対策、事故時対応)ができていなかったことが問題だったという認識。直接の安全対策としては「深層防護」の考え方を導入し基本とする。改革の対象、範囲にはいかなる制限も設けない(再稼働や訴訟とは関連付けない)。6月の社内事故調では、事前の対応を含めてその時々でベストを尽くしたが結果として事前の備えが足りずに事故を防げなかったという立場だったが、この改革プランでは時計の針を戻せたなら事故は防ぎ得たという前提で内容を策定したい。そうでなければ、改革の内容に説得力がない。この変更された見解は、今後の会社としての方針である。
事故原因となる事象の評価の適正化だけではなくて、評価を超えるような事態に対応するために深層防護による設備の対応能力の構築とか、事故発生を前提とした組織的な対応能力の強化・向上を図る。ここまでやれば安全という事はなくて、常に安全性に対する疑いを持ち改善する努力を継続していく。ということみたい。今回示された方針の転換は、具体的にどのようにして実現したのかしらん。このために社長の首がふたつ必要だったのかしら。あと、立地地域や社会と問題を共有する勇気と能力を持つためにリスクコミュニケーションの充実を図る、というのが興味深い。これこそが日本の原子力業界に欠けていたものなのかも。事業者が本気なら、国民もこれに応えないとね。電気はインフラなんだから。

今日、報道関係者に現場公開を実施。

ニコ生
【10/12・17:30開始】東京電力 記者会見
【東京電力が設置】第一回 原​子力改革監視委員会 [冒頭部分・収録放送]
【東京電力が設置】第一回 原子力改革監視委員会 終了後の記者会見 生中継
ニコ生 福島第一原子力発電所の内部取材!~瓦礫・放射線量の現状をノーカット放送~

Togetter
2012/10/12・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/10/12・13:00開始 東京電力原子力改革監視委員会 記者会見

2012年10月11日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 77.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器内部調査3日目。CCDカメラ(今日は線量計は無し)で撮影。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 41.8KB)
昨日よりもガイドパイプをのばしてより内側からカメラを垂らし、ジェットデフレクターの上を滑らせて格納容器の底まで到達。たまっている水の透明度は高い。浮遊物も少ない。底には若干のサビなどがたまっているのが見られた。詳細は明日。
(以下12日の会見より)
福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月11日実施分)(PDF 34.9KB)(10月12日公開)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果【ダイジェスト版】(2:43)(動画、10月12日公開)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果(1:39:41)(動画、10月12日公開→YouTube/trikokoさんのチャンネル
ダイジェスト版00:50過ぎ、ジェットデフレクターの表面についている水垢のような物を巻き上げながら下に降りていく。01:30位で格納容器の底に到達。サビや塗装のはがれたような物が堆積している。構造物の大きな損傷は見られなかった。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機使用済燃料プール内の様子を水中カメラで調査。結果は15日を参照。
3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。フィルター洗浄のため07:30-12:15に一時停止。13:13に定常流量に到達。


その他

昨日実施した1号機格納容器内部調査2日目で撮影した写真と動画を公開。
福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月10日実施分)(PDF 27.7KB)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/10実施分)<ダイジェスト版>(1:06)(動画)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/10実施分)<全データ>(1:38:14)(動画→YouTube/trikokoさんのチャンネル

1-3号機R/B上部でのダストサンプリングおよび格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は1日、2号機は5日、3号機は6日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.4KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.1KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.0KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 77.0KB)

10月3日に確認された5、6号機側RO装置の中継端子台の焦げ跡の件。調査の結果、屋外に設置してある中継端子箱の中へ電線を引き入れる口のシールが不完全で雨水が侵入し、中継端子台の接続端子でショートしたのが原因と判明。入口のシールを修理し、中継端子台のシールを強化した。

10月4日発生の5、6号機側の浄化設備での漏えいの件。類似個所を調査したが、異常なし。複数系統あるので、漏えい個所を切り離して残りの系統で明日以降作業を再開する予定。

9月22日の3号機使用済燃料プール鉄骨滑落事故の件で10月3日に規制委員会へ報告書を提出したが、昨日、追加指示文書を受領。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料貯蔵プールにおける鉄骨がれきの落下に係る原子力規制委員会からの追加指示文書の受領について(プレスリリース)


ニコ生
【10/11・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/11・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月10日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 83.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器内部調査2日目。今日は雰囲気線量計とCCDカメラをグレーチングの下まで入れた。作業時間10:00-13:00、作業者計51名、計画線量10mSv、最大被曝線量2.13mSv。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 66.1KB)
グレーチング下の水面に到達したが、構造物に当たってD/W底部までは行かれず。水面の高さはおよそO.P. +9000mm、D/W底がO.P. +6180mmなので、水深は約2.8m。雰囲気線量は気中で約10Sv/h、水中で約0.5Sv/h、最高はペネの出口端で11.1Sv/h。動画など詳細は明日。
(以下11日の会見より)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/10実施分)<ダイジェスト版>(1:06)(動画、10月11日公開)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/10実施分)<全データ>(1:38:14)(動画、10月11日公開→YouTube/trikokoさんのチャンネル
福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月10日実施分)(PDF 27.7KB)(10月11日公開)
常に見えている白いのは、カメラの前方についている線量計。グレーチングのスキマから下に下りていく。水面に入って少し行くと構造物に当たったので、それ以上無理せずここで終了。突き当たった構造物は、S/Cにつながるベント管がD/Wに接続するところについているジェットデフレクター(右の写真。ベント管の開口部にじゃま板を取付けて、ここを通る気流を整えたり流れの圧を低減するもの)。PDF資料写真3がジェットデフレクターの脚に当たったところ(画面右側がデフレクター本体、左上がデフレクターを支えている脚)。たまっている水はあまり濁ってはいなかった。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日9日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。

5号機炉心スプレー(B)系の分解点検で、最小流量バイパス弁を分解したところ2枚ある弁体のうち一枚が弁棒から脱落して取り残されているのを確認。
福島第一原子力発電所5号機 炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁の不具合について(PDF 249KB)
7月18日の炉心スプレー(B)系の定例試験で当該の弁が全閉にならないことを確認しており、今日の点検を実施した。原因と対策を検討中。
その後の対応について2013年1月30日に記載。


その他

昨日実施した1号機格納容器内部調査1日目(パン・チルトカメラでの撮影)の動画を公開。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/9実施分)<ダイジェスト版>(2:45)(動画)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/9実施分)<全データ>(2:11:04)(動画→YouTube/trikokoさんのチャンネル

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第68報)(プレスリリース)

3号機使用済燃料プールの中の様子を水中カメラで確認する作業を実施する。9月22日の鉄骨滑落事故の前の時点ではガレキ撤去後の9月末に予定していた(9月13日参照)のが、事故で延期になっていた。今回の事故の影響でプール内のガレキ撤去はまだ完了していないが、撤去の済んだ北側半分を対象に10月11日から実施する。残りの南側半分は、ガレキ撤去が終了してから実施するが、予定はまだ決まっていない。


ニコ生
【10/10・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/10・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月9日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 79.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

必要な原子炉注水量の評価で必要量が減った(5日参照)ので、15:36に2、3号機の注水量を変更
2号機:給水系2.0m3/hで継続、炉心スプレー系4.9m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系2.4m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.5m3/hで継続。

1号機の原子炉注水量を調整。15:36に給水系2.8m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系2.0m3/hで継続。
1号機格納容器内部調査1日目を実施した。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 35.0KB)
今日は、パン・チルトカメラをX100Bペネから入れて格納容器内部を撮影した。作業時間は10:00-13:40、作業者は計53名、計画線量10mSv/h、最大被曝線量2.74mSv/h。X100Bペネから下ろして機器ハッチのグレーチングまで(カメラが大きいのでその下には行かれない)見た。地下階に水面を確認。映像など詳細は明日。
(以下10日の会見より)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/9実施分)<ダイジェスト版>(2:45)(動画、10月10日公開)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査(10/9実施分)<全データ>(2:11:04)(動画、10月10日公開→YouTube/trikokoさんのチャンネル
湯気が軽く上がっているのが見えるが、2号機のように水滴が大量にしたたっているような状況ではない。グレーチングの上にナットのついた棒が落ちている。グレーチングのスキマの幅(25mm)から、ナットは直径約10mm、棒の長さは約30cm。グレーチングの下には水面が見える。ほか、機器ハッチ、格納容器スプレーの配管やスパージャーが見える。配管等の表面にサビが見えるが、大きな変形・損傷は確認できなかった。
1号機T/B地下たまり水移送、昨日8日に再開したが10:03に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から継続していたが10:23に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

2F4号機の燃料取出し作業は、ほぼ半分を取出した。燃料取出し作業では、まずチェッカーボード状に燃料集合体を取出していく。その後、空いた場所にダブルブレードガイドと呼ばれる制御棒の転倒防止治具を入れて(これを入れないと、燃料によって支えられている制御棒が倒れてしまう)、さらに残り半分の燃料を取出したあと、最後に制御棒を引き抜く。明日から、ダブルブレードガイドの挿入以降の作業を開始する。


ニコ生
【10/9・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/9・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月8日(月・体育の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水移送、9月30日から停止していたが10:46に再開。移送先は2号機T/B地下。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続していたが09:58に停止。移送先をプロセス主建屋から雑固体廃棄物減容処理建屋へ切替えて10:20に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月8日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年10月7日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月7日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)


2012年10月6日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

原子炉注水量が低下したので10:40に調整
1号機:給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は5.0m3/hで継続。
3号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系は4.5m3/hで継続。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.0KB)(10月11日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)(10月11日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(10月6日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)


2012年10月5日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 101KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

窒素ガス分離装置(B)の定期点検を1日から実施していたが終了したので、08:38に起動、10:17に本格運用を再開。10:27に窒素ガス分離装置(A)と並列運転していたろ過水タンクバブリング用窒素ガス分離装置を停止し、窒素ガス分離装置(A)と(B)での並列運転を再開

10月の原子炉注水の必要量は1号機3.7m3/h、2号機5.2m3/h、3号機5.1m3/hで、いずれもこれを上回って注水できている。

2号機代替温度計、10:00で42.6℃、16:00で42.2℃。引き続き経過を観察。
2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.1KB)(10月11日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)(10月11日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、昨日4日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、昨日4日から運転中。


その他

1号機格納容器内部調査、来週9日から予定どおり実施する。

「発電所付近の海水」の核種分析で、5、6号機放水口北側と南放水口付近の4日分は悪天候のため採取中止

核種分析確報版9月1-15日分を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(9月1日~9月15日公表分)(PDF)

昨日発生した5、6号機建屋滞留水を処理している浄化設備での漏えいの件の資料。
福島第一原子力発電所6号機 浄化設備の配管からの漏えいについて(PDF 51.2KB)

14:25頃、2F4号機屋外のボール捕集器ピット(復水器内の細管に付着した海生物を除去するために、細管のなかにスポンジボールを通す。このボールを回収するための装置が設置されているエリア)の補修塗装作業をしていた作業者が4mの高さから転落して負傷。骨折の疑いがあり、医師の診察を受けている。(以下9日の会見より)第四腰椎横突起骨折、第五腰椎棘突起骨折で1ヶ月ほどの治療が必要との診断。なお、事故のあった場所は原子炉等規制法の管理区域ではない。空間線量は1μSv/hで、除染電離則の放射線管理が必要な区域(2.5μSv/h以上)でもない。

テレビ会議映像の追加分を公開。
テレビ会議録画映像(動画のリスト、動画へのリンクなど)
3月11-15日の間の分でマスコミから要望のあった部分を、個人が特定されないようにマスキングして公開した。


ニコ生
【10/5・17:30開始】東京電力 記者会見 (※会見後、福島第一原発取材抽選の模様も配信)

Togetter
2012/10/5・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月4日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機代替温度計設置、昨日設置した温度計の計測値は11:00で42.6℃、16:00で42.5℃、安定しており引き続き経過を観察していく。この代替温度計は格納容器の外側から計測地点まで配管の中を通っているため、格納容器および圧力容器内部の環境に曝露していないので、健全性は保ちやすいと考えている。高線量などきびしい作業になるので、これ以外の代替温度計の設置は今のところ考えていない。
2号機T/B地下たまり水移送、2日から停止していたが10:19に再開。

3号機使用済燃料プールで運転中のモバイルRO装置で、00:18頃に「バッファタンク水位高」警報が発生して自動停止。02:15頃、現場で漏えいのないことを確認。念のため、装置入口の手動弁も閉止。使用済燃料プールの冷却は継続している。バッファタンクの高さは2050mm、通常は水位の上限を1650mmで自動的にコントロールしているが、今回は1800mmまで上昇して自動停止した。今後、原因を調査。11月27日に調査報告あり。
3号機T/B地下たまり水移送、1日から停止していたが10:43に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日3日から停止中。
水処理装置、SARRY、配管の健全性確認の検査(第1回目)が終了したので、10:09に起動。10:55に定常流量(42.4m3/h)に到達。

昨日発見された5、6号機建屋滞留水を処理しているRO装置の中継端子台の焦げ跡は処置が終了。今日、5、6号機建屋滞留水を処理している浄化設備2011年10月7日プレスリリースの資料を参照)のほうのポンプを起動したが配管付近で漏えいを確認し停止。漏えい個所は屋外で、付近に側溝などがないか現在調査中。詳細は分かり次第報告する。
(以下5日の会見より)16:28に浄化設備のポンプを起動、16:30に浄化設備の出口側の配管継手部から漏えいしているのを確認、ただちにポンプを停止して16:35に漏えいが停止しているのを確認。漏えい個所はビニール養生をしてあり、付近には側溝などがなく、海洋への流出はない。穴の大きさは3mm×1mm、漏えい量は約12L。漏えい水の核種分析は134Csが1.5×10-1Bq/cm3、137Csが2.4×10-1Bq/cm3
資料写真を見ると、カナフレックスホースの継手が抜けないように「抜け防止治具(この報告書の72頁)」が取付けてあるところをビニール養生してあったみたい。穴の開いてるところの周囲がサビサビで、近くのカナフレックスホースの強化リングも割れてるし、ビニール養生の中が湿気ってたのかしらん。



その他

窒素ガス分離装置(B)の定期点検が明日終了の予定。1日に停止して点検入りしていた。

9月の熱中症発生状況。9月の発生件数は0。今年は今までのところ、6月に0名、7月に6名、8月に4名。去年と同様に休憩所、補給水分の充実、休憩時間を含めた作業計画、また今年6月からは通気性の良いカバーオールの導入などの対策を実施してきた。引き続き継続していく。去年の実績は6月に7名、7月に20名、8月に5名、9月に1名、10月にも発生した。今後、冬期を迎えるにあたっては、昨年同様にインフルエンザ対策を実施する。

1号機のサブドレン水のCs濃度が引き続き高いが、過去の変動の範囲内ではある。雨水の影響ではないか。監視を継続していく。
タービン建屋付近のサブドレン水(PDF)

(質問に答えて)6月14日に発生したアレバ除染装置での漏えい(6月14,18日参照)で、修理工事は具体的な進捗がない状態。現場の線量が高く、工事方法の検討やモックアップの準備を行っているところ。被曝線量のコントロールのめどが立ったところで作業に入りたい。7月16日から工事してるって言ってたのにね(7月13、17日参照)。


ニコ生
【10/4・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/4・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月3日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 99.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機代替温度計設置工事、08:30-11:03に実施。作業者の最大被曝線量は2.2mSv。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器代替温度計設置について(PDF 120KB)
既設の圧力容器底部温度計と同様に、圧力容器壁の構造材の温度を測定する。寸法管理で挿入位置を決定(最大誤差±5cm)するため、圧力容器外壁面より5cm内側まで挿入。この場所にあれば金属部に接触していなくても十分な精度で温度測定可能なことをモックアップ試験で確認している。11:00での計測値は42.6℃で、TE-2-3-69H3(最後に残ってる温度計)の46.1℃とだいたい同じ。今後経過を観察して圧力容器底部温度の監視に使うかどうかを評価する。
福島第一原子力発電所2号機 代替温度計設置作業(設置開始ー完了)(13:15)(動画、10月22日公開)
最初のグループは苦戦して挿入したケーブルをすべて引き抜いて撤収。2番目のグループは問題なく成功。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日2日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9月25日から運転していたが、所内電源工事にともなって09:00に停止。
水処理装置、SARRY、9月25日から停止し配管の健全性確認の検査(9月24日参照)を行ってきたが第1回目の作業が終了、第2回目の点検は今月後半の予定。明日運転再開の予定。

RO膜型淡水化装置、所内電源工事にともなって09:00に停止。

15:35頃、5、6号機建屋内の滞留水を処理しているRO装置(淡水化装置、9月30日から停止中。2011年10月7日プレスリリースの資料を参照)の点検で、当該装置中継端子台に5cm×8cmの焦げ跡があることを作業者が発見。15:56に消防署へ連絡、火災ではないと判断された。原因を調査中。湿気の影響かもしれない。


その他

9月22日発生の3号機R/B上部ガレキ撤去での鉄骨滑落事故の件で、規制委員会へ報告書を提出。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料貯蔵プールにおける鉄骨がれきの落下に係る指示文書に対する原子力規制委員会への報告について(プレスリリース)
原因(通し番号で12頁、経緯の詳細は38頁以降)。1.落下した鉄骨は他の鉄骨とつながっていると誤認していた、2.当日朝に手順の変更があったがその際に手順変更にともなうリスク再評価をしなかったために、他の鉄骨の切断による振動で当該の鉄骨が移動してしまった、3.周辺ガレキの監視が不十分で当該の鉄骨が移動しているのに気付かなかった。
対策(13頁)。1.試し吊りなども行って鉄骨端部の状況調査をおこない、結果に応じて「鉄骨がれき撤去手順」の見直しを実施する、2.手順の変更の有無を確認し、変更のある場合はリスク評価を含めた見直しをする、3.周辺ガレキの監視担当者を配置。
ガレキ落下により燃料が破損した場合の対応(16頁)
ガレキ落下によりプールが損傷して漏水が発生した場合の評価(19頁)。プールは厚さ140-185cmの鉄筋コンクリート製で、ガレキ落下による破損は考えにくい。プールの水密性は厚さ6mmのステンレス製ライナーで保たれており、これが破損すると漏水が発生する。ライナーの損傷部が大きくても漏えい開口はライナードレン配管径が最大となり、この場合にプール水位が使用済燃料有効頂部+2mまで低下するのに約28時間、最大流量は約27m3/h。漏えい発生時は電動ポンプ、消防車、コンクリートポンプ車でプール水を補給するが、補給能力はいずれも約30m3/h。補給作業は遅くとも6時間で着手可能であり、プール水位が使用済燃料有効頂部+2mに至るまでに対応可能である。
落下した鉄骨の見取り図(31頁)
鉄骨落下により燃料が損傷した場合の線量評価(33頁)。プール上の現在確認されている最大の鉄骨がプールに落下して、その下にあるすべての燃料(90体)の被覆管が破損するとして、大気中に放出された希ガス等の核分裂生成物による線量の上昇を評価した。放出されたすべての放射性物質がプール水面の1点に集中するとして、そこから1m離れた地点での線量率は約8mSv/hで、3号機オペフロ周辺の線量率(数100mSv/h)に比べて小さい。また、これによる敷地境界外での線量は約6×10-3mSvであり、法令に定める発電所敷地境界の線量限度(年間1mSv)と比べて十分小さい。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第67報)(プレスリリース)


ニコ生
【10/3・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/3・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月2日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 111KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機代替温度計設置工事。昨夜の窒素ガス封入量変更で圧力容器内の圧力が低下(05:00で6kPa)したので、09:39-11:57にコイルガイドの挿入作業を実施(4月23日、6月1日参照)。配管内の残水はほとんどがドレンラインから排水、一部挿入口からも出てきたがフラッシングで入れ替えたきれいな水だった。明日、熱電対を入れたセンサーの挿入を実施する。
福島第一原子力発電所2号機 代替温度計ワイヤガイド内視鏡(0:20)(動画、10月22日公開)
挿入したコイルガイド先端の様子を内視鏡で見たもの。挿入目標のオリフィス(ここが狭くなっていて、これ以上はコイルガイドは入らない)が見えている。
2号機T/B地下たまり水移送、9月29日から継続していたが10:12に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日1日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9月25日から運転中。
水処理装置、SARRY、9月25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。

09:40頃、屋外セシウム吸着塔仮保管施設でベッセル換気用真空ポンプのモーターから白煙が出ているのを近くにいた作業者が発見。このポンプの電源を停止し発煙の停止を確認。10:20頃消防へ通報、12:54に火災ではないと判断された。使用していない別の換気用真空ポンプとモーターを入れ替えて試運転後、15:50に本格運転を開始。今後、原因を調査していく。8月14日にも別の換気用真空ポンプのモーターで同じような発煙があり、原因を調査中だった。
福島第一原子力発電所セシウム吸着塔仮保管施設での白煙発生について(PDF 184KB)

5号機残留熱除去系海水ポンプ(A)は点検が終了したので(昨日1日参照)10:33に起動。11:57に残留熱除去系(B)を停止。12:26に残留熱除去系(A)を起動(B系停止時炉水温度は29.4℃、A系起動時は30.0℃)。今後は残留熱除去系海水ポンプ(B)の点検を実施する。

その他

電源工事のため、明日キュリオンセシウム吸着装置を短時間停止する。

核種分析のスペクトル帳票8月分を原子力情報コーナーで公開。

サブドレン水の核種分析で1号機の値がやや高い。今までの変動範囲内ではある。

2F復旧作業の進捗
福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況について(平成24年9月) (PDF)
福島第二原子力発電所4号機の原子炉開放作業(17:44)(動画)
動画はシールドプラグの取り外しから気水分離器を機器貯蔵ピットに移動するまで。燃料を炉から使用済燃料プールへ移動する作業は昨日1日から実施中。


ニコ生
【10/2・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/2・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年10月1日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 87.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

台風17号が昨日付近を通過したので、今日午前中に点検を実施したが異常はなかった。

窒素ガス分離装置(B)は累積運転時間が点検目安時間の6000時間を越えたので、本格点検手入工事を実施するため09:22に停止。停止期間中は窒素ガス分離装置(A)とろ過水タンクのバブリング用窒素ガス分離装置を並列運転して圧力容器および格納容器への窒素ガス封入を継続する。窒素ガス分離装置(A)は24-28日に同様の点検のため停止していた。

1号機R/Bカバー排気フィルター設備でR/B上部ダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.4KB)(10月11日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)(10月11日公開)

2号機代替温度計設置工事で、温度計挿入作業を実施するために圧力容器内の圧力を下げる。このため、22:33に格納容器への窒素ガス封入流量を5m3/hから0へ変更、圧力容器への封入流量は15m3/hのまま維持。圧力容器への必要最低流量は9m3/h。この変更によりプラントパラメータ、モニタリングポストの値に有意な変動は見られない。
2号機T/B地下たまり水移送、9月29日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、9月24日から継続していたが09:50に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、9月28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9月25日から運転中。
水処理装置、SARRY、9月25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。


その他

地下水バイパス関係の作業で、パイロット井の予定地周辺の草刈りと測量を今週実施する。

水処理設備の汚染水・処理水の分析結果
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.3KB)

5号機残留熱除去海水系ポンプ(A)の流量が低下していた件(9月7、8日参照)で、吸込み部の分解点検を実施。
福島第一原子力発電所5号機における残留熱除去海水系ポンプ(A)の点検結果について(PDF 58.0KB)
吸込み口にビニール片やプラスチック片が詰まっていたので除去した。その他には異常がなかったので、明日試運転を実施する予定。
通常運転時はタービン冷却のための循環水ポンプで大量の海水を吸い上げるので、湾の外から中へ水の流れが発生しており異物も一緒に流れてくるが、現在はこの大きな流れはない。ポンプの直前にあるトラベリングスクリーンが運転できていないため、除塵能力は通常よりも低い。ただし、今回の点検では水路内にゴミなどが特に多い状況ではなかった。

月初めなので、温度計の信頼性評価を規制委員会へ提出。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成24年10月提出)(プレスリリース)
2号機圧力容器底部温度計のTE-2-3-69F2は「監視に使用可」から「故障」へ区分変更(9月7日参照)。1号機格納容器温度計の HVH-12C SUPPLY AIR(TE-1625H)が上昇している件は、今回の評価対象期間(8月16日-9月15日)には入っていない。

海域モニタリングの試料採取位置の変更。
当社における海域モニタリングに係る採取位置に関する情報(PDF 190KB)
浅見川北側付近(T-4)に行く道路が9月中旬に土砂崩れのため通行不能となり、近くの代替地点(T-4-1)を新設。

10月12日に1F構内を公開。
(報道関係者向け)福島第一原子力発電所の取材案内について(TEPCOダイレクト)


ニコ生
【10/1・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/10/1・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見