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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年7月8日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(6月17日参照)のため、3日に3回目の封入量変更を実施、現在は格納容器への封入量は0、圧力容器への封入量は30m3/h。各種パラメータを監視してきたが、プラントの異常兆候を示すデータは見当たらず安定しているので、今日11:00をもってパラメータの監視強化を終了し試験を終了。今後、1号機の窒素ガス封入は現状が運用形態となる。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(7月8日11時時点)(PDF 96.7KB)

2号機TIP案内管の健全性確認(4月26日参照)を実施。
福島第一原子力発電所2号機TIP案内管健全性確認の結果について(1日目)(PDF 99.6KB)
初日の今日はBラインで実施。計画線量3mSv、最大被ばく線量0.97mSv。ダミーTIPケーブルの先端にくさびを取付けて挿入したが、前回とほぼ同じところで挿入不能となった(前回約9.4m、今回約9.6m。いずれも索引装置手前)。ダミーTIPケーブルを引き抜いたところ、先端のくさびに付着物があった。表面線量率はγ線が5.0mSv/h、γ+β線が200mSv/hで、今後これを分析していく。燃料由来のものなら線量はもう少し高い気もする。Bラインの調査は今日で終了。明日はDラインで実施の予定。
2号機T/B地下たまり水移送、2日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検にともない06:47に停止。停止時間は約101時間(12日まで)を予定。停止時のプール水温は26.6℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.137度/h、停止中のプール水温上昇は約14度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、実施せず。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6月27日から運転中。新しい吸着材の性能確認のためSARRYと並列運転をしている。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。フィルター洗浄のため08:53-12:07に停止。起動後12:11に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(6月13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで6月16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてNo.2貯水槽へ還流。
No.2の残水希釈のため、約40m3のRO処理水を注水。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日参照)
1-2号機取水口間の護岸の地盤改良(薬液注入工)を今日より開始する。
福島第一原子力発電所1・2号機取水口間の護岸における地盤改良工事の開始について(PDF 39.7KB)
薬液注入のための機材を8セット用意できたので、8班で並行して作業を進める。2列施行するうちの1列目を先行して実施し、早期に実効させることを目指す。1列目(115本)が7月中旬頃、2列目(114本)が7月末頃に完成の予定。これにより、観測孔No.1-1での観測は終了。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 11.3KB)
観測孔No.1-2で7日にトリチウムが380,000Bq/L、全βが5日に900,000Bq/L、Csも他の観測孔に比べて高い値が検出された。ここは2011年4月に地下の砕石層に高濃度汚染水の漏えいがあった電源ケーブル管路から一番近い(約6m北側)ために、他の観測孔に比べて地下水の汚染濃度が高く、また、土壌中の拡散速度の遅いSrやCsが他の観測孔に比べて高濃度になっているのだと思う。
地下水のモニタリングでは高い値が継続しているが、海水のモニタリングでは海側遮水壁の鋼管矢板打設により閉塞しつつある「1-4号機取水口内北側」で比較的高い値が出ている(ここの値が上昇し始めた時期と遮水壁設置工事がこの近くで始まった時期とは一致しているので、ここでの濃度上昇は遮水壁設置による閉塞が原因かもしれない)のを除けば、他の場所はこれまでと同じレベルが続いている。
港湾内の海水のモニタリングでは、2011年4月の高濃度汚染水の流出以降、徐々に汚染濃度は下がってきているが、一部で告示濃度限度未満に下がらない場所がある。これらの状況が何に起因しているのかを専門家の検討会で現在調査中であり、可能性としては地下水の影響の他に、降雨により地表の汚染が海にもたらされたり、海底土からの舞い上がりや溶出による影響も指摘されている(5月30日のロードマップ進捗の項参照)
今回の護岸の地下水の汚染が明らかになった最近に、「1-4号機取水口内北側」以外の海水のモニタリングには特に変化は見られていない。したがって、今観察されている護岸周辺での地下水の汚染が港湾内の海水にどのような影響を与えているのかを判断するために、もう少しデータの蓄積が必要であると考えている。また、地下水が海に流出している可能性を考えて護岸の地盤改良を調査結果を待たずにおこなっている。
モニタリングの結果をスプレッドシートにまとめました→トリチウム全β90Sr


その他


環境省の除染工事などの作業中に発見された汚染物質を調査のため1Fに搬入。
放射性物質の調査について(PDF 95.4KB)
放射性物質の調査について(夕方会見にて説明)(PDF 96.3KB)
2、3日に搬入された汚染物質が見つかった場所の近く(楢葉町井出川河口付近の河原)で5日にホットスポットが特定され調査依頼があり、6日に現地調査を実施し汚染物質2個(A、B)を特定・採取した。Aは6日に、Bは今日8日に1Fに搬入。表面線量率はγ線でAが250μSv/h、Bが105μSv/h。大きさはAが2cm×2cm×0.1cm、Bが16cm×2cm×0.5cm。今後、調査していく。

明日9日に、1号機S/C内残留水素の排出およびS/C内の水の放射線分解による影響を確認するため、S/C内への窒素ガス封入を再開する。

周辺のバックグラウンドが高いために、モニタリングポストNo.6-8には周囲に遮蔽壁を設置している(2012年4月20日参照)。最近、バックグラウンドが低下してきたため遮蔽壁撤去の可否を検討した結果、No.6について10、11日に撤去を実施することになった。No.7と8はしばらく様子を見てから判断する。

(6月18日の高所調査用ロボットによる調査でロボットが撮影した動画の公開についての質問に答えて)高所調査用ロボットが取得した動画は存在しない。ロボットを操作している状況などを撮影した動画はあるが、これについては開発側の知的財産と切り分けて公開するのが難しいので、公開はしない。



ニコ生
《海近くでトリチウム最高濃度》東京電力 会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.7.8(月)17時30分 ~


おまけ


T/B東側護岸の地下水汚染の件で「汚染された地下水が海に流出している」と東電が断言しないので、「漏れていないわけがないだろうにそれを認めないのは結論の先延ばしだ。メルトダウンをなかなか認めなかった時と同じではないか」というような指摘があった。それに対して尾野さんは「私は(当時とは)全く違うと思う。今回は分かったことは観測データを含めてすべてお知らせしているし、調査結果の如何に関わらず護岸の地盤改良などできる対策はやっている」という風に言っていた。たしかに、事故の直後は、なかなかプラントパラメータが公表されないために外の人たちは炉の状況について評価のしようがなくて、そのことが非難されたのだけれど、今回は分かっていることは多分すべて公開されているのだろう。だから、取材側が「漏れてる」と言いたいのなら、東電の言うことにはおかまいなしに、出ているデータをどんどん解析して、必要なら「これを調べればこれが分かる」と言って調査を要求して、先に「漏れてるじゃん」って言っちゃえばいいわけだ。
地下水バイパスもまだ稼働に至っていないし、海への流出は政治的に難しい案件で表現も慎重にならざるを得ないのかも。この手の話は私には高級すぎてよく分からないけれど。


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