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2013年7月29日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 135KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機T/B地下たまり水移送、21日から停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、実施せず。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、17日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(6月13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで6月16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1、No.2のドレン孔水をくみ上げてそれぞれの貯水槽へ還流。
No.1の残水希釈のため、約64m3を仮設タンクへ移送。
No.2の残水希釈のため、約60m3のろ過水を注水。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
観測孔No.1-5の掘削が今日、完了した。中の水が澄むのを待って採水・分析を開始する。
福島第一原子力発電所2号機取水電源ケーブルトレンチの調査結果と現時点での評価(PDF 675KB)
これまでの調査結果による評価(5頁目):
2号機取水電源ケーブルトレンチ(採水場所B-2)は海水配管トレンチとの連通性が無い(2号機立坑Aより水位が低い)。たまり水がトレンチ外へ漏れているかどうかは不明(今後水位測定を継続して判断)。塩素、Cs濃度が低いのは雨水の流入の可能性。
2号機取水電源ケーブルトレンチ(海水配管基礎部)(採水場所B1-1)は海水配管トレンチとの連通性が無い(水位が2号機立坑Aの水位変化と連動せず一定)。たまり水は事故直後の汚染水がそのまま滞留しているもの(137Cs濃度が事故直後の汚染水と同じオーダー。水位の変化が無い)。PDF資料7頁目のたまり水の水深で、「2.513m」の方は水面計で水面の標高を出して(どういうしくみ?)トレンチ底面の標高(設計値)との差をとっている。「2,230mm(直接測定値)」の方はおもりを付けた糸を垂らして着底した後引き上げ、濡れている部分の長さを測った。
観測孔No.1、2、3の地下水位測定は、1時間に1回データを採取している。
PDF資料2頁の図に取水電源ケーブルトレンチ(海水配管基礎部)の敷高(=下端深さ?)O.P. +1985mmとあるので、観測孔No.1の地下水位がO.P.+2000mm前後ある事を考えるとここは周囲の地下水レベルより低い可能性があり、濃度が希釈されていないということはトレンチ外とつながっていない、ということで良いのかしらん。
福島第一原子力発電所地下水観測孔No.1の地下水位について(PDF 157KB)
1-2号機間護岸の地盤改良(8日に開始、10日に最初の薬液注入が完了)によって観測孔No.1の水位が上昇してきている。周囲への影響や対策について早急に検討していく。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 18.2KB)
モニタリングの結果をスプレッドシートにまとめました→トリチウム、 全β90Sr
134Cs137Cs


その他


いわき市の海水浴場の水質検査結果25日採取分。全βとトリチウムが出た。
四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果(PDF 13.9KB)

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検を行うため30-31日に停止(停止時間は約34時間)する。プール水温は11:00で32℃、冷却系停止時のプール水温上昇率評価値は 0.331度/h、停止中のプール水温上昇は約12度の見込み(運転上の制限値は65℃)。

今日、規制委の「第14回特定原子力施設監視・評価検討会」があった。

今日から会見場が新しいところ(1階)へ移動した。


ニコ生
【7/29・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.7.29(月)17時30分 ~


おまけ


東京新聞のシミズ記者の驚愕発言2題。その1「開渠の意味が分からない」それって、今までの護岸地下水漏えいの話が全然分かってないってことじゃん。分からないならとっとと聞けばいいのに。その2「格納容器から気体が漏れ出ていると聞いて驚いた」こっちが驚いたよ。窒素封入を始めた時からわざとそうなるようにしてるんだよ。てか、窒素封入してる理由を知らないんだろうな。建屋からの放出量評価も何見てるのか全然理解できてないだろう。
とんちんかんな質問をする人はほかにもいるし、実はわりと話を理解してない人が多いのかもしれない。いや、とんちんかんでも質問する人は良いんだ。質問すらしない人は自分が知らない、理解できてないことが分かってないんだろう。東電は、国民の理解の前に、まずは取材者の理解を促進する必要があるんじゃないか。
一方で、護岸地下水漏えいの発表に関する事情の時系列については、たくさんの人が理路整然としつこく質問する。その情熱と注意深さを半分でも良いからプラントの状況の理解に向けてくれれば、もうちょっとましな記事が出るんじゃないかと思うのだけれど、これはもしかして4枚カード問題なのかもしれない。つまり「誰が悪いのか、誰が嘘つきなのか」という事に関しては直感的に正確に判断できるのに対して、プラント状況の理解はそうはいかない、ということ。あるいは、このことは報道の本質(何を伝えるのか、大衆は何を知りたがっているのか)を示しているのかもしれない。
シミズ記者の発言は、東電の説明が分かりにくくてなっとらんという文脈で出てきたのだけれど、こんなのを相手にしてるんじゃ説明する方も大変だな。記者会見は新聞みたいにお金払って見るもんじゃなし、取材者のある程度の知識と理解力は前提なんだと思ってた。東電は悪だからどんな要求にも応えるべし、俺様の理解できないような説明はケシカランってことなのかもしれないけど、初めて会見を見る人にも分かるような説明を東電が毎回してたら、もうマスメディア要らないじゃん。分からなかったらその都度聞けば良いんじゃないの。一体何をするために会見場に来てるんだろう。
あと、全然違う話だけど、岸壁と前の海とで水の行き来があるっていうの、もしかして普通の事なんじゃないのかな。土木の人とかに聞いたら分かるのかな。

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