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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年6月29日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 180KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、28日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、28日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、28日より継続中。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、昨日28日より停止中(プールに燃料はない。2014年12月22日参照)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機補機冷却海水系、ストレーナおよび弁点検のため今日29日-7月10日に停止。停止中は使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)が使用できなくなるが、残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)により、使用済燃料プール冷却を行う。これにともない、10:19にFPC系を停止し、11:04にRHR系による非常時熱負荷運転を開始。RHR系の運転状態に異常はなく、使用済燃料プール水温度もFPC系停止時の温度(23.4℃)から変化なし。

6号機T/B地下たまり水移送、26日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


2号機原子炉格納容器内部A2調査、X-6ペネ周りの状況を調査した。
「原子炉格納容器内部調査技術の開発」2号機原子炉格納容器内部 A2調査(X-6ペネ周りの状況について)(PDF 762KB)
ブロック撤去作業で発見されたペネ周辺の汚れ(6月25日参照)について、撤去作業の途中だが除染・遮蔽工法確認のため、29日にPackBotで調査を実施。PackBotのアームに延長棒を固定し、先端に線量計を取り付け、残っている遮蔽ブロックと代替遮蔽体のスキマから挿入して線量率を計測(3、4頁。4頁の図で残存する遮蔽ブロックのうちペネ側の薄いものは鉄板)。遮蔽ブロックの手前では500mSv/h程度だが、向こう側(ペネ側)では最大で1Sv/h以上(4頁。使用した線量計の保証測定範囲が999.9mSv/hまでだったので、計測値1150mSv/hおよび1197mSv/hはいずれも参考値)。映像確認では、ペネフランジ表面に多少のサビがあるが、ペネフランジ表面およびペネ周辺の躯体には大きな損傷は見られない。25日に報告した汚れを詳細に見たところ、何かが溶融したものがペネを閉じているフランジのスキマから床面に滴り落ちたものが固まっているのを確認した(5頁右写真。ツララのように固まっている。これ、25日の写真と左右が逆になっている)。溶け出たものは、ペネフランジシール用のOリング、あるいは、CRD交換機用ケーブルの被覆材(5頁左・中央下図)かもしれない。ペネ周辺の高い線量はこの溶融物の固まったものからきていると推定。今後、さらに詳細調査を実施し、除染・遮蔽工法の見直し、溶融物撤去工法の策定などを検討・実施する(7月上旬予定。これによるA2調査の工程への影響はない見込み。内部調査は8月実施予定。6頁)。
ペネ内側のものが溶融してペネを閉じているフランジから外へ出ていることから、ペネの圧力バウンダリとしての機能が影響を受けている可能性はあるが、2号機の格納容器圧力は1-3号機の中では一番高いので、ツーツーというよりはタイトな状況にあると考える。

海水配管トレンチ閉塞工事、2号機は30日に水抜きが完了し7月2日に立坑充填が終了する予定。3号機は、トレンチ内たまり水を1号機CSTに移送する件の実施計画が認可されるのを待って作業を実施する予定。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
28日採取分。27日に上昇していたのが低下している。

実施計画の変更認可申請(2014年8月13日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
固体廃棄物貯蔵庫第9棟の設置関連。

四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果(PDF 12.9KB)

小林照明 原子力・立地本部長代理の会見担当は今月いっぱいで終わり。
発災直後からずっと本店の会見にいた人のうちの最後の人。4年3ヶ月あまり担当したのだそうですが、その間、はた目に見る限りでは淡々と仕事をこなしていて、その淡々ぶりがかえってタフさを感じさせる人だった。どんなに悪意を突きつけられても、ただひたすらに自分の説明するところを理解してもらうことに専心する態度は、誠実そのものだったように思う。そういうやり取りの中で「技術者はそういうフレームでものを考えるのか」というのがかいま見えるのもおもしろかった。今後も原子力関係の仕事を東京で続けるそうです。本当に長い間、ごくろうさまでした。



ニコ生
【6月29日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.29(月)17時30分 ~

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