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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年9月22日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 122KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

4号機からの燃料取出し作業、今日までに57回のキャスク移動を実施。共用プールへ移送した燃料は1254/1533体(使用済燃料が1232/1331体、新燃料が22/202体)。先週(16日)と変わらない。9月中に輸送キャスクの点検をする予定で、その間は作業は中断って話だったけれど。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、9月21日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では昨日21日より処理運転を停止して交換作業中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系でRO濃縮水を用いて17日より実施中。
高性能多核種除去設備の検証試験(8月18日参照)。8月20日より検証試験装置で実施中。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 319KB)


その他


8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。21日に採取したプール水の分析結果[Bq/cm3]は、134Csが3.8×102137Csが1.1×10360Coが<1.1×100。モニタリングポスト、オペフロ雰囲気線量、使用済燃料プール水位、スキマーサージタンク水位に有意な変化はなく、燃料破損等の兆候は確認されない。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。14日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス一時貯留タンク分析結果(PDF 8.84KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス、18日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)

モバイル型Sr除去装置(2月27日参照)の設置作業が終了、明日23日よりRO濃縮水を用いて通水試験を開始する。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第13回)があった。その際の資料。
【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況(4.73MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(通しで5頁)
港湾内外海水モニタリングまとめ(10頁)
4号機取水口付近の海水の放射能濃度上昇(11頁)。1月から6月まで海側遮水壁内の海水面埋め立てとともに、トリチウム、全βが上昇した(Csも同様の傾向が見られるが、元の濃度が低くそれほど明瞭ではない)。1-4号機護岸部からの汚染水漏えい量は各種対策により低減しているものと考えるが、埋め立てにより遮水壁内側の海水量が減ったために希釈効果が低下して放射能濃度が上昇したものと推定。1-4号機取水口北側(東波除堤北側)では濃度上昇は見られない。
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(19頁)
H4、H6タンクエリア追加ボーリングモニタリングまとめ(20頁)
排水路モニタリングまとめ(24頁)
C排水路の切替え(出口付け替え)による港湾等への影響(25頁)。8月26日の降雨時(13:15)に、付替C排水路への最大通水量をSTEP1の0.01m3/秒からSTEP2の0.1m3/秒に移行。配水管及び仮排水口の点検結果は異常なし。8月29日以降は全量が付替C排水路側に流れており、C-2側(元のライン)に流れるのは降雨時のみとなる見通し。港湾に流入する排水の水質(C-2-1)は、従来のC-2の変動の範囲内。取水口付近、港湾内外の海水も有意な変化なし。今後、出口を仮排水口から本設排水口に切替えるとともに、STEP3(0.3m3/秒)に移行し、降雨時の影響を確認する計画(30頁)。
地下水バイパス運用状況(32頁)。18日までに22回の排水を実施。排水量の合計は35,979m3。揚水井、観測孔水位グラフ(34、35頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果、サブドレン水位評価結果、建屋流入量評価結果は18日のと同じ。
1号機R/Bカバー解体・ガレキ撤去の放射性物質飛散抑制対策(43頁)。10日にあった福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議での資料(修正版)。作業内容(44頁)、ダスト飛散監視体制(45頁)、情報発信(46頁)、飛散抑制対策(47頁)。
緊急事態発生時の通報連絡体制(48頁)。原子力災害現地対策本部(原子力災害発生時に臨時に内閣府に設置される原子力災害対策本部の現地組織。オフサイトセンター)を起点として、発電所周辺のモニタリングデータを集積し自治体に情報を提供する(50頁)。一時立入りしている住民等への連絡(51頁)。発電所周辺のモニタリングポスト、ダストサンプラー設置状況(52頁)。H26年度に増設している。
【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(7.61MB)
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(通しで4頁)。堰カバー設置の完了予定。4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況。
多核種除去設備ALPSの運転状況(6頁)。インプラント試験の結果を踏まえて吸着塔の構成を決定(9頁)。吸着塔7以降は15を除いて変更、活性炭の吸着塔2塔を最後に追加。これにより、20日間程度はトリチウムを除く62各種の告示比の総和を1未満にできる見込み。現状の吸着塔交換頻度(約2ヶ月)では告示比の総和が0.6-5程度と想定。今後のスケジュールは10頁。
高性能多核種除去設備の進捗(11頁)。既設の多核種除去設備との違いは、1.コロイド除去フィルターを採用して凝集沈殿をやめることで前処理設備を簡素化・廃棄物発生量を削減、2.高性能吸着材を用いることで廃棄物発生量を削減。10月中旬にホット試験開始、本格運転は12月頃の予定。
増設多核種除去設備の進捗(17頁)。A系統のホット試験は17日より実施中。B系統は9月下旬、C系統は10月上旬に開始予定。
2、3号機海水配管トレンチ凍結止水工事(25頁)
2号機立坑A追加対策(28頁)追加対策の当初計画は7月23日、その後の実績は8月19日の規制委特定原子力施設監視・評価検討会の項を参照。トレンチ躯体外側の凍結管設置は、北側の2本で5日より運転開始、南側2本は支障物との干渉が判明し中止。観測孔を追加(K4、K5、K6)。凍結管S8への追加パッカー設置は不要と判断。2号機T/B地下たまり水移送は3日より移送ポンプのインバーター制御運転を開始。これにより、立坑水位はO.P. +2.9mを維持しており、トレンチ底部の温度も-20から-30℃で安定しているが、ケーブルトレイ付近は10℃以上で変化なし(29頁)。追加対策により凍結が促進したが、ケーブルトレイ付近は凍結せずT/Bと立坑Aの間の流路となっていると考える。このため、間詰め充填を実施し、凍結の促進を目指す。
2号機開削ダクト(32頁)。開削ダクトでは凍結管すべてにパッカーを設置、パッカー内部は凍結していることを確認。また、周辺の流速も小さく(32頁)、パッカーが壁として機能している。縦に並んだ2列の配管付近や、パッカーの上部の吊りビームなどの支障物付近は、パッカーの隙間があり凍結していないので、この部分に間詰め充填を実施する。
間詰め充填手順(35頁)。モックアップ試験の結果、間詰め材として、水中不分離コンクリート、可塑性グラウト、急結性可塑性グラウト(水中不分離コンクリートは可塑性グラウトより粘性が高い。急結性可塑性グラウトは可塑性グラウトより早く固まる)の3種類を使うこととする。立坑Aでは、ケーブルトレイ①②周りが凍結しておらず、ケーブルトレイ①下部(トレンチ南側の壁と凍結管の間)および配管の周辺にもスキマが残されている可能性があるので、これらの場所を埋めるように充填する(35頁左下図)。間詰め材はT/B側の壁と凍結管の間に入れる(28頁右図)。まず、南側の投入口から粘性の高い水中不分離コンクリートを入れて高まりを作る。次に北側の投入口から可塑性グラウトを入れて配管周りのスキマを埋める。これを2回繰り返してケーブルトレイの高さまで来たら、急結性可塑性グラウトを南側と北側の投入口から入れる(ケーブルトレイ周りは大きいスキマがあるので、間詰め材が立坑側に流れ込むのを防ぐために急結性のグラウトを使う)。充填後固化した間詰め材はパッカーより熱伝導が良く、周辺の凍結の促進が期待されるので、充填後にトレンチ内のたまり水移送を開始するまでしばらく間を置く(39頁にスケジュール表)。
トレンチ閉塞施行方法(案)(37頁)。凍結止水が十分におこなえない場合を想定して開発を進めていたグラウト材(水中不分離性グラウト)でモックアップ試験を実施。長さ100mの水槽に満たした水の中へ打設をおこない、88m先まで流動性があること、支障物に対して充填性があること、流動距離にわたって品質が均一であることを確認した(38頁)。これにより、トレンチ内に水がある状態でグラウト材を充填するトレンチ閉塞が可能となった。これまでのグラウト材は流動距離が短いため、HTI連絡トレンチの閉塞のように長いトレンチを閉塞する場合は、途中に穴を開けてグラウト材を充填する必要があった。汚染水で満たされている海水配管トレンチでは、この穴を開けるために中の汚染水をあらかじめ抜き取っておくことが必要だった(汚染水の流出を避けるため)が、今回開発したグラウト材を使えばこの穴あけ作業が不要となる。また、トレンチ内の汚染水を抜き取ってしまうと地下水がトレンチに流入してくることが予想されるため、汚染水を増やさないためには、グラウト材を充填しながら押し出される分の汚染水を抜いていくことができればそれが望ましいと考えている。この場合、トレンチ内の汚染水移送とトレンチ充填は並行しておこなうことになる。この際、凍結止水ができていないと立坑の汚染水水位をあらかじめ下げておくことができないので、グラウト充填の際に立坑の水位が上昇するおそれがある。立坑内の汚染水水位が周辺の地下水位よりも高くなると汚染水流出の可能性があるため、これを避けるために、凍結止水によってT/Bからトレンチへの汚染水の流れが十分に低減できていることが、このグラウト材によるトレンチ閉塞において重要である。
2号機海水配管トレンチの閉塞にはこのグラウト材を使用し、立坑間のトンネル(北側から立坑AとBの間がトンネルA、BとCの間がトンネルB、BとCの間がトンネルC)の傾斜(37頁図の「1/300」)にそって高い方から低い方へグラウト材を流し込む。中の汚染水は立坑Cから移送する。なお、トンネルAとCは凍土遮水壁の施行個所なので、優先して実施する。
土壌中Sr捕集(40頁)。工事(約80m、39本)は11日に終了。Srの移行速度は約1.7m/年と予測、対策工の位置にSrが到達して捕集されるまで数年以上を要する見込み。モニタリングで全β濃度の上昇が見られた時点で追加対策の準備をおこなっても十分な余裕が見込まれる。また、地盤改良材は地下水に含まれるCa等も捕集してしまうため、Srを効率よく捕集するには全β濃度上昇を見てから下流側への設置を検討するのが望ましい。今後、Eシリーズの観測孔の全βモニタリングを継続し、上昇傾向が見られた場合に追加対策について検討をおこなうこととする。
サブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験(46頁)。STEP3-1連続循環運転試験の結果。若干の不具合があったが、対策は実施済。現在、STEP3-2系統運転試験を実施中。
高温焼却炉(HTI)建屋におけるHTI連絡トレンチ閉塞工事(55頁)。5月19日に発生した削孔作業における地下水流入トラブルの反省を踏まえ、再検討したトレンチ閉塞の施行方法(8月26日参照)により施行中。現在、薬注・削孔・コア抜きを実施中、10月にグラウト充填の予定。
凍土遮水壁工事の進捗(61頁)。18日までのブロック毎進捗一覧(63頁)。冷凍機は11/30台設置完了(写真あり)。
敷地内のフェーシング進捗(65頁)。35m盤(69頁)、4m盤・10m盤(70頁)、法面カバー(72頁)。
タンク建設進捗(73頁)。工程表(新設分、75頁)、工程表(リプレース分、76頁)、新規開発4地点進捗(78頁)。H1ブルータンク撤去(79頁)。
水バランスシミュレーション(82頁)。以下のように条件を見直した。護岸エリアからの地下水移送を実績に合わせて60m3→50m3に変更。サブドレンの効果をより厳しく見て建屋への地下水流入量を80m3→150m3に変更。陸側遮水壁効果をより厳しく見て建屋への地下水流入量を20m3→50m3に変更。ただし、陸側遮水壁・フェーシング・サブドレンなどにより護岸からの地下水移送はなくなる(60m3→0m3)とする。浄化処理追加的措置(モバイル型Sr除去装置、SARRYへのCs・Sr同時吸着材導入)の分について評価しなおして350m3→500m3に変更。廃液供給タンク他水移送は実績を反映して1,500m3→2,000m3に変更。シミュレーションの結果は83頁。RO濃縮水は今年度中に処理が終了する見込み。
海水放射線モニター試運転(84頁)。港湾口に設置。4日より試運転を開始。11月末まで継続してデータの検証、トラブルの洗い出 しや運用等の確認を行い、12月より運用開始の予定。

(20日に構内で作業者が背骨を骨折した事故について教えてほしいという質問に答えて)20日12:20頃、タンクの建設現場で長さ約1.5mの単管が落下し、下で作業していた作業者の背中に当たった。入退域管理棟救急医療室で診察を受け、その後、業務車で病院へ行き受診。医師の診断は、第三胸椎棘突起骨折で1ヶ月の休養を要するというものだったが、現場作業ではなく机上業務なら可能とのことで、当該の作業者は今日22日より業務をおこなっている。当時、タンク上部では溶接機の移動作業をおこなっていたが、その作業の最中に単管が落下した。受傷した作業者はタンク底板の溶接部の非破壊検査を行っていたが、溶接機の移動作業の直下ではなく離れた場所にいた。単管が落下した原因、離れた場所にいた作業者に単管が当たった原因など、詳細は現在調査中。
この件については今日午前の福島のレクでは報告したが、本店会見では報告していない。『トラブル等に関する「通報基準・公表方法」』(2月19日参照)に従って、会見で報告する基準(トラブルに起因するケガなどで1日以上業務を休んだ場合)に当てはまらなかったため。

実施計画の変更が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について
多核種除去設備の保安に関する件。


ニコ生
【9月22日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.22(月)17時30分 ~


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