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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2016年6月2日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ダストサンプリング(ウェル上)、散水設備設置(散水ノズルまでの配管設備等)。散水ノズルの噴霧試験を3日に実施予定だったが、配管の工事が終わらないため延期。作業時間は08:37-12:38。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:小ガレキ吸引(支障物撤去含む) 、散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。
1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 49.0KB)(6月27日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 40.1KB)(6月27日公開)

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:48に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、3日の会見資料より)16:03に排水を停止。排水量は909m3


その他


凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第一段階 フェーズ1)(PDF 4.54MB)
地中温度経時変化(1頁)と地下水位・水頭状況(2-5頁)は先週と同様に、温度の低下および水位・水頭差の維持・拡大が見られる。地中温度分布図(7-12頁)は先週より温度低下が進んで全体の97%が0℃以下となったが、凍結の進まない場所が明らかになってきた。
今日の特定原子力施設監視・評価検討会で、フェーズ2(山側を未凍結箇所を除いて95%まで凍結する。3月31日参照)の移行および補助工法(2月15日、下記参照)の実施について異論はないという結論を得た。今後、準備が出来次第、これらを実施していく。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(5月28日採取)と集水タンクNo.3(5月26日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が610Bq/L、第三者機関が640Bq/L。明日3日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。1日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 325KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(3月2、3日参照)
地下貯水槽観測孔 分析結果(採取日:6月1日)(PDF)
地下貯水槽 分析結果(採取日:6月1日)(PDF)
1日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番)の水、および、地下貯水槽No.1の漏えい検知孔(南西側と北東側)の水の全β放射能濃度は、有意な変動は見られない。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。

今日、規制委の第43回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
(第43回特定原子力施設監視・評価検討会)地震・津波の対応状況(PDF 2.01MB)
津波対策としての建屋の開口部閉塞工事の先行実績例および対策案(8-14頁)。写真あり。
災害発生時の対応(15-19頁)。避難ルート、復旧作業、訓練状況など。
使用済燃料プールの冷却水喪失時の使用済燃料への影響評価(23頁)。2012年11月15日に報告した評価をもとに。冷却水喪失時も燃料集合体内に空気が循環する状況であることから、燃料被覆管が損傷する温度には到達しない。極端な想定だが、空気が循環しない状況が発生すると燃料被覆管温度が大きく上昇する。この万一の事態に備え、プール水漏えいを想定した注水手段の強化を検討中。3号機等の使用済燃料プール内の燃料が露出した場合、建屋近傍のO.P.10mでは線量率は2mSv/hと推定(オペフロ上はSv/hオーダー)され、建屋近傍での作業は可能と評価。
燃料デブリへの注水停止時の影響評価(24頁)。原子炉注水系が30日間停止したとしても燃料デブリ温度は500-600℃程度に収まり(現在の崩壊熱より大きい2014年10月1日時点の崩壊熱で評価)、燃料が溶融する温度に到達しないが、温度上昇に伴い格納容器内のCs等の放射能濃度は上昇すると推定。万一の事態に備え(雰囲気線量が高く当面工事は困難であるが)原子炉建屋内での注水口の確保等を検討中。
(第43回特定原子力施設監視・評価検討会)陸側遮水壁閉合(第一段階フェーズ1)の状況とフェーズ2への移行(PDF 25.7MB)
地中温度低下状況(5頁)。地中温度計測点の約97%が0℃以下。温度計測点において全体的に温度が低下しており,凍土による遮水壁が順調に形成されている。
地中温度の測定方法/一般部(14頁)。凍結管と測温管の位置関係など。
地中温度の測定方法/複列施工箇所(15頁)。複列施工箇所では凍結管が凍土ラインからはみ出て設置されるために測温管が凍結管に近接するので、他の測温管よりも低い温度を示す傾向がある。複列施工をした放水管の一部では、斜めに地盤を削孔して測温管を設置し、放水管下部の凍土ラインの地中温度を測定している。
凍土遮水壁(海側)の内外水位差・水頭差の確認状況(17頁)。凍土遮水壁(海側)を境界とした内外の水位差(中粒砂岩層)および水頭差(互層部、細粒・粗粒砂岩)が発生しており、効果が発現していることを確認した。中粒砂岩層⑧(4号機南東側)では水位差が見られないが、近傍のサブドレンの停止期間中の水位挙動を見ると、凍結開始以降はサブドレン停止中に水位差の拡大が観察される(凍結開始前は停止中も水位差は発生せず)ことから、サブドレン稼働の影響で凍土壁の効果が見えにくくなっていると考える(29頁)。
地下水収支に関する分析・評価(32頁)。建屋への地下水流入量は、2015年9月のサブドレン稼働前は300-350m3/日だったが、現状は200m3/日程度で推移、凍土遮水壁凍結開始以降も変化なし。サブドレンくみ上げ量は、凍結開始以降,450m3/日程度。4m盤くみ上げ量(ウェルポイント・地下水ドレン等)は、凍結開始後は350m3/日程度で,遮水効果発現後に想定されるくみ上げ量の減少は見られない。
4m盤の地下水収支(34頁)。4m盤の地下水は、上流からの地下水流入、降雨浸透による涵養、および、凍結初期における互層部からの地下水流入(下記の「凍結運転開始後の互層水頭挙動とその想定メカニズム」および4月25日の監視・評価検討会「互層部の水頭低下の原因」を参照)によって供給されている。凍結開始後、初期は供給量が多かった(互層部からの流入のため)が、5月後半には減少しており、凍土壁による地下水流入遮断の効果が発現開始していると考えている。4m盤からのくみ上げ量は、今後は減少傾向が明確になると想定。
フェーズ1における4m盤-10m盤の地下水収支(36頁)
フェーズ2における地下水収支の予測(38頁)
フェーズ2移行後の確認項目(39頁)
フェーズ1における地下水収支に関する分析・評価 まとめ(40頁)
4m盤への地下水流入抑制対策(41頁)。4m盤のくみ上げ量が減少しないのは、4月以降に降雨が多いこと、凍結運転開始後に互層部から中粒砂岩層に地下水が流入したこと、凍土遮水壁海側で凍結が遅れている箇所(1号機北側、東側2カ所、4号機南側。下記参照)からの地下水流入があることが主な理由。凍結が遅れている箇所について、補助工法を適用して地下水の流速を下げることにより凍結を促進する。
補助工法適用箇所:1号機北側(43頁)。海側遮水壁と接合する南北方向延長部で、山側からの地下水の流れと直行する部分であり、地下水流の影響を受けやすい(フェーズ2移行後はさらに)。温度の下がらないO.P. 0 ~ -3mには測温管削孔時に砕石が確認されている(44頁)。また、1F建設時の中央堤と交差する場所であり、O.P. 0 ~ -3mは中央堤の根固捨石層と一致する(45頁)。これらが原因で地下流速が早くなり、温度低下に遅れが生じている可能性がある。
補助工法適用箇所:1号機東側(46頁)。温度低下の遅れているO.P. +4 ~ -1mは、ボーリング調査で埋土の中に礫の混じった砂が確認されている。1F建設前の海岸線が現在の1-4号機T/B近くに位置していたため、海砂・礫分が埋土内に混入したものと考える。この礫混じりの砂の層で地下水流速が早くなり、温度低下が遅れている可能性あり。
補助工法適用箇所:4号機南側(48頁)。海側遮水壁と接合する南北方向延長部で、山側からの地下水の流れと直行する部分であり、地下水流の影響を受けやすい(フェーズ2移行後はさらに)。温度低下の遅れているO.P. +6 ~ -3mはボーリング調査でコアが欠損しているが、この部分は未固結な埋戻土の層があると考える。この未固結な埋戻土の層で地下水流速が早くなり、温度低下が遅れている可能性あり。
補助工法による凍結促進(50頁)。当該箇所の透水性を周辺地盤と同等程度に低下させて地下水流速を遅くすることで、凍結を促進する(補助工法は、凍土方式の壁とは別の壁を構築するものではなく、将来、凍土遮水壁を融解した際にも周辺地盤と同程度の透水性が残る程度)。注入剤は非水ガラス系(セメント型)を採用(52頁)。
建屋への地下水流入量の評価(64頁)。200m3/日前後で推移。
凍結運転開始後のサブドレンくみ上げ量(67頁)
地下水ドレン水位(73頁)
サブドレン水位(74頁)
凍結運転開始後の被圧帯水層の水頭の挙動(80頁)
凍結運転開始後の互層水頭挙動とその想定メカニズム(82頁)
補助工法計画(90頁)。注入管削孔位置と注入範囲(深さ)。
補助工法の施工手順(96頁)
凍土壁の効果発現をもってフェーズ2へ移行することになっていたが、凍土壁をはさんだ上流と下流の間で水位差が生じていることを効果発現とする東電に対して、期待していた4m盤でのくみ上げ量の低下が見られないことから「明らかに効果が発現しているとは言えない」とする更田委員。しかし、補助工法を実施してその効果を見ることを妨げるものではない、山側についても凍結範囲を広げることは問題ないということで、フェーズ2への移行に異論はない、というような結論だった。
以下は規制委のサイトから。
資料3-1:福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けたオペレーティングフロア線量低減策について[東京電力]【PDF:10MB】
資料3-2:東京電力福島第一原子力発電所3号機オペレーティングフロアにおける遮蔽効果に係る調査結果について
資料4:多核種除去設備(ALPS)による処理水をタンクに貯留し続けた場合に廃炉作業に与える影響について[東京電力]【PDF:99KB】
資料5:1号機タービン建屋滞留水処理について[東京電力]【PDF:1MB】
当日作成資料:特定原子力施設監視・評価検討会(第43回会合)議論のまとめ[原子力規制庁]【PDF:133KB】


ニコ生
【2016年6月2日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.6.2(月)17時30分 ~


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