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2012年11月26日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 140KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

処理水バッファタンク保有水の冷却用冷凍機を10:15に停止。停止時保有水温は10.8℃。夏期における原子炉関連温度上昇対策として7月18日から運転してきたが、外気温の低下にともない保有水温が低下してきたので。これにより原子炉周りの温度が4度ほど上昇の見込み。22日参照。

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入(10月23日参照)を10月23日より実施していたが10:37に停止。05:00で格納容器内の水素濃度は0.18%まで低下しており、S/C内の残留水素の大部分を置換できたと考える。1-2週間このままにしてS/C内の気相部の組成が均一になるのを待ってから、流量を上げて(5m3/h)再度封入をおこない、水素濃度を見て排出が十分に行われたかどうかを確認する。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日25日から停止中。所内共通電源改造工事の影響で28日まで停止の予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.088度/hの見込み。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日25日から継続中。

3号機原子炉注水量が11:00の定時確認で7.0m3/hと10:00の5.8m3/hより1m3/h以上増加しているのを確認。保安規定で注水量の変動は24時間以内で1.0m3/h以下と定めており、当直長が11:00に運転上の制限を満たしていない(LCO逸脱)と判断。11:10に給水系を4.0m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系を3.0m3/h→4.0m3/hへ戻した。格納容器ガス管理システムの希ガスモニターで135Xeは検出限界(3.4×10-1Bq/cm3)未満で未臨界であることを確認。構内のモニタリングポストの測定値には有意な変動なし。常用高台炉注水ポンプから建屋入口までの注水ラインで漏えいのないこと、1、2号機の注水量に大きな変動のないことを確認。
原因は、流量調節弁近くで配管から保温材をはがす作業をしており、その際、誤って作業者が流量調節弁のハンドルに接触したため。
現場で注水設備に異常のないことを確認、11:10以降注水量に有意な変動がなく、関連パラメータも有意な変化のないことを確認。21:35に運転上の制限を満たす状態に復帰した(LCO復帰)と判断
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(続報)(プレスリリース)
注水量が増えると減速材が増えることになるので、臨界のリスクは増えるセンスだが、今回の増加量くらいでは再臨界にはならない。以前はもっと大量の注水をしていた時期もある。保安規定の制限は、ここまでなら確実に安定的に運用できるというところを示しているもので、これを逸脱してもすぐに問題が発生するというものではない。
(以下27日の会見より)
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(PDF 76.8KB)(11月27日公開)
資料2頁の系統イメージ図の「3号機流量調整ヘッダ」の左側の圧力計と流量計の間にあるのが流量調節弁。ヘッダは2号機T/B近くにある。このヘッダの流量計を交換するため、10:22-10:28に付近の配管の保温材を取り外す作業を実施していた。流量調節弁はこの流量計のすぐ近くにあり、周囲にエフレックス管などがあって足場が悪く、作業中に誤って流量調節弁のハンドルにふれたため、注水量が増加した(資料5頁に当該個所の写真。保温材をはずす前のもの)。原子炉注水圧力(10:26に0.73MPaから0.48MPaまで低下している)、流量調節弁のバルブ開度(操作実績がないのに給水系が10.3cm→14.1cm、炉心スプレー系が33.2cm→33.3cmに変化している)の記録とも整合した。

3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、20日から停止していたが09:51に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。

5号機残留熱除去海水系ポンプ(A)と(C)の設置位置床面の状況を水中カメラで確認する。これにともない、06:01-13:31に補機冷却海水系を停止、この間使用済燃料プールの冷却が停止した。停止時プール水温18.8℃、再開時プール水温20.0℃。また、09:00-13:14に残留熱除去系(A)が停止、この間原子炉冷却が停止した。停止時炉水温は33.6℃、再開時炉水温は35.8℃。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が21日から停止中。16:00に残留熱除去系による原子炉冷却を停止(停止時炉水温26.4℃)、16:18に使用済燃料プールの冷却を開始(開始時プール水温26.5℃。残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールの冷却を交互に行っている)。


その他

明日、3号機格納容器ガス管理システムダクトの状況をロボットで確認する。
福島第一原子力発電所3号機PCVガス管理システムダクトの状況確認について(PDF 203KB)
使用するのはFRIGO-MA、PackBot、Quince2の3台。FRIGO-MAのパン・チルトカメラで確認、PackBotは照明のためにFRIGO-MAを追随する。FRIGO-MAは有線で制御するが、断線で制御不能な場合はQuince2を中継に使って無線で回収する。PackBotはFRIGO-MAを中継機として無線で操作する。これらの操作は免震重要棟からおこなう。今回はFRIGO-MAの実証試験として、線量の高い3号機R/B内の当該個所が選ばれた。ここのダクトは2月7日に設置、その際の最大被ばく線量は11.19mSvという場所。格納容器内の水が微量に漏れてるんじゃないかという話もある。4月19日参照。

1F南放水口付近(T-2)で、侵食により海底土(砂)の採取ができなくなったので代替の地点T-2-1を1kmほど南に新設した。
当社における海域モニタリングに係る採取位置に関する情報(PDF 242KB)

魚介類のサンプリング結果。10月分のまとめ。
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 673KB)
8月1日に太田川沖合1km地点で高濃度のアイナメが採取された件(8月21日参照)で、追加調査をおこなったが、採取された57尾のアイナメから高濃度のものは見つからなかった。追加で採取した海水、海底土、餌生物もとくに高濃度という事はなく、これらが原因とは考えにくい。太田川の河川水、底質の分析からも、河川の影響が原因とは考えにくい。港湾内はCsの濃度が1000Bq/L以上の高い状態が継続したことを考えると、生態学的半減期が300日程度であれば、魚のCs濃縮係数から25,000Bq/kg以上の魚の存在は可能ではある。今後は、国の研究機関などの調査と連携して原因を究明してく。また、港湾内の魚が外へ出て行かないような対策などを検討していく。

2F4号機原子炉内点検を明日から実施する。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月26日)(PDF、プレスリリース)
2F4号機は炉内の燃料を使用済燃料プールへ移動するのがすでに完了。空になった原子炉に水中カメラを入れて炉内構造物等の目視点検作業をする。


ニコ生
【11/26・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/26・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

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