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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2016年4月19日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 129KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。昨日18日のクローラクレーンの作動油漏れで、作動油ホース交換後に作業再開の予定。
明日の予定:資機材整備。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:22-16:06に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1388m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(13日採取)と集水タンクNo.3(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が710Bq/L、第三者機関が720Bq/L。明日20日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。17日と18日採取分の分析結果、および、1-7日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.32MB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(3月2、3日参照)
地下貯水槽観測孔 分析結果(採取日:4月18日)(PDF)
地下貯水槽 分析結果(採取日:4月18日)(PDF)
18日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番)の水、および、地下貯水槽No.1の漏えい検知孔(南西側と北東側)の水の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。

今日、福島県主催の「第42回福島第一原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」があった。その際の資料。
第42回福島第一原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会資料一式(PDF 9.36MB)
K排水路の対策進捗(1頁)
雑固体廃棄物焼却設備の運用状況(13頁)
凍土遮水壁の運用状況(21頁)
高温焼却炉建屋たまり水水位のLCO逸脱(35頁)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】




おまけ

エネ庁のトリチウム水タスクフォース(第14回)がこの日にあった。以下、エネ庁のサイトより、
議事次第(PDF形式:205KB)
資料1 トリチウム水の取扱いに係る各選択肢(評価ケース)についての評価(案)(PDF形式:2,471KB)
資料1別紙 各評価ケースの評価結果一覧(PDF形式:220KB)
資料2 トリチウム分離技術検証試験事業 事業概要報告(PDF形式:2,159KB)
資料3 トリチウム分離技術検証試験事業 総括及び評価(PDF形式:252KB)
成立しうる5つの処分法(地層注入、海洋放出、水蒸気放出、水素放出、地下埋設)について、処分に必要な期間、コスト、施設規模、処分に伴う二次廃棄物の発生量、処分に伴う作業員被ばく等の評価結果を整理した(いずれの方法も処分は告示濃度以下でおこなうため、実質的に有意な人体への影響はない。ただし、敷地境界1mSv/yearの制限は超える場合がある。13回の議事概要を参照)。この回で、これまでタスクフォースで検討してきた内容がまとまった、ということ。これについての毎日新聞の記事が「福島・汚染水:海洋放出が最も短期間で低コスト - 毎日新聞」(スクリーンショット12)。この記事を紹介する毎日新聞化学環境部のツイートはこれ。
記事の日付が19日、エネ庁のサイトに資料が掲載されたのは20日で、記事にある内容はエネ庁の資料にすべて書いてある。毎日新聞自身の評価としてこれは「特ダネ」らしいけれど、こういうのをまさにエゴスクープ(ほっといてもいずれ発表されるものを事前に抜くもの)というんだろう。
記事では、海洋放出が最も短期間・低コストである、ということだけを強調し、他に何が評価されたのか、とか、この評価がどのような背景でどのような意味を持っているか、などには触れていない。この記事を読んで、ここに書いてあることしか知らない人は、「政府は人体や環境への影響よりも経済性を優先して処理を進めようとしている」と思うんじゃないかな。てか、毎日新聞はそういう印象を読者に与えるためにこの記事を書いたのではないか。あるいは、これは最悪の想定だが、この記事を書いた岡田記者自身がそう思っているのかもしれない。いずれにしても、解決される必要のある問題(処理水の貯留タンクを設置するスペースがなくなる前に、処理水の処分方法を確立する必要がある)を解決するのに何の役にも立たない、書いた人・掲載した新聞が気持ちいいだけの記事だ。この記事によって、トリチウム水の処分についてさらに負の印象が世間に広がり、ただでさえ難航が予想される関係各所との交渉がさらに難しくなることはあっても、その逆はないだろう。
それに、コストが低いことは本当はいいことだよね。金はどっかから湧いてくるわけじゃないし、誰かが(税金、もしくは、電力使用料として)払うんだから、安いほうがいいに決まってる。なのに、こういう書き方をすると、安いことがよくないことみたいに見える。安さと引き換えに何かが犠牲になっているならそれは考えなきゃいけないけれど、何が犠牲になっているかを明示せずに「政府」とか「東電」とか不信の対象となっているものと組み合わせると、もともとありもしない犠牲があるように見えるのは、読むほうも注意しないといけない。
マスメディアがこういう行為を「特ダネ」だと言って自賛するの、本当に不愉快だわ。毎日新聞に金払ってるわけじゃないけれど、同じ社会を生きる者として、この手の存在が生み出す害悪については無関係ではいられないし、なんとかならないものかといつも思う。


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