リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年5月28日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 123KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備
1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機使用済燃料プール代替冷却系、計装品の点検をおこなうため26日より停止していたが、点検が終了したので11:54に起動。起動時のプール水温は26.5℃(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、昨日27日より全系統で停止中(27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


サブドレン他水処理施設のサブドレンピットNo.18、19で放射能濃度が上昇した件(2014年10月24、30日参照)で、原因と推定されたサブドレンピットNo.15、16の水質を改善する(2014年11月21日、2015年2月12、13日参照)ために、22-24日にサブドレンピットNo.16からくみ上げを実施した(21日参照)。くみ上げ量は約20m3。25日にNo.16ピットから採取した水の分析結果から、放射能濃度の低減を確認した。今後、継続的に状況を確認していく。
サブドレンピットNo.16の分析結果[Bq/L]:
2014年10月29日採取分:134Cs 850,000、137Cs 2,900,000、全β 3,200,000、トリチウム 84,000
2015年5月25日採取分:134Cs 83,000、137Cs 340,000、全β 390,000、トリチウム 4,100

昨日発見された車両スクリーニング場に設置されているノッチタンクのフランジ部2ヶ所から水が滴下していた件(27日参照)。当該タンク内の水の分析結果は、134Csと137CsがND、全βが14Bq/L。

1号機格納容器内たまり水水位の評価結果
1号機PCV内滞留水水位について(常設監視計器の再設置結果)(PDF 332KB)
1号機PCV内滞留水水位について(常設監視計器の再設置結果)(6:59)(動画)
1号機ペデスタル外側1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」)(4月6日参照)の実施に先立ち取り外してあった格納容器内常設監視計器を再設置した後、格納容器内水位および水位検出器設置位置について評価をおこなっていた(4月30日参照)が結果がまとまったので報告する。
常設監視計器をぶら下げるケーブルの先端に付けてあるカメラで、たまり水水面の位置を確認、その際のケーブル送り量から水位を測定した。結果は約O.P. +8700mm(グレーチングより約1000mm下)だった。これは、前回測定時の約O.P. +9050mm(2012年10月13日参照)よりも約350mm低い。格納容器のたまり水水位は注水量と格納容器からの漏えい量がバランスして決まると考えているが、1号機原子炉への注水量は5.0m3/hから4.5m3/hへ低減(2012年11月)しており、このためにたまり水水位が低下したものと考える(3頁にたまり水水位と漏えい量の評価を記載。1号機格納容器は2ヶ所(真空破壊ラインベローズ(2014年5月27日)とサンドクッションドレンライン(2013年11月13日))から漏えいが確認されているが、漏えい量から漏えい孔の大きさを推定し、たまり水水位から漏えい量(=注水量)を算出すると、実際の注水量とほぼ一致した。なお、推定された漏えい孔の大きさは、真空破壊ラインベローズで約2.4cm2、サンドクッションドレンライン(8本分)で約0.47cm2)。格納容器内の冷却状態は温度で監視しており、水位低下による冷却状態への影響はないことを確認している。
再設置した常設監視計器の設置位置は、計器をぶら下げるケーブルの先端が格納容器底部から約310mm高い位置となった(ここでケーブルが下げ止まった)。この評価は、水位計の動作状況(たまり水水位の評価結果と整合的)からも確認できた(4頁)。
公開した動画はダイジェスト版で、全編は原子力情報コーナーで公開する。
動画を見ると着底しているようにも見えるのだけれど、格納容器底部から310mmより下には行けなかったというのは、どういうことなんだろうか。←以下、2017年2月25日追記。格納容器は丸底だから、ケーブルの先端が着底した場所が一番低いところではなかった、ということじゃんね。

「情報公開に関する新たな仕組みと組織のあり方」について(3月30日プレスリリース)にもとづく「全ての放射線データの公開」に向けて、4月30日より一部のデータで公開(HPの「日々の放射性物質の分析結果」のページに掲載)を開始している。5月に公開したデータの概要をまとめた。
放射線データの概要(5月分)(PDF 521KB)

6号機補機冷却海水系をストレーナおよび弁点検のため明日29日-6月12日に停止する。停止期間中は、 使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)が使用できなくなるが、残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)で使用済燃料プール冷却を実施する。使用済燃料プールの冷却をFPC系からRHR系による非常時熱負荷運転に切り替えるため、明日2時間程度、使用済燃料プールの冷却が停止する。16:00のプール水温は18.9℃、冷却停止中の温度上昇は0.3度の見込み。また、6月12日にも同様に2時間の冷却停止を予定。

10:10頃、構内に停車中のトラックから軽油が滴下しているのを作業者が発見。漏れた油の広がりは約60cm×約1m、中和剤をまいて処理しオイルパンを設置した。滴下は停止したのを確認。双葉消防本部に連絡し、現場で危険物の漏えい事象ではないと判断された。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第18回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(4.79MB)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(7.23MB)
要員管理(8頁右)。4月の1日あたり作業員数は平均で6,940人(実績)。6月の想定は約6,810人。
【資料3-1】循環注水冷却(893KB)
【資料3-2】滞留水処理(10.8MB)
タンク建設進捗(通しで3頁)
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)(6頁)
凍土遮水壁試験凍結の状況(8頁)。地中温度、ブライン送り戻り温度差に加えて、測温管ー凍結管の距離と温度低下のグラフを追加。
凍土遮水壁の進捗状況(11頁)。実施計画変更の申請/認可状況、規制委・規制庁との審議内容(22、23頁)。
海水配管トレンチ閉塞工事進捗(24頁)
RO濃縮水処理の完了(37頁)(汚染水の全量処理の件)。昨日27日に処理を完了した。今後の予定として、RO濃縮水処理設備,モバイルSr除去設備は休止(他への流用を検討中)。残水処理はタンク解体と並行して実施していく(1年程度かかる見込み)。高性能多核種除去設備と増設多核種除去設備はSr処理水の処理を継続。既設多核種除去設備は長期点検後に、Sr処理水の処理を開始(既設多核種除去設備は点検手入れおよび吸着塔増搭工事を実施する。腐食対策で採用したガスケット型犠牲陽極の交換を実施する予定だが、対象箇所数が非常に多いため停止期間は数カ月になる見込み。工程は精査中)。
多核種除去設備以外で処理をしたSr処理水と、多核種除去設備で処理した水のうち過去の装置トラブル時に処理性能が低下した際の処理水については、計画的に再度処理を行っていく。
H3エリアB2タンク底板部のにじみ(44頁)。5月7日に仮設ポンプで水抜きを実施し、水位を10cm程度(底板フランジの高さ。4頁図)まで下げた。11日に、にじみの確認された場所に接している区画に水中ポンプ等を入れてさらに1cm程度まで水抜きを実施(4頁図)。にじみ箇所の拭き取り清掃および再塗装を実施(5頁)。堰内雨水処理について通常(RO処理後に散水)に戻した。
地下水バイパス運用状況(49頁)。25日までに65回の排水を実施、排水量は合計105,046m3
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(56頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、57頁)、地下水バイパス調査孔(61頁)、地下水バイパス揚水井(62頁)、排水路(63頁)、海水(64頁)。
【資料3-3】環境線量低減対策(14.9MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げ量:観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから10m3/日(2014年10月31日より50m3から削減)、2-3号機間ウェルポイントから50m3/日(2014年10月31日より4m3/日から増加)。地下水(6頁)、排水路(15頁)、海水(20頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(33頁)
フェーシング計画(H27年度)(34頁)。H27年度末でのフェーシング工事完了予定エリア(36頁)。1-4号機建屋・集中廃棄物処理建屋・共用プール建屋周辺は廃炉作業の進捗に合わせて実施、それ以外の広域フェーシングの予定エリア(2014年7月14日)は全て完了する見込み。フェーシングにともなう排水路新設・集中豪雨対策(25日の現地調整会議の排水路対策を参照)
全面マスク着用省略可能エリア、一般作業服着用可能エリア(通しで1頁)
全面マスク着用を不要とするエリアの拡大(3頁)。1月29日に報告した計画通り、1-4号機周辺以外の全エリアで全面マスク着用を不要とする(使い捨て式防塵マスク(DS2)で作業できる)運用を明日29日より開始する。運用開始のために3・4号機法面とHタンクエリアに連続ダストモニターを追加し、計10台の連続ダストモニターでの監視体制を確立。また、事前の空気中のダスト濃度測定で全面マスク着用基準(2×10-4Bq/cm3)より2桁程度下回っていることを確認した(6頁)。今後は、1-4号機建屋内および建屋周辺は全面マスク、1-4号機周辺は全面/半面マスク、それ以外は使い捨て式防塵マスク(DS2)(ただし、高濃度粉塵作業では全面/半面マスク)を着用。RO濃縮水またはSr処理水を貯留するタンクエリアの堰内では、貯留水の内部取り込みを防ぐために全面マスク着用とする(マスク着用区分マップは8頁)。
これにより、作業環境が向上する(マスク着用による、視野が狭くなり自分の足元も見えない、声がよく聞こえない、アイコンタクトが取れない、夏場はマスク内に汗がたまる、などの問題が解消する。また、全面マスクをかぶることに精神的な負担を感じる人もいるが、それもなくなる)。
大型休憩所の運用開始(9頁)。5月31日より。休憩スペースの他に、事務作業のできる場所やTBM・KY等の打ち合わせをおこなうスペースもある。また、作業者用にWBCをJビレッジから一部移設(空間線量率が低下したので、ここでWBCを運用することが可能となった。Jビレッジに残したWBCは訪問者用とする予定)。食堂は6月1日より(1食380円で提供)。売店や自販機も設置する。各フロアの見取り図は12-15頁。
熱中症予防対策(16頁)。2014年度は熱中症の発生者が前年より増加しているが、休業をともなうものはなく、作業者数の増加を考慮すると発生率は前年とほぼ同じ。2014年7月に導入した統一ルール(WBGT25℃以上で作業は連続2時間以内、WBGT30℃以上で作業禁止、など)を今年は5月から適用する。その他対策は18、19頁。クールベストはより冷却効果の高いものへ変更、保冷剤・冷凍庫を増強、移動式給水所を2台から5台へ増強。5月1日現在の構内外の休憩所一覧(地図、22頁)。
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業における監視カメラ不調(通しで10頁)。600tクローラークレーン2号機のクレーン先端カメラと中間カメラ(11頁右図)のズーム機能が動作しないのを9日に確認。13日までの調査で、先端カメラは本体に不調があると特定。中間カメラは位置が高く調査できなかったが、同様の事象と推定。FHM本体撤去にはこれらのカメラが不可欠。先端カメラは13日に交換を実施し、良好に動作することを確認したが、中間カメラは、クレーンのタワー部を伏せないと調査・交換ができないので、7月から予定していた600tクローラークレーン2号機の年次点検を前倒し(6月上旬-中旬予定)しておこない、その際に交換を実施する予定。FHM本体の撤去は7月中頃の予定。スケジュールは12頁。
1号機飛散防止剤散布実績および予定(13頁)
3号機飛散防止剤散布実績および予定(16頁)
1号機R/Bカバー解体工事(19頁)
3号機上部除染・遮へい工事(20頁)
2号機ペデスタル内側プラットホーム上調査(A2調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」)のうちX-6ペネ用遮へいブロック撤去の実施(通しで4頁)。X-6ペネから格納容器内に調査装置(6頁右下写真)を入れて調査するが、それに先立ち、X-6ペネの前に設置してある遮蔽ブロック(9頁)を撤去する。撤去は遮蔽ブロック撤去装置(10頁)で遠隔でおこなう。遮蔽ブロックは鉄枠にコンクリートを充填したもので、1個の重量は最大で36kg。これを幅約1.4m、高さ約2.1mに積み上げてある。ブロック撤去後は作業エリアとなるX-6ペネ付近の線量上昇が想定されるので、プロック撤去前に代替遮蔽体を設置する。現在、撤去装置のトレーニング中で、6月11日より実際の作業を開始予定。
IRIDの記事「遮蔽ブロック&鉄板取り外し装置「TEMBO」の作業トレーニング実施中(三菱重工業)(2015年5月28日)」に遮蔽ブロック撤去装置のトレーニングの様子の写真あり。
ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験の測定作業完了(12頁)。2月12日に測定を開始(3月19日に26日分のデータで速報)、5月19日に測定完了。この間の約91日分のデータを解析した。結果は、データが蓄積し統計誤差が減少。定量的な評価を実施しても、炉心部には燃料および水は確認できなかった。視野の周辺部はデータを蓄積しても見えるようにはならなかった。
測定器1(北西側)を置いておく場所の調整がついたので、場所を移動して(R/B北側中央寄り、13頁右下図)さらに8月中まで測定を実施する(25日に測定を再開した)。これにより測定地点が3点となり、さらに精度の向上を目指す。
ガレキ・伐採木の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ一時保管エリアA1の破損(5頁)。テントフレームにシートを固定しているシートガイドが脱落した原因として、シートガイドを固定しているガイド止めのネジが緩んで脱落したためと思われる(7頁に脱落したガイド止めの写真あり)。
【資料4-1】チーム会合の結果について(中長期ロードマップ改訂案、廃炉研究開発連携会議(仮称))(1.60MB)
各機関で進められている研究開発を、実際の廃炉作業に効果的に結び付けていくため、原子力損害賠償・廃炉等支援機構に「廃炉研究開発連携会議(仮称)」を設置する。その成果等は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構が、「廃炉・汚染水対策チーム会合」又は「廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議」に定期的に報告する(31頁)。
【資料4-2】福島第一原子力発電所におけるトラブル等に関する「通報基準・公表方法」の更新について(450KB)


ニコ生
【5月28日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.28(木)18時30分 ~



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