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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年4月13日(金)

19:10に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは32km、地震の規模(マグニチュード)は6.0。
震度分布図(気象庁)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 114KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

01:00に1-3号機窒素ガス封入量と封入圧力が低下していることを確認。現場確認で01:30に窒素ガス分離装置(B)(=PSA3)が停止していることを確認。警報のログに01:04「圧縮機故障」警報あり。03:10に高台窒素ガス分離装置(=PSA5)を起動、03:46に窒素ガス封入を再開。窒素ガス分離装置(B)を確認したが異常は認められず04:04に起動、04:20にこちらからも窒素ガス封入を開始。高台窒素ガス分離装置と窒素ガス分離装置(B)で平行運転ののち、09:25に高台窒素ガス分装置を停止。現在は窒素ガス分離装置(B)だけで封入を継続中。今回も、7日と同じく圧縮機のフィルター目詰まりが原因ではないかもしれず、調査していく。
(以下14日の会見より)以前、停止の原因として疑われているフィルターに木の葉のような大きなゴミがついていたことがあり、これを避けるために網戸のような素材で養生をつけていた。今回、この養生に雨が降って水の膜ができており、停止はこれが原因かもしれない。窒素ガス分離装置(B)でこの養生を取り外して運転したところ、特に問題なかったので、高台窒素ガス分離装置を停止し窒素ガス分離装置(B)だけで運転している。電気系統の故障の可能性も含めて原因を調査中。

窒素ガス封入が停止した影響で、1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が再び上昇。04:00ころから上昇し始め、17:00で57.0℃。今後しばらく上昇してから下降し、もとに戻まで1週間ほどかかるだろう。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリング実施。
福島第一 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結(PDF 77.6KB)(4月17日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 22.2KB)(4月17日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続していたが10:04に停止、移送先をプロセス主建屋へ切替えて10:29に再開。

3号機使用済燃料プール内のガレキ調査を実施。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールの ガレキ撤去へ向けた内部調査について(PDF 37.7KB)
クローラクレーンに遠隔操作ユニットと水中カメラをぶら下げて免震重要棟から無線で遠隔操作した。ガレキ、鉄骨の歪んだのやコンクリート片が見られる。また、燃料交換機が燃料ラックに入った燃料の上(深さ7m)に沈んでいるのを確認。動画は週明けに提供する。
(以下16日の会見より)
使用済燃料プール 水面付近(1:00)(動画7.57MB)
使用済燃料プール 燃料ラック(1)(0:30)(動画3.59MB)
使用済燃料プール 燃料ラック(2)(1:00)(動画7.44MB)
使用済燃料プール 燃料交換機(1)(0:30)(動画3.59MB)
使用済燃料プール 燃料交換機(2)(0:40)(動画4.81MB)
屋根トラスの鉄骨のゆがんだのや燃料交換機、コンクリート片などが落ちている。重量物の荷重がどこにどのようにかかっているかはまだ分からない。燃料ラックや燃料集合体のハンドルを確認、見えた範囲で変形などはなかった。クローラクレーンから吊り下ろした水中カメラの無線遠隔操作で調査できることが分かったので、今後、調査を進めていく。
3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続していたが、11:04-13:47に付近の作業と輻輳するので一旦停止、その後再開している。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日12日に1次系の「熱交換器ユニット漏えい流量大」警報でポンプが自動停止していたが、16:04に冷却を再開。プール水温は15:00に37.6℃が最高、その後低下していて16:40に35℃(通常、プール水温はスキマーサージタンクから吸出してきたプール水の温度を測っており、循環が停止している時は測れない。15:00の温度はプールに水温計を入れて測っているので、プールの表面に近いところの温度)。「漏えい流量大」警報の原因は、計装ラインに空気を噛み込んで流量の一時的な変動が生じたためと推定。ポンプ停止時にヒドラジン注入をおこなっていたため、注入の吐出圧力が系統内を加圧して2ヵ所の漏えいが発生したものと考えている。
(以下14日の会見より)再起動時の時系列は次のとおり:流量計の計装配管内に空気の混入が見られたがその他の異常が確認できなかったので、16:04に再起動。17:35-17:56に流量計のエアベントを実施、18:10に通常流量に流量調整、流量検出器も正常であることを確認。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

昨日12日に実施した4号機5階オペレーティングフロアと原子炉ウェル水面との距離測定の結果。
福島第一原子力発電所4号機 原子炉建屋の健全性確認を目的とした水位測定について(PDF 20.5KB)

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。昨日と今日の分。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への 移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

2011年12月4日の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいと海への流出の件で、環境への影響評価を報告(3月30日に期限の延期をお願いしていたやつ)。
福島第一原子力発電所における淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの放射性物質を含む水の漏えい事象に関する指示文書等に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(続報)
「発電用軽水型原 子炉施設周辺の線量目標値に対する評価指針」(原子力安全委員会、平成 13年3月)に示された評価方法に基づき、周辺海域に生息する海産物を摂取した場合の年間の実効線量を計算した。結果は1.1×10-3mSv/year。

3月27日の2F3、4号機サービス建屋での放射能汚染の件で、分析試料等の発電所外への運搬における技術上の基準の不適合について、原因と対策を保安院と国交省へ報告。
福島第一原子力発電所から福島第二原子力発電所への試験用水の運搬に係る技術上の基準の不適合を踏まえた対応に関する報告について
1Fでの分析が不能となり、かつ、大量の分析が必要となり2Fヘの試料運搬が必須であったが、そのような状況に適応した運搬ルールが存在しなかったため不適合が生じていた、などなど。

2Fの核種分析装置が使えないため、また、2Fヘの分析試料の運搬を制限していた(3月27日の放射能汚染で)ため、除染した5、6号機T/B地下たまり水を構内散水するのを見合わせていた(3月5日参照)が、1Fで分析できるようになったので来週から散水を再開する。1Fでγ核種、トリチウム、全α、全βが分析できるようになった。

昨日12日のクラブバケット車からの燃料漏れは、燃料ラインのフィルタから漏れていることが分かった。漏えい個所に油吸着マットを敷設し、再発時用に受け缶を設置。

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送、移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更。1-3号機R/B以外の建屋開口部のダストサンプリング。


ニコ生
【4/13・11:00開始】東京電力本店より「福島第一原発1~3号機 窒素ガス封入量低下」に関する記者会見
【4/13・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/13・11:00開始 東京電力による「福島第一原​発1~3号機 窒素ガス封入量​低下」に関する記者会見
2012/4/13・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

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