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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年6月3日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機の格納容器ガス管理システム排気中希ガスモニターB系と水素ガス濃度B系、電源停止作業にともない昨日2日15:00以降欠測
2号機の格納容器ガス管理システム排気中水素ガス濃度B系、電源停止作業にともない昨日2日17:00より今日17:00まで欠測

1号機T/B地下たまり水移送、5月31日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、5月29日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、5月19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、5月30日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、5月19日より運転中。
水処理装置、SARRY、ブースターポンプ交換のため5月26日より停止中(5月14、22日参照)
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。

昨日2日に確認された4000m3ノッチタンク群での漏えいの件。2日に採取した当該タンク内の貯留水と堰内たまり水の分析結果は、134Cs、137CsはND、全βは貯留水で72,000Bq/L、堰内たまり水で9,800Bq/Lだった。堰内たまり水が貯留水に比べて低濃度なのは、漏えい水が堰内にたまっていた雨水とまじったためと考える。
福島第一原子力発電所汚染水タンクエリアに設置してある4,000トンノッチタンク群からの水漏れについて(続報2)(報道関係各位一斉メール)

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.0KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ5月26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は5月16日に移送を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 502KB)
新設した海水の採取地点「2号機取水口(遮水壁前)」(2日参照)の結果が出た。


その他


地下水バイパス揚水井No.12(5月29日採取)の第三者機関の分析結果
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.12分析結果(PDF 120KB)
全βはND、トリチウムは1,600Bq/L(東電の結果はNDと1,700Bq/L。31日に報告している)。

実施計画の変更認可申請の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
2.35 サブドレン他水処理施設(PDF 2.28KB)
2013年12月18日提出の変更認可申請を補正。サブドレン他水処理施設に関するもの。
サブドレン他水処理施設は、もともとはサブドレンと海側遮水壁の陸側に新設する井戸(地下水ドレン)でくみ上げた地下水を浄化する施設だったのだけれど、今回の補正では、この地下水ドレンの部分が削られている。なんで??以前の計画内容については4月7日の廃炉・汚染水対策現地調整会議の資料45頁を参照。
(6月17日追記)地下水ドレンでくみ上げた地下水の移送ルートを見直す事が4月24日の廃炉・汚染水対策チーム会合 第5回事務局会議で報告されていた。でも、それがどういう意味なのかについては言及なし。規制委のサイトの被規制者等との面談(福島第一事故対策に関するもの)のページの6月10日「東京電力福島第一原子力発電所におけるサブドレン水処理施設に係る面談」の資料(議事要旨【PDF:47KB】資料【PDF:280KB】資料【PDF:909KB】、1つめの資料4、5頁には、はなはだバカバカしい話が書かれている)で、サブドレン他水処理施設についての話があるけれど、実質については言及されていない。サブドレン水の処理水をどうするのかも問題だけれど(これはまだ全く白紙の状態)、地下水ドレンもどうするつもりなんだろう。海側遮水壁を閉じたら地下水ドレンでくみ上げないわけにはいかないのにな。9月には海側遮水壁完成の予定だけれど。
(6月18日追記)1-4号機護岸エリアの地下水は観測孔をたくさん掘ってモニタリングしているわけだけれど、全体にトリチウムの濃度は高い(例えば、今日の報告の資料)。過去最高値を見ると、NDもあるけれど、低くて102、高いと105[Bq/L]くらいの感じ。対して、サブドレンの水質調査では(1月20日の資料51頁。新設ピットの分は6月13日の資料)101から103、一部が104[Bq/L]くらい。護岸エリアの地下水はサブドレンより1桁から2桁高い感じ。処理水を海洋放出するとして、地下水バイパスと同じ排水基準を適用するとすると、場所ごとの揚水量にもよるんだろうけれど、護岸エリア地下水はたぶん運用目標を満たせないのではないか。サブドレンのほうは、104Bq/L以上あるところを除けば行けるのかもしれない。そういうわけで、地下水ドレンについては、処理施設で処理して海洋放出という選択肢はすでにないという判断なのかもしれない。現状、護岸エリアのウェルポイントでくみ上げてる地下水は2号機T/B地下に移送してるわけだし、地下水ドレンもそうするのかも。
サブドレンも地下水ドレンも、凍土遮水壁ができれば必要な揚水量は減ってくるはず。トリチウムを含んだ水の放出が不能で、タンク容量も無限ではなく、かつ、揚水の必要があるとすれば、凍土遮水壁だけが解決策だったのかしらん。もともと、汚染水対策はサブドレン+海側遮水壁+浄化設備で対応する予定だったのだけれど、それはトリチウム水の放出が前提だったわけで、ふたつの想定外(地下水の汚染とトリチウム水放出の社会的困難)のためにトリチウム水の放出が難しくなり、凍土遮水壁の採用が必要となったということなのかも。規制委で凍土遮水壁の検討をしていた際(5月2日、26日、6月2日)に、「建屋ドライアップはサブドレン+海側遮水壁で対応できるのになぜ凍土遮水壁を作るのか分からん」という意見が多くあったのだけれど、その際の東電側の回答は「汚染水対策として重層的な対応(効果の出ないものが一部あっても全体として大丈夫なように)をするため」というものだった。これは、政府の汚染水処理対策委員会が凍土遮水壁の採用を決めた際の見解を踏襲するもので、当時(2013年5月)は確かにそうだったのかもしれないけれど、今となっては、汚染水低減という重要な役割を凍土遮水壁は期待されているのかもしれない(つまり、凍土遮水壁は海側遮水壁のように汚染拡大防止のためのものではないということ)。
ちなみに、サブドレンの事故前の揚水量は850m3/day、実施計画(地下水ドレンが削除される前の去年12月18日の変更認可申請)にあるサブドレン他浄化設備の処理容量は1系列あたり50m3/h(=1200m3/day)なので、地下水ドレンで予定していた揚水量は350m3/dayということになるのかな。たしか、1-4号機護岸エリアを流れる地下水の量は400m3/dayだったような気がするので、そんなものなのかな。護岸エリアはフェーシングをしているので、その分地下水の流量は減っているかも。
(以下、8月14日追記)地下水ドレンについて、8月11日に実施計画の変更認可申請がでた。サブドレン他水処理施設に地下水ドレン集水設備というのが追加された。同じ申請に、サブドレン他移送設備というのも追加になって、これは浄化設備で処理した水を港湾内に排水するための設備。予定している処理量は500-700m3/day(うち、地下水ドレンでくみ上げた分が50m3/day)とのこと。地下水ドレンからの試験的くみ上げはすでに実施したとの事(水の分析値については未公表)で、サブドレンの分とまとめて処理できる見通しが立ったということなのかしらん。排水基準は地下水バイパスと同じにするそう。
(以下、8月25日追記)地下水ドレンでくみ上げた水の核種分析、7月31日のロードマップ進捗報告の資料にあった。結果は、埋め立て前の護岸前の海水と同程度。これが地下水ドレンのくみ上げによりどう変化するか。ウェルポイントでのくみ上げはどうするんだろう。タンク増設計画の水バランスシミュレーションでは、海側遮水壁閉塞でウェルポイントは停止することになってたと思うけれど。
(以下、8月26日追記)ウェルポイントについては、海側遮水壁閉合後もくみ上げを継続するとのこと。詳細は8月25日を参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

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