リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2016年3月14日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機T/Bの循環注水ラインとの切り離し(2月25日参照)に向けて、R/B地下からのたまり水移送を8日7日(16日訂正)より実施中。今日12:00のR/Bたまり水水位はT.P. 1435mm(貫通部の高さはT.P. 1743mm)
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ダストサンプリング(ウェル上)。作業時間は08:35-11:16。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(散水ノズルまでの配管設置等)(作業予定時間:07:00-14:00)。
1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 101KB)(3月24日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 86.3KB)(3月24日公開)

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:57-15:46に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は843m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.91KB)
2日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(2015年5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
13日採取分。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3-9日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 215KB)

地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(2、3日参照)
地下貯水槽観測孔分析結果(採取日:3月13日)(PDF)
13日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19)の全β放射能濃度は、前回(12日採取)と比べて有意な変動は見られない。
濃度上昇の原因は今のところ不明。可能性としては、地下貯水槽からの漏えいの他に、現在、地下貯水槽の周辺でおこなっている工事にともなって行き来している車両や重機が作る轍から雨水が地下に浸透して影響しているのかもしれない。
地下貯水槽の中の残水の量はNo.1が数m3、No.2が約880m3、No.3が約80m3。残水の全β濃度はいずれも106Bq/Lのオーダー(2015年5月の分析値)。これらの数字は2015年6月8日の会見で公表されたのと同じ。
引き続き、観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
観測孔などの位置は2014年3月31日の規制委の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料「地下貯水槽からの漏えい監視に関わる モニタリングについて(PDF)」7頁を参照。


ニコ生
【2016年3月14日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.3.14(月)17時30分 ~



おまけ


川内原発周辺の線量計、半数が性能不足 避難判断の目安(朝日新聞)」(スクリーンショット
即避難放射線、半数測れず=川内30キロ圏の測定装置-規制庁(時事通信)」(スクリーンショット
川内原発周辺 装置の半数、即避難線量を測れず 監視不十分で再稼働(東京新聞)」(スクリーンショット
監視装置、半数が性能不足 川内原発の放射線測定(産経新聞)」(スクリーンショット
九電川内原発の周辺に設置されているモニタリングポストに、100μSv/hまでしか測れないものがある、事故時に即時避難の目安である500μSv/hが測定できなくてけしからん、という話らしいのだけれど、実は100μSv/hまでしか測れないのは低線量用のポストであって、500μSv/hが測れる高線量用のポストも設置されている、そもそも低線量用と高線量用は測定レンジが違っていてひとつの測定器では測れない、とのこと(「togetter - 朝日新聞の「川内原発周辺の線量計、半数が性能不足」という記事についての疑問をメモ」に詳しい)。高線量用のポスト(電離箱)だと微小な線量率の上昇がキャッチできないわけで、低線量用のポスト(NaIシンチレーション検出器)と組み合わせて使うのが普通、ということのようだ。
まぁ、あの事故から5年経って、いまだにこれなわけですわ。一般の人がNaIシンチレーションとか電離箱とか知らなくてもしょうがないと思うんですけれど、大手メディアでこれはないわ。
要するに「原発は悪、悪を叩くのは正義」というところから紙面づくりが始まるんでしょう。世の中って本当に恐ろしいところですね。こんな世界を我々は生きてるんだな、と改めて思いました。

この件に関して、規制庁から15日にコメント「平成28年3月14日朝日新聞朝刊の報道について」(スクリーンショット)が出た。

(以下、18日に追記)その後に、規制委のコメントに対する朝日新聞のコメント、さらにそれに対する規制委のコメント、と続いている。朝日新聞は「モニタリングポストの設置数や設置密度は問題ではなく、低線量用のポストが置けるところに高線量用のを置かないのは手抜きでけしからん」と言いたいのかしらん。いずれにしろ、今や何が言いたいのかさっぱりわからん。
この記事も吉田調査問題と構造は同じ。事実関係に明白な誤りはないんだけれど、それをどう考えれば良いかというところで必要となる前提・背景を全部無視して、自説(原発の関係者は邪悪)に沿った解釈(邪推ともいう)を付け加えて記事にしている。まぁ、朝日の人に同情するわけじゃないけれど、これ、わざとやってるんじゃないと思うんだな。論理的な正しさと倫理的な正しさは全然別物なのに、これを区別できてない人って結構いて、そういう人は「かくあるべし」という倫理的な正しさから離れることができないから、こういう訳わからんことになっちゃうんだと思う。朝日の人なんて「自分は正義だ」って本気で思ってるんだろうから、きっと規制委が何を言っているのか本当に理解できないんだと思うよ。ビックリポンだけどね。
この件については上記のtogetterが展開をずっとフォローしてる。そのコメントに「かず+ @kzplus:記事にする前に、なぜ半分が?と立ち止まって考えたり関係各所に確認したりしないんでしょうかね。記者ならそこも仕事だと思うのですが。」というのがあったけれど、きっと朝日の人的には「なぜ半分が?」のすぐ次が「原発関係者はやっぱり住民の避難なんかどうでもいいと思っているんだー!」なんだろうな。そこから先はトントンと上司の賛同も得て記事になっちゃうんだろう。それならそれで、残りの半分のモニタリングポストに低線量用が併設されていないのを性能不足として問題にしないのはなぜなんだろうね(ああ、こういう書き方は良くないね。なぜなのかは、分かりきったことだ。つまり、朝日新聞は、500μS/hまで測れる機械なら数十μSv/hは測れて当然だと考えていたのだ)。

(以下、19日追記)その後、なんだか朝日新聞と規制委員会の交換日記みたいになってるので、一応、記録しておく。
15日:朝日新聞:(社説)放射線量計 事故の教訓はどこへ新聞社説まとめサイトより)(スクリーンショット12
17日朝日新聞:規制委、朝日新聞記事に抗議 本社、避難の判断指標重視スクリーンショット12
17日規制庁:平成28年3月17日朝日新聞朝刊の報道についてスクリーンショット
19日朝日新聞:原子力規制委、朝日新聞社に抗議 川内原発周辺の線量計スクリーンショット
さらに、18日には規制庁が朝日新聞幹部を呼び出して「電話取材は一切受け付けず、対面取材の場合は録音するという無期限の取材制限措置」を通告したそうな。
電話取材受けず対面は録音 朝日に無期限「取材制限」措置 川内原発線量計報道めぐり(18日産経新聞)スクリーンショット



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