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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年10月27日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 116KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器水素ガス濃度A系、計測器の不良により26日23:00より欠測
1号機R/Bカバー解体工事
本日の作業実績(PDF)
北2屋根パネル貫通飛散防止剤散布(ドーナツ状)を実施。作業時間は06:46-11:57。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無い。
明日の作業予定:北2、南2屋根パネル貫通飛散防止剤散布(ドーナツ状)(作業予定時間:06:00-15:00)
1号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、25日より停止していたが10:43に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。09:40に移送ポンプの台数を2台から1台へ切替え。

4号機からの燃料取出し作業、昨日26日までに61回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は1342/1533体(使用済燃料が1320/1331体、新燃料が22/202体)。使用済燃料残り11体(漏えい燃料2体、変形燃料1体含む)については準備ができ次第、移送予定(20日参照)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、21日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9月4日より停止中。
水処理装置、SARRY、9月24日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月30日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系で系統水のカルシウム濃度が高いことを確認し、9月26日に停止。バックパルスポット作動時の圧力脈動が原因と推定(22日参照)。対策としてバックパルスポットの作動圧力を調整し23日に運転再開。他の系統および増設多核種除去設備にも水平展開。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で9月17日より、B系で9月27日より、C系で9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。18日より実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 314KB)


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.84KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

サブドレン復旧に向けた建屋周辺の地下水調査結果(2013年8月23日、11月25日参照)
福島第一原子力発電所2号機建屋周辺地下水分析結果(PDF 329KB)
サブドレンピットNo.18と19の22、23日採取分のCs濃度が上昇していた件(24日参照)。26日採取分はそれ以前と比べて大きな変動はなし。
サブドレン他水処理施設での浄化性能確認試験で、No.18と19の地下水くみ上げは停止中。

8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。原因と対策がまとまった。
3号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業中における燃料交換機操作卓他の落下事象の原因および対策について(PDF 1.15MB)
・事前に3DCADによる3D画像で確認していた状況と実際の現場の状況に相違があり、フォーク爪5本のうち2本でしか把持できなかった→実際と3D画像に相違がある場合は、3D画像の訂正を実施して撤去計画を再検討する(3D画像を元にした把持方法の要求事項を撤去手順フローに明記する。5、6頁)。
・爪2本で1mまで吊上げを実施した後、一旦もとに戻したために、操作卓の状態が変わった可能性が高い→吊上げ後、何らかの干渉により撤去できない場合は、吊上げたままで作業を中断して関係者間で協議する(6頁)。
・養生板を新しく作って追加する(7頁以降)。などなど。
今後の予定は13頁。ガレキ撤去作業再開は追加養生板設置後の来年1月以降(操作卓と張出フレーム撤去は養生板追加に先行して12月に行う)。それまでの間はオペフロ除染を実施する。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第14回)があった。その際の資料。
【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況(4.82MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(通しで5頁)
観測孔No.1-6での放射能濃度上昇(7頁)。台風通過後の9、13日に採取した試料で、Csおよび全βの濃度が過去最高を超過(トリチウムは上昇せず)。No.1-6は発災直後の汚染水流出の際に流出経路となったと考えられる分岐トレンチや電源ケーブル管路の近くに位置し、それらの下部の砕石部や周囲の土壌には現在も汚染が残っていると考えられる。台風による降雨で地下水位が急上昇し、これらの汚染個所に到達して放射性物質を観測孔No.1-6付近に押し流した可能性がある。15日よりNo.1-6、1-14、1-16のサンプリングを従来の週2回を毎日に増やして監視を強化。上昇した濃度が低下傾向となったことから、22日よりサンプリング頻度を元に戻した。なお、No.1-6は護岸付近の地盤改良およびウェルポイントの上流側にあり、海側のNo.1-9で濃度上昇は見られないことから、海洋への影響は無いものと考えられる。
港湾内外海水モニタリングまとめ(13頁)
1-3号機放水路の水質調査(17頁)。23日の報告(台風通過後に放水路たまり水の放射能濃度が上昇)について、4月調査開始以降の放水路たまり水の分析結果あり(23頁)。
港湾内海水の放射性物質の鉛直分布(32頁)。港湾内は、水深が4-8m程度と浅いこと、新たな漏えいの兆候をとらえる上では淡水が流れやすい表層の方が保守的と考えられるため、港湾内の海水サンプリングは基本的に表層のみ実施。護岸部地下水の漏えい監視強化のため、2013年6月24日-2014年6月10日に1-2号機取水口間のみ上下2層の海水採取を実施。その他にもいくつか表層以外の海水採取を実施。おおむねどの結果も、表層の放射性物質濃度が高かった。雨水や地下水など、汚染源と考えられる陸水が淡水であり、表層を拡散しやすいためと考えられる。
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(40頁)
H4、H6タンクエリア追加ボーリングモニタリングまとめ(41頁)
排水路モニタリングまとめ(45頁)
地下水バイパス運用状況(46頁)。14日までに29回の排水を実施。排水量の合計は46,814m3。揚水井、観測孔水位グラフ(48、49頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果(50頁)、観測孔A-Cで20-25cm程度の水位低下。サブドレン水位評価結果(51頁)、SD9と20では10-15cmの水位低下、SD45では5cmの上昇。建屋流入量評価結果(52頁)、至近の地下水流入量は320m3/日。
地下水バイパス揚水井水位計の変更(53頁)。地下水くみ上げにより水位計(マイクロパルス式レーダーレベル計、マイクロ波を発信し反射してきたエコーを受信する)の測定値が変動(54頁)してポンプがトリップする事象が発生。揚水井No.10で圧力式水位計の適応性検討を実施(9月25-30日)、正常に水位測定できることを確認したので、明日より他の揚水井の水位計を圧力式に変更する作業を行う。11月中に順次インサービスしていく。
地下水バイパス揚水井No.11からの揚水停止について(56頁)。9月中旬頃から、揚水井No.11系統の流量が低下傾向。系統内を調査したところ、井戸内に茶色の藻のようなものが発生しており、それが揚水ポンプの流路を塞いでいることが原因ではないかと推定(57頁に写真あり)。10月15日に、系統下流側にも茶色の藻のようなものが確認されたことから揚水を停止。揚水ポンプを引き揚げ、状況の確認、点検・清掃等を実施する。No.12では流量に変化はないが繊維状のものを確認しており、監視している。
港湾内海底土被覆工事の進捗(58頁)。エリア①は11日に完了。現在、エリア②施行に向けて準備中。今年度末には終了の予定。エリア①とエリア②の違いについては6月27日を参照。
1号機R/Bカバー解体(61頁)。モニタリングポスト指示値の変動要因としては、降水(雨雪により周辺からの放射線が遮へいされて低下する)、駐車(車両による遮へい)などがある(67頁)。構内ダストモニターの警報基準100Bq/m3は空間線量率0.014μSv/hに相当(72頁)。
【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(9.79MB)
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(通しで4頁)。設置した堰カバーの写真あり。
4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況(5頁)。
多核種除去設備ALPSの運転状況(8頁)。今年1月以降の稼働率(9頁)。B系のCFF8B炭酸塩スラリー流出の件、CFF予備品の納期が前倒し可能となり、新品と交換の上23日に処理を再開した。
高性能多核種除去設備の進捗(18頁)。塔構成など設備概要(20頁)。18日よりホット試験中。現在、間欠運転をしている。11月上旬を目標に連続運転を開始する。
増設多核種除去設備の進捗(24頁)。設備概要(25頁)。ホット試験実施状況、定格処理量(750m3/日)で運転中、24日までの処理量は約17,000m3、3系列運転開始(9日)以降の稼働率は97%。除去性能補評価(31頁)、90Srは既設多核種除去設備と同程度、既設多核種除去設備で除去性能に問題のあった4核種も良い成績。本格運転は12月頃を予定。
2、3号機海水配管トレンチ凍結止水工事(34頁)。6日に台風18号が通過しT/Bの水位が上昇し立坑側への水流が発生したために、立坑Aの南側のケーブルトレイ下のパッカーのない部分で氷がやせているのを7日に確認した(37頁)が、間詰めには問題ないことを実寸大模型で確認(38頁)。モックアップ試験で確認した間詰めの手順(39頁)に従って、20日より間詰め充填工事を実施中。現在、打設高さはO.P. +1.9m。開削ダクトでは、16日より間詰め充填工事を実施中。パッカー上部を充填するための新規充填孔のうち、ダクトBの一番南側の1ヵ所は中止(当初計画は10月3日を参照)。現在、配管周りの充填を実施中で、打設高さは、ダクトAでO.P. +1.6m、ダクトBでO.P. +2.4m。立坑A、開削ダクトのいずれも11月上旬に間詰めを終了し、その後、止水性の確認(トレンチ側の水抜き)に入る予定。
サブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験(45頁)。STEP2浄化性能確認試験の詳細確認結果より、主要4核種(134Cs、137Cs、90Sr、トリチウム)以外の核種は検出されないこと、地下水バイパスの運用目標(告示濃度比0.22)を十分に下回ることを確認(44頁)。STEP3-1連続循環運転試験(9月5-11日に実施)の結果、基本的な装置の安定稼働に問題ないことを確認(54頁)。STEP3-2系統運転試験は、その1(55頁。サブドレンピット10基で9月16-24日くみ上げ、26-27日浄化)、その2(56頁。サブドレンピット12基で9月30日-10月8日くみ上げ、10月17-18日浄化)、その3(60頁。サブドレンピット40基で10月18-19日くみ上げ、10月22-23日浄化)と実施。その1とその2では問題なかったが、その3では浄化後の水質が運用目標を若干上回る(137Csが1.9Bq/L、目標値は1Bq/L)ことを確認。調査の結果、くみ上げた地下水の137Csが28,000Bq/Lと高いことが判明(浄化性能は1/10,000以上であることを確認)。サブドレンピットNo.18、19でCs濃度が上昇した影響と考える。このため、試験を中止して対応を検討している。
地下水ドレンでは動作試験を実施(57、59頁)。くみ上げた水の分析値は61頁。
高温焼却炉(HTI)建屋におけるHTI連絡トレンチ閉塞工事(66頁)。充填の手順など。スケジュールは68頁。12月中旬にグラウト注入および水移送が完了の予定。現場写真あり。
凍土遮水壁工事の進捗(70頁)。25日までのブロック毎進捗一覧(72頁)。冷凍機は18/30台設置完了(写真あり)。海側貫通施行個所でのたまり水調査の結果(2、3日参照)、1-4号機の放水管と1号機の取水管にはたまり水なし、2-4号機の放水管にはたまり水があったが、Cs濃度はいずれも1.0×103Bq/L未満だった。
敷地内のフェーシング進捗(76頁)。各エリアの計画と実績(78頁)。35m盤法面モルタル吹付け(81頁)、35m盤アスファルト舗装(81頁)、4m盤コンクリ舗装(83頁)、法面カバー設置(84頁)等の写真あり。フェーシングにより排水路へ流れる水量が増えるので、雨水排水計画を見直す(85頁)。
タンク建設進捗(86頁)
水バランスシミュレーション(92頁)。以下のように条件を見直した。サブドレンについては運用開始時期が見通せない状況なので、これの効果は評価に入れない。HTI建屋止水と地下水バイパスの効果により建屋への地下水流入量は300m3/日、護岸エリアからの地下水移送が50m3/日、合わせて建屋への地下水流入量は350m3/日。これが、来年9月に凍土遮水壁が完成すると50m3/日となる。ALPS+増設ALPS+高性能ALPSでの処理量が10月は1,260m3/日、11月以降は1,960m3/日。その他の汚染水処理施設の処理量が12月より900m3/日。2、3号機海水配管トレンチ閉塞にともない、トレンチ内たまり水を移送する分が11-12月に合計11,000m3(先月は同じ量を10-12月だった)。廃液供給タンク他からの移送分が2,000m3(先月は同じ量を10月だったが、今回は時期を指定せず)。年度末までにRO濃縮水の処理をなんとか終了できる見込み。
フランジタンク底板補修の進捗(95頁)。タンク天板に穴を6ヵ所開け、そこからマストシステムをタンク内へ投入する。補修用のカバープレートをタンク底版に密着させるため、底板上の沈殿物を除去する作業を実施してきた。15日よりH9西エリアタンクで補修工事を開始。作業用プラットフォーム設置とマストシステム組み立てはタンク天板上で実施。補修作業はコーティング施行用コンテナから遠隔で実施する。
堰内雨水台風対応の改善状況(101頁)。堰のかさ上げ、雨水抑制(雨樋、堰カバー)、雨水回収タンクの大型化、移送ポンプの大型化、堰内水位監視カメラ設置、の各対策を実施したことで、タンクエリア面積は去年より増加しているが、堰内雨水の溢水防止を達成(去年の台風26号での降水量は170mm、堰内たまり水水位上昇は移送しなかったとして424mm。今年の台風18号での降水量は161mm、堰内たまり水水位上昇は雨樋のみのエリアで200mm、堰カバーもあるエリアでは30mm)。汚染水の増加も去年より抑制でき、少人数で安定した対応が可能となった。
C排水路切替えの影響評価(109頁)。6日の降雨時に付け替えC排水路への最大通水量をSTEP3の0.3m3/sに増加(STEP2への移行については9月22日参照)。その後、配管等の異常は無い。1-4号機取水口付近の水質も変化なし。1-4号取水路開渠の海水保有量(約160,000m3)に対し、通常時のC排水路からの排水量(0.01m3/h程度)は少なく、降雨時の流量増加も一時的であることから、影響はほとんど無いものと考える。今後、準備でき次第、付け替えC排水路への全面的な切替えを実施する。なお、9月30日にC排水路の出口を本設排水口に切替えている。
アウターライズ津波を超える津波を想定した建屋滞留水流出防止対策(116頁)。津波襲来時に建屋地下のたまり水が流出しないよう、防水区画を設定して開口部の閉鎖を行っている。実績と今後の予定は121頁。

今日の資料で「主要4核種(134Cs、137Cs、90Sr、トリチウム)」という言葉が出てきた。事故後しばらくは主要3核種(131I、134Cs、137Cs)と言っていて、おもな分析対象はこの3核種だった。その後、131Iは数ヶ月で検出されなくなり、汚染水問題がクローズアップされてくると、今度は全βとトリチウムの分析がデフォルトになり、今に至る。



ニコ生
【10月27日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.10.27(月)17時30分 ~


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