リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年3月19日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(PDF 21.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

昨夜発生した停電のその後。
福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(続報)
(以下、午前の会見より)
福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(PDF 22.7KB)
以下の3つのM/Cが停止していることを確認。
・プロセス建屋常用M/C
・所内共通M/C 4A
・仮設3/4号M/C (A)
これらにぶら下がっていて停止しているもののうち、主要な設備は以下の通り。
・キュリオンセシウム吸着装置(SARRYはもともと15日から停止しており、これにより現在、たまり水処理が停止している)
・3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系
・3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系
・4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系
・4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系
・共用プール冷却浄化系
・3号機格納容器ガス管理システムA系
また、停止したM/Cの負荷ではないが停止を確認したもの(電圧の変動により保護装置が作動して停止したと思われる)
・1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系
・窒素ガス分離装置(B)(03:00起動、03:10窒素供給を開始。並行稼働している窒素ガス分離装置(A)は問題なく、原子炉への窒素供給は継続している)
また、
・1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系
は、系統のポンプ保護のため18日21:10に手動停止した。
その後の復旧作業で、
・プロセス建屋常用M/C(09:03)
・所内共通M/C 4A(10:01)
は受電完了。仮設3/4号M/C (A)は詳細を確認中、早期の復旧が難しい場合には、負荷設備(3、4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、共用プール冷却浄化系)を別の電源につないで復旧することも考えている。このうち、3、4号機プール冷却装置の分は、そもそも3月中におこなうことを予定して準備していた配線。今回の停電の原因は仮設3/4号M/C (A)にあるかもしれない。この仮設M/Cはトラック搭載で、3、4号機開閉所のそばの屋外(高台の上)に置いてある。
各プールの水温が65℃に達するまでの時間は、1号機26.86日、3号機14.6日、4号機4.52日、共用プール7.34日。代替循環冷却装置の代替手段としては消防ポンプによる注水があるが、仮にプール水温が65℃に達してもこの温度ではプール水量は減少しておらず、注水してもあふれるだけなので、実際には状況を見ながら注水をすることになる。
なお、今回の停電の影響を受けていない他の作業はすべて、予定通りおこなっている。
福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(続報3) 
(以下、夕方の会見より)
福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(3月19日16時30分時点)(PDF 25.7KB)
その後の調査で、仮設3/4号M/C (A)の内部を見たが、目視では目立った損傷はない。電気的な確認をする必要があるので、ここの負荷になっている装置は他の電源につないで復旧することにした。それ以外の装置はすでにほぼ復旧している。復旧した設備は以下の通り。
・キュリオンセシウム吸着装置(12:01起動、12:17定常流量到達)
・1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系(14:20冷却再開)
・4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系(13:20復旧)
・4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系(16:13に非常用D/Gにつないで復旧、4号機プール冷却再開。プロセス建屋常用M/Cにつなぐ工事を並行して実施中、完了したらこっちにつなぎ変える)
今後の見通しは、3号機格納容器ガス管理システムが17:00にインサービス、3号機使用済燃料プール冷却と4号機冷却装置2次系電源のつなぎ変えが20:00、共用プールは明日08:00までに復旧の予定。
最新のプール水温は、1号機17℃(14:20起動後の実測値)、3号機16.8℃(16:00の評価値)、4号機30℃(16:30の実測値)、共用プール29.9℃(16:00の評価値)。
なお、事故後に設置された仮設のM/Cでまだ使用しているのは、仮設3/4号M/C (A)だけ。
(夕方の会見ここまで)
福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(続報4)
福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(続報5) 
その後復旧した設備。
・4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系(非常用D/Gですでに復旧していたがプロセス建屋常用M/Cからの受電準備ができたので、18:48に一旦停止し22:26に切替えた電源で運転再開)
・3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1・2次系(22:43冷却再開)
冷却再開時のプール水温は4号機が31℃、3号機が17℃。


1号機S/Cへの窒素ガス連続封入(2月26日に再開していた)を10:18に停止。
1号機格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度A系と希ガスモニターA系、作業にともない13日11:00以降欠測

2号機格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度A系B系と希ガスモニターB系、作業にともない11:00-13:00に欠測
2号機格納容器内部調査(3回目)(1日参照)を実施した。計画線量3mSv、最大被ばく線量1.95mSv。
2号機PCV内部調査の結果について(PDF 98.3KB)
CCDカメラを挿入してCRD交換レールにそってペデスタル開口部付近まで見る予定だったが、CRD交換レールが確認できず、カメラは1階グレーチング上部に到達。PCV内部の水滴は1回目(2012年1月19日)と比べて少なかった。1階グレーチング付近で雰囲気線量は約1Sv/h、温度は約34℃。
ガイドパイプ(多関節ガイドパイプ。調査機器をCRD交換レールに導くためのもの)を抜き取って作業完了の予定だったが、引っかかってしまい被ばく線量の制限もあったので、ガイドパイプを設置したまま作業を終了した。引き抜き方法を早期に確立して引き抜く予定。PCVのシールはOリングにより確保されている。
予定していた滞留水採取や常設監視計器の設置は、再調査もふくめて日程検討中。
2号機T/B地下たまり水移送、17日から停止中。

3号機格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度A系と希ガスモニターA系、停電のため18日19:00-今日19日16:00に欠測
3号機たまり水水位(トレンチ立坑、T/B地下、R/B地下)、停電のため欠測
3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続していたが10:34に停止。停電の影響でたまり水水位が監視できないので念のため。

4号機たまり水水位(T/B地下、R/B地下)、停電のため欠測
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、SARRYが工事のため停止しているので15日から運転していたが、昨夜の停電で昨夜-12:01に停止。起動後、12:17に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。信頼性向上工事などのため(13日参照)。22日に起動の予定。
水処理施設たまり水水位(プロセス主建屋、高温焼却炉建屋、サイトバンカ建屋)、停電のため欠測

5号機R/B天井部に開けた穴(2011年3月18日に水素爆発防止のために開けた)をふさぐ作業を今日実施し、13:00に完了した。


その他


1号機原子炉格納容器ガス管理システムについて、電源関係移設および制御系改造工事を行うため、20-22日と24-26日にAB両系を1日あたり3-8時間停止する予定。当該期間は、保安規定第136条第1項(保全作業を実施するため計画的に運転上の制限外へ移行)を適用 して作業を行う。

柏崎刈羽原子力発電所における燃料集合体ウォータ・ロッド曲がりに関する調査状況について(続報)(プレスリリース)


ニコ生
【福島第一原発が停電】 東京電力 臨時記者会見
【福島第一原発で停電・進捗】東京電力 臨時会見

Togetter
2013年3月18日発生の東京電力福島第一原子力発電所における電源設備の不具合に関するまとめ(第一報から翌日午前の会見まで)
2013年3月18日発生の東京電力福島第一原子力発電所における電源設備の不具合に関する記者会見実況まとめ(19日夕刻実施)

0 件のコメント:

コメントを投稿